「のび太、はいこれ。」
「これは・・・?」
学校の休憩時間、チェルシーがノートをのび太に渡してきた。中を見たが、まだ何も書かれていない様子だ。
「これはね~・・・・・私達の交換日記なんだよ!」
得意げな表情でえっへんとえばる態度を取るチェルシー。そんな彼女は正直言って可愛かった。
「交換日記・・・・・?何で?」
小学校に通ってた頃、静香と出木杉がやってるのを見たことはあるけど・・・・・何でこの歳になってまでやる必要があるんだろうか?
「私達って、まだお互い知らないことも一杯あるよね?」
「あるの?」
「あるの!」
のび太が疑問を感じてたのが分かったのか、交換日記の意図の説明を始めるチェルシー。
「それで、やっぱり一緒に暮らしていく上で、お互いのことは分かってる方がいいよね。」
「それはあるね。」
「そこで、この交換日記の出番ってわけ。」
「・・・・・・・・・・チェルシー、歳いくつ?」
「ムカ!歳は関係ないでしょう!?この交換日記を続けていけば、お互いの性格も出てきて、相手がどんな人か分かると思うし、直接口に出せないことも、紙の日記帳だったら書けるかもしれないし、まさに一石二鳥なんだから!!」
「・・・・・・・・・・・。」
レオーネと同じでチェルシーは言い出したら聞かない。これ以上反論しても無駄か。
「分かったよ。やればいいんでしょう、やれば!」
「そうこなくっちゃ♪」
次の日の夜。のび太は、日記帳を持ちながら、自分の机に向かう。さて、と・・・・・記念すべき最初の日記で、チェルシーはどんなことを書いたんだろう。もし「今日は普通の1日だった以上」なんて書いてたら今すぐ文句を言いに行ってやる。そう決意して、のび太は意を決して、日記帳を開いた。
「!?」
最初のページに昨日の日付や天気などが記されて・・・・・・おらず、あったのは・・・・
『ーー愛しいのび太へ』
「い、愛しいって・・・・・。」
急に恥ずかしくなる。またチェルシーの悪戯か。無視して先を読もう。
『いつもやさしくしてくれてありがとう。のび太は本当に優しいね。のび太の声を聞く度、やっぱりのび太の事が好きなのだと確認する毎日。普段の態度から、こんな内容は想像もつかないかもしれない。少し子供っぽいと言われるかもしれない・・・・。けれど、私も女の子。口に出すのは恥ずかしいから、まだ胸の奥に残る素直なままの自分の言葉を伝える。のび太は私に、恋というものを届けてくれた人。だから、私の心を聞いて欲しい。私の今までの想いを。帝国が無事に革命され、私たちはそれぞれの道を歩き出した。もう殺し屋ではなくなった私は、他の皆と同じように、恋をしてみたかった。そんな時、のび太と再会した。確かに、はじめはただの擦れちがいだったかもしれない。それとも、私が見えない壁をつくっていたせいなのかも・・・・・。けれど、のび太は簡単に乗り越えてくれた。私の悩みも快く聞いてくれたし、色々な楽しみも教えてくれた。それが一番嬉しかったから・・・・だから私はのび太に惹かれたの・・・。そんな想いがしらずしらず、心の中に広がって、いつの間にかのび太を好きになっていた。チェルシーという自分を見つけられた気がした。のび太がくれたこの想いを、大切に育てていこうと思います。
だから、ありがとう。
大好き。
きっとこれからものび太の事を大好きでいます。そろそろ暑くなりますが、お腹を出したりして風邪をひかないよう、身体に気をつけて。
大好きなのび太へ』
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