「のび太。今日の放課後付き合ってくれないか?駅前に新しい美容院ができたんだ。」
「・・・・・美容院?」
レストランならともかく、何故アカメが美容院に行きたいのか理解できないのび太。
「のび太、わかってるでしょうね?」
だがチェルシーがのび太とアカメの話に割って入る。
「う。ごめん、アカメ・・・・・。今日は、ちょっと・・・・・」
申し訳なさそうにのび太はアカメの頼みを断った。
「ごめんね、アカメちゃん。のび太にちょっと手伝ってもらうことがあるのよ。」
「・・・・・・・そうか・・・・・・・」
誘いを断られ、肩を下ろすアカメ。
そんなやり取りを見ていた周囲の生徒たちは唖然とする。
「お、放課後の逢い引きか?やはり二人は・・・・・」
「日本っていつから一夫多妻制になったんだ。」
「最近なんか綺麗になったねアカメちゃん・・・・・・」
「チェルシーちゃん、最近なんか楽しそう・・・・・・」
「まったく、だらしがないんだから。」
のび太は台本を読みながら申し訳なさそうに答えた。
「ゴメン・・・・・・・」
「でも鼻血はないよね。なんかエッチなことでも考えてたんじゃないの?」
チェルシーはいつものようにのび太を揶揄い始めた。
「//// べ、別にそんなこと・・・・・/////」
「お〜、ムキになるところがますます怪しい。」
「////・・・・・・このぉ・・・。//////」
「アカメちゃん、綺麗だったもんね〜?」
ぎくっ。
チェルシーはニャニャした顔でのび太を見つめる。
「ナンノコトカナ?」
「あっははははははは、ホントにからかいがいがあるよね。」
「・・・・・・でもさ、チェルシーみたいに土壇場で自分じゃない人間を演じきれるのは・・・・・・やっぱり神経のズ太さ?」
「わるかったわね、神経ズ太くて。」
のび太は頭をフル回転して考える。
「・・・・・・・・・僕のおかげかな?」
冗談交じりで言ってみた。
「なに言ってんの!」
「はは・・・そうだよね。」
「でも、ちょっとはあるかも。」
「え・・・?」
「のび太が近くにいると思うと安心できるし、一人じゃね・・・・・心細いから。」
「そうか・・・・よかった。少しは役に立ってるんだ、僕。」
「なに?まだ気にしてるの昨日のこと。気にしない気にしない。」
「・・・・・・・・・・・。」
「もう!なぐさめがいのない奴だなぁ、ホラ!元気出して!」
そう言いながらチェルシーはのび太の身体に身を寄せてくる。
「ありがとう、なんとかチェルシーの足を引っ張らないようにがんばるよ。」
「よぉし偉い!元気が出たらおなかすいたでしょ?私お手製の料理、御馳走するから期待してて。」
「期待してよいのやら・・・」
「あたしの料理の腕、知ってる癖に!」
「知らないよ、僕は。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ