むかしむかしあるところにそれはそれは凶悪で、残忍で、某着武人で、人を人とも思わない悪魔のような少女がいました。
「う〜っ、ここは・・・・・」
しばらくして目を開ける。
「あっ、気がついた!!」
「のびくん・・・・・・・・・?」
気がつくと少女は少年に担がれ、暗い森の中を歩いていた。
「もうすぐ先生たちの所に着くから、頑張って!」
そう言いながら何とか少女を励ます少年。
「うん・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
気まずい空気が流れる。そんな中少女はオズオズと口を開く。
「ね、ねえ・・・・・・・」
「なに?」
「のびくんは好きなの?」
「???」
「前に言ってた『お姉さん』の事・・・・・・。」
「うん。」
「っ・・・・・」
一刀両断であった。だが彼女は勇気を振り絞り最大の疑問を口にする。
「じゃ・・・・じゃあもし私がその『お姉さん』みたいになったら、わ・・・私のこと好きになる?」
「ない。こんな腹黒悪魔冗談じゃないよ。」
ブチッ
「なってやるから見てなさい!!その時に惚れたって遅いんだから!!!」
少女は鬼神と化し、少年に羽交い締めをかける。今まで泣いていた少女とは思えない程の腕力である。
「いたたったたたたたた!!!!」
そして数年後。
「久しぶりだね。野比くんっ!!」
二人は運命的な再会を果たす。
「で?何の用?何しに来たの?」
いきなり自分の通う高校に転校してきたアイドルに呆れた視線を向ける。
「何よ、幼馴染に対してずいぶん冷たいじゃない。」
「幼馴染って・・・・・同じ幼稚園だっただけだし・・・・・」
愛想良く振舞う淑女に対し、青年は冷たく接する。
「仕事順調みたいだな。みんなにチャホヤされて気分いいだろ?」
その言葉に淑女は
「チャホヤだなんて・・・・・・そんなの・・・・・・・そんなの・・・・・・・・そんなの・・・・・」
「サイッコォォよ!!!!!!!!!!!!!!キャホ〜〜〜〜〜!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「お姫様になった気分ね!!ホーホッホ!!!!!」
『人はそう簡単には変わらない』青年は心からそう思った。
「猫かぶり・・・・・・・」
ムッ
「今のコト皆には黙っときなさいよ!?」
「フン・・・・・・・・・」
「で?何の用?用がないなら戻るけど・・・・・・・・・・」
授業中に呼び出されている為、青年は振り返り、歩き出す。
「用ならあるわよ。」
「???」
「のびくん!あなた私のマネージャーになりなさい♡」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
のび太の結婚相手は?
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