「ただいま!!」
「『お邪魔しまーす!!』」
靴を脱ぎ、野比家に上がりこむジャイアンとスネ夫。
「おい、のび太!」
「何?」
「アカメちゃんたちは?」
「みんなママとデパートに行ってるよ!」
「なあ〜んだ、つまんねえの!」
「本当だよ!これじゃ、なにしにのび太の家に来たんだが・・・・」
アカメたちが留守だと分かり、がっくり肩を下ろすジャイアンとスネ夫。とりあえず三人は二階に上がり、のび太の部屋に向かう。
「!!!」
部屋に入ったのび太たちは驚いた。
「何コレ!?」
「ど・・・・泥棒か!?」
「・・・・・・・・・・・。」
引き出しが全てこじ開けられ、玩具は全て壊され、本も全て所々破れている。まるで台風が直撃した後のようだ。
「本がメチャクチャ・・・・」
「玩具も・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
唖然としながら、辺りを見渡す。
「誰がこんな・・・・・ん?」
すると押入れの襖に大きく書かれた文字に視線が止める。
「な・・・・・何だこれ!!」
【ツバサに近づくな】
「翼に近づくなって・・・・・」
「何で翼ちゃんの名前が!?」
「どうしょう・・・これ脅迫だよね・・・・?」
慌てふためくスネ夫とジャイアン。すると後ろから
「どうかしたの?」
当の本人の翼が姿を現す。
「これは・・・・一体?」
翼は部屋の様子を見て唖然とする。
「翼ちゃん、アレを見て!!」
「え?」
翼が押入れの文字に目線を移す。
「こ・・・・・・この字・・・・・・」
彼女の顔がみるみると青ざめる。
「翼ちゃん?」
「どうしょう、野比くん!!あいつがここまでついて来た!!うわあああああああああ!!!」
泣きながらのび太に抱きつく翼。彼女の小さな体はビクビク震えている。慌てふためく彼女を宥めながらのび太は口を開いた。
「あいつっていったい・・・・・・・」
「・・・・・・私につきまとう・・・・・ストーカーなの・・・・・」
「『・・・・・・・・・・・・・』」
翼の言葉にのび太とジャイアンは目を細め、振り向くと
「僕じゃないよ!!」
スネ夫に視線を向ける。顔をブンブン横に降って否定するスネ夫。
そしてしばらくして、やっと落ち着いた翼から話を聞くことにしたのび太たち。
「元ファンの人なんだけど・・・・二年前から部屋に侵入したり、四六時中盗撮したり・・・・寝てる間に髪を切るなんてことも・・・・・」
翼の言葉にのび太とジャイアンは目を細め、振り向くと
「だから違うって!!」
スネ夫に視線を向ける。顔をブンブン横に降って否定するスネ夫。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ