「レオーネおはよう。」
「おはよう!」
「旦那さんもおはよう〜」
「旦那さん?」
旦那さんと呼ばれ、首を傾げるのび太。最近レオーネと一緒に買い出しするようになったせいか、のび太も普通に商店街の人たちから挨拶されるようになってきた。レオーネと付き合う以前はあまりこういうことがなかっただけに、今のこの状況に少し慣れない自分がいる。
「すごいな、これがレオーネワールドってやつか。」
「なんだそれ?」
「いや、最近僕まで商店街の人たちから挨拶されるようになったからさ。間違いなく以前とは僕の私生活がかわったみんだから色々と新鮮で・・・・」
「そんな、挨拶だけで大袈裟だな〜。」
「そうかもしれないけどさ。」
「そういえば、最近じゃお前の話がよく私の仕事場で話題にあがるんだ。」
「仕事場って・・・・・マッサージの?」
「ああ、私の仕事場ではお前の人気は今やうなぎ上がりさ。」
「そ、そうなんだ。」
「私がお前の話ばかりするようになったのも一つの原因なんだが。」
「・・・・・・。」
「私とこうして出掛けたり、毎日仕事終わりに迎えに来てくれたり・・・・最近ちょくちょく客として店に来てくれたり・・・メールも送ればちゃんと返事をしてくれる・・・・。そういう今となっては私たちの間で当たり前になってしまったことが、他の奴には凄く羨ましく見えるんだそうだ。」
「羨ましいのか。僕は未だにちょっと恥ずかしいけど。」
「そうなのか?私はもう完全に慣れた、今もこうして自然にお前の隣を歩けるだけで、毎日幸せでいっぱいだ。」
そういってのび太の腕にぎゅっと抱きついくるレオーネ。
「レオーネは本当に無邪気だね・・・・」
のび太は苦笑いする。これが周りから羨ましく見られているのは理解できるが、それがどうして自分の人気に繋がるのかはまだ理解できない。
「でもこれが僕の人気とどう関係があるんだ?」
「それはだな。」
レオーネが勿体つけるように一歩引いてのび太のことを軽く指差す。
「お前の・・・・・顔だ。」
「顔?まさか最近急に僕のイケメンっぷりにみんなが気づき始めて僕の株急上昇ってこと?」
「違う。お前が私の事を呼ぶときや、私とこうしてぴったりそばにいるとき・・・・お前の顔、凄く優しい表情になるんだ。」
「???」
「私も彼氏にあんな風な幸せそうな顔で名前で呼ばれたいとか、自分にだけあんな笑顔を向けてもらえるのってうらやましよね・・・・・って・・」
「・・・・・・・・・。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ