「・・・・・・・・・。」
少し遅くなってしまった。つい担任の先生との話が伸びてしまい、予定の時間をオーバーしてしまった。
「のび太、怒ってなければいいんですけど・・・・・・」
ついそんなことを考えるも、のび太はこんなことでは怒らない人なのは知っている。でも・・・・・そんな人だからこそ、待たせてしまったのが心苦しい。
「急がないと・・・・・・」
でも廊下を走るわけにもいかないため、シェーレはいつもよりも早足になって歩き続ける。
「失礼します。」
ノックをして声を掛けてから、シェーレは教室のドアを開けた。のび太は・・・・・・いた。頬杖をつきながら、窓から外を眺めている。
「ごめんなさいのび太、予定よりも遅くなってしまいました。ごめんなさいっ。」
シェーレは謝りながらのび太に頭を下げた。しばらく頭を下げ続けてて・・・のび太からの返事がないことに気付く。
「のび太・・・・・・?」
もしかして怒らせてしまったんじゃ・・・・。でも、それだったらのび太は返事くらいはかえしてくれるはず。
「のび太・・・・・・」
もう一度のび太の名前を読んでみる。だが返事どころかこちらを向きもせず、それどころかほとんど身動きを取らない。何か変だ。シェーレはとりあえず、のび太へ近付いてみた。そしてそっとその顔を覗き込んででみる。
「あっ。」
「すー、すー。」
「なんだ、寝てらしたんですね・・・・・。」
のび太は、頬杖をついた格好のまま目を瞑っていた。よく見ると頭は小さく呼吸に合わせて揺れている。なんて、気持ちよさそうな寝顔なんだろう・・・・・。
「うふふ、のび太ったら待ちきれなくて寝ちゃったんですね。遅くなってごめんなさい。と言っても、寝ていますから聞こえませんよね・・・・」
のび太の寝顔を見ていると、つい頬が弛んでしまうのを感じていた。シェーレはのび太の前の席を借りて、そこへと腰を下ろす。
「・・・・・・・・・・・・・」
どうするか・・・・・。こんなに気持ちよさそうなのび太を見てしまうと、起こすのがちょっと申し訳なく思えてくる・・・・。それに、のび太の寝顔を眺めていると、ちょっとした悪戯心が芽生えてきた。思わずシェーレは、教室の中に誰もいないことを・・・・。誰も自分達を見ていないことを確認するために、きょろきょろ辺りを見渡してしまう。
「誰も見てませんよね?」
な、なんだが胸がドキドキする・・・・。でもこんなチャンスは滅多にない・・・・。シェーレはそっと寝ているのび太の頬に唇を押し付けてみた。
「ちゅっ・・・・ん・・・。・・・えへへ、のび太に、キスしてしまいました。」
自分でも、頬が真っ赤に染まっていくのが分かる。恥ずかしいけど、すごく幸せな気分だ・・・・・。
「えっと、次は・・・・・・。最近、のび太はいっぱい頑張ってくれてますから・・・・・」
そんなことを呟きながら、のび太の頭をいい子いい子と撫でていく。
(もし今、のび太が目を覚ましたらきっとビックリしますよね。)
今度は、のび太の頭を抱えるようにして、ぎゅーと抱きついてみる。あぁ、なんだかすごい幸せです・・・・。
「のび太・・・・」
シェーレはのび太の頭を抱きしめたまま、そっと名前を呟き、その頭を撫でていく。
「愛してます、のび太。なんて・・・・・うふふ、寝ているとわかっていても恥ずかしいですね・・・・。でも、何度でも言わせてください。のび太、愛してます・・・・・・」
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