「ねえ、みんな最近良い事あった?」
スネ夫の机の周りにのび太たちが集まっていた。
「昨日商店街の福引でさ、こーんな大きいケーキを当てたんだ。美味しかったな!」
「へぇー、私は映画の試写会の券が当たったわ!」
「ふ〜ん。結構みんな良い事あるんだね!」
ジャイアンは慌てた様子で口を開いた。
「俺なんか算数のテストで鉛筆転がしただけで、40点も取ったんだぜ!」
「鉛筆転がしただけって?」
「なに、それ?」
「まず、鉛筆に数字を書いてサイコロ見たいにして、転がして出た数字を答えに書くんだ。」
「『「『・・・・・・・・・・・・・・・。』」』」
ガハハと笑うジャイアンとは対照的に静香たちは呆れ顔になる。すると今度はスネ夫が自慢げに口を開いた。
「僕の場合はゴーゴーレンジャーのロボットが当たったんだ!」
「えー!?ゴーゴーレンジャーの番組限定オリジナルロボットの事!?」
「うん、それだよ!」
「えー!?本当か、スネ夫!?本当に当たったのか!?」
「うん、今度持ってくるよ!」
「凄いわね、スネ夫さん。あれって確かたった五人にしか当たらないんでしょう?」
「そうなんだよ、静香ちゃん。限定五個の超プレミアム物なんだ!いや、僕って運がいいって言うか、幸運の星の下に生まれたっていうか、やっぱり運って言うのは生まれつきなんだろうね!」
スネ夫はニヤリと笑い、のび太に視線を移す。
「で?のび太は?」
「???」
「いや、のび太は何か良い事あったのかって言ってんの!」
スネ夫とジャイアンはニヤニヤ笑い出す。実は昨日、スネ夫以上にいい思いをしたのび太だったが
「ぼ、僕は昨日・・うっ!(待て、待つんだ、僕!)」
慌てて口を閉じた。もし、昨日の事が誰かに知られたら、大変な事になる。長年鍛えた危険察知能力がそう告げていた。
「当たったよな、のび太も!」
「???」
ジャイアンはのび太の肩を叩く。
「確かこの前さ、俺が打ったボールが頭にガツンと・・・・ハハッハハッハハ!!!」
「『「ハハハハハハハハハ!!!」』」
ジャイアンだけでなく、静香やスネ夫たちも笑い出す。
そしてその帰り道。
「ハア〜っ。危ない、危ない。」
のび太は写真屋で貰ったアカメとの結婚写真を見つめる。
「こんなのみんなに見せたら何を言われるかわかったものじゃないな。」
そう言いながらのび太はみんなに写真が暴露た時の事を想像する。
『のび太さん、最低よ!』
『のび太、なんてうらやま・・・・・じゃなくて不謹慎だ!』
『悔しい、悔しい!顔も頭も僕の方がいいのに!!』
「ま、いっか。それより問題はクロメたちだ。」
もし彼女たちにバレたら、命の保証はない。アカメには誰にも言わないようにと釘を刺しておいたがいつまでもつか。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ