ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第二章:チェルシーの凄さを斬る

「のび太。今日の放課後付き合ってくれないか?駅前に新しい美容院ができたんだ。」

 

「・・・・・美容院?」

 

レストランならともかく、何故アカメが美容院に行きたいのか理解できないのび太。

 

「のび太、わかってるでしょうね?」

 

だがチェルシーがのび太とアカメの話に割って入る。

 

「う。ごめん、アカメ・・・・・。今日は、ちょっと・・・・・」

 

申し訳なさそうにのび太はアカメの頼みを断った。

 

「ごめんね、アカメちゃん。のび太にちょっと手伝ってもらうことがあるのよ。」

 

「・・・・・・・そうか・・・・・・・」

 

誘いを断られ、肩を下ろすアカメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなやり取りを見ていた周囲の生徒たちは唖然とする。

 

「お、放課後の逢い引きか?やはり二人は・・・・・」

 

「日本っていつから一夫多妻制になったんだ。」

 

「最近なんか綺麗になったねアカメちゃん・・・・・・」

 

「チェルシーちゃん、最近なんか楽しそう・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく、だらしがないんだから。」

 

のび太は台本を読みながら申し訳なさそうに答えた。

 

「ゴメン・・・・・・・」

 

「でも鼻血はないよね。なんかエッチなことでも考えてたんじゃないの?」

 

チェルシーはいつものようにのび太を揶揄い始めた。

 

「//// べ、別にそんなこと・・・・・/////」

 

「お〜、ムキになるところがますます怪しい。」

 

「////・・・・・・このぉ・・・。//////」

 

「アカメちゃん、綺麗だったもんね〜?」

 

ぎくっ。

 

チェルシーはニャニャした顔でのび太を見つめる。

 

「ナンノコトカナ?」

 

「あっははははははは、ホントにからかいがいがあるよね。」

 

「・・・・・・でもさ、チェルシーみたいに土壇場で自分じゃない人間を演じきれるのは・・・・・・やっぱり神経のズ太さ?」

 

「わるかったわね、神経ズ太くて。」

 

のび太は頭をフル回転して考える。

 

「・・・・・・・・・僕のおかげかな?」

 

冗談交じりで言ってみた。

 

「なに言ってんの!」

 

「はは・・・そうだよね。」

 

「でも、ちょっとはあるかも。」

 

「え・・・?」

 

「のび太が近くにいると思うと安心できるし、一人じゃね・・・・・心細いから。」

 

「そうか・・・・よかった。少しは役に立ってるんだ、僕。」

 

「なに?まだ気にしてるの昨日のこと。気にしない気にしない。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「もう!なぐさめがいのない奴だなぁ、ホラ!元気出して!」

 

そう言いながらチェルシーはのび太の身体に身を寄せてくる。

 

「ありがとう、なんとかチェルシーの足を引っ張らないようにがんばるよ。」

 

「よぉし偉い!元気が出たらおなかすいたでしょ?私お手製の料理、御馳走するから期待してて。」

 

「期待してよいのやら・・・」

 

「あたしの料理の腕、知ってる癖に!」

 

「知らないよ、僕は。」

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ

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