ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第七章:目覚めを斬る

「のび太、いつまで寝てるの!?」

 

「のび太くん、起きろ!遅刻するぞ!」

 

野比のび太、彼は寝坊で遅刻することが日常茶飯事だった。母親、猫型ロボット、幼馴染、過去に沢山の人物が手をつくしたが、ダメだった。のび太を起こすのは一苦労なのだ。そして今、そんな無謀な試練に挑戦する人間が一人。

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

アカメたちが首を長くしながらまっている。なのでそろそろ起こさないといけない。

 

「のび太、起きてください。」

 

優しい声が聞こえてきた。まずは声を掛けて反応を見てるのだろう。だが、そんなことでのび太が起きるわけがない。

 

「すー、すー。」

 

「・・・・・のび太、のび太。起きてください、のび太。」

 

軽く身体が揺すられていく。

 

「あう・・・・・・のび太、起きてください・・・・。起きてくれないと、怒っちゃいますからね。」

 

「すー、すー。」

 

「本当ですよ?私の方が、のび太よりもお姉さんなんですから。」

 

可愛らしく怒り始めた。だが、のび太はまだ起きずに机に突っ伏したままだ。

 

「もう、どうして起きてくれないんですか?」

 

ちょっと困ったかのようなシェーレの声。そしてまたシェーレはのび太を起こそうと、優しく身体を揺すりはじめる。

 

「のび太、起きてください。」

 

ゆさゆさ

 

「朝ですよ。お寝坊だと、遅刻しちゃいます。のび太、お願いですからもう起きてください。」

 

それにしても、さすがシェーレだ。のび太がしぶとく寝ていても、強引な手段をなかなかとろうとしない。もしこれがマインなら、業を煮やして暴力に訴えてくる可能性だってあるのに・・・・。

 

「もう・・・・・のび太、いい加減起きてくれないと本当に怒りますよ。」

 

だがシェーレの声には全然凄みがなかった。むしろ可愛らしい。

 

(どうしたら・・・・・)

 

シェーレは考える。

 

「!?」

 

そして名案を思いつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きてください、あ・な・た❤ふ〜〜っ❤」

 

シェーレはのび太の耳元に優しく息を吹きかける。

 

ガバッ

 

「!?」

 

のび太が勢い良く立ち上がり、

 

「・・・・え、あれ?」

 

キョロキョロ周りを見渡す。

 

「あっ、おはようシェーレ。」

 

「はい、おはようございます、あなた。」

 

頬を赤くするシェーレ。

 

「もう夕食も出来てますよ。みんな待ってるので、早く帰りましょう。」

 

「あ・・・うん・・・・・いつも悪いねぇ、シェーレ。」

 

「いいえ、あなたのためですから。」

 

はにかみながらシェーレがそう言う。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

のび太は何が起こったのか分からず混乱する。二人はしばらく見つめ合った後、家に帰っていった。

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ
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