「ーーーじゃあ、最後は翼だね。」
「えっ、私?」
「自分だけ言わないつもり?」
「そ、そんなぁ、恥ずかしいよ。ねえ、アカメちゃん、助けてよ。」
「私も、翼の意見を聞いてみたい。」
「だよね、ここまで来たら言わないのはズルイよね。」
「そんなぁ〜、みんな意地悪だよぉ。」
はたして、この中で一番常識人である翼はいったいどんな刺激的なことを考えてくれるのか。私はなんだか次第に楽しくなってきていた。
「刺激的・・・・なんだよね?」
「サンタのコスプレは普通だって言ってたよね。」
ああ、レオーネは意地悪だ。そうやって、逃げ道を塞ぐなんて。
「刺激的で、男の人がついムラムラ来ちゃうような格好・・・・・・・」
翼が、腕を組んでうんうんと唸っている。なんだか、首を何度も捻リながら、考えているようだ。
「じゃ、じゃあさ、こういうのはどうかな?」
翼はやけに真剣な目で私達の顔を順番に見ていく。
「あのねーーー女王様ルックはどうかな・・・・・」
「『「『「じょ、女王様ルック・・・・・!!」』」』」
「刺激的っていったら、そういうのしか思い浮かばなくて。」
翼は、なんだかやり遂げた顔でえへへと爽やかな笑みを浮かべていた。
「女王様ルック・・・・・(女王様ルックっていったら、エスデスみたいにレースでできたセクシーなスーツに身を包むのか。それでもって、ヒールの高いブーツを履いて、壁にムチや鎖がいっぱいかかってる部屋で・・・・・・『ほら、のび太。私の前に跪け!』『ひ、ひいッ!あ、アカメ様!』『うふふ、かわいいな・・・・・。怯えているのか。』『そ、そんな・・・・』『さあ、私に奉仕しろッ!!』・・・・・ってこんな感じなのか。わわわ、私はいったいどんな想像してるんだっ・・・・・!サンタの服とか、セクシー下着なんか目じゃない・・・・・。こんな格好、いくらなんでも恥ずかしい。ああ、なんとなく似合ってる自分が切ない・・・・・。も、もしこんな格好したら、のび太はどうおもうのか・・・・。私の事を軽蔑する?すごく興奮しちゃう?『調教してください!』なんて言い出したら、どうしょう。それよりも、調教ってどんなことをするんだ・・・・。ムチで叩いてロウソクを・・・・・。って、私はいったい何を想像しているんだ!そ、そんなので男は悦ぶのか・・・・・。)」
「ーーお姉ちゃん?」
「あ、アカメちゃん?」
「ーーーえ!?」
「なんだかすごく面白いことになってたけど。」
「うん・・・・顔を真っ赤にして、いろんな表情してたよ?」
私ったら、そんな変なことしてたんだ・・・・。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ