次の日、のび太は歯磨きをしながら家の郵便受けを開ける。すると
バラバラバラ。
開けた途端、大量の封筒が溢れ出る。
「!?」
地面に落ちた封筒の一つを拾い、差出人を確認する。チェルシー宛だ。よく見ると、全ての封筒がチェルシー宛だ。悪いと思いつつ、中身を確認する。
チェルシーたんへ。
いつも君の事を見ているよ。ごはんも食べれない日もあるんだ。大好きで愛してるから。絶対に僕の物にする。チェルシーたんは、僕じゃなきゃ、幸せになれない。幸せになれないんだよ。覚えておいて。僕はチェルシーたんのためなら死ねるよ。どこまでもついていくよ。一緖に幸せになろうよ。家知ってる。ごめんね。チェルシーたんを知りたくて、知りたくて、知りたくて、たまたま何となく、暇な時があったから探してたらチェルシーたんの表札見つけたんだ。野比だよね?見つけちゃったーーーーーー❤ もうチェルシーたんと一緖になれた気がして嬉しいーーーーーーー❤
Xより
そして封筒には手紙と一緖に三枚の写真が入っていた。それはチェルシーの着替え中の写真、チェルシーの入浴中の写真、チェルシーの睡眠中の写真であった。明らかに隠し撮りした物であった。
そしてその夜。のび太が居間でテレビを見ていると、
ガサガサッ!
「えっ?」
「何だ?」
突然沈黙を破る不審な物音。どうやら聞き違いじゃないみたいで、クロメが不安げにのび太を見つめてきた。
「今の・・・・・・聞いた?」
「うん、庭の方から聞こえたな。」
植え込みをガサガサと掻き分けるような音だった。
「ま、まさか・・・・・・」
頭の中に、今朝の出来事が甦る。ストーカー?まさかとは思うけど、目的はチェルシーなのか?
「ちょっと見てくる。」
「ええっ!?あ、危ないよ。」
「大丈夫だよ。ちょっと確認してくるだけだから。」
「でも・・・・・」
「このまま何も調べなくて、原因が分からないほうが、もっと怖いって思わない?」
「それは・・・・・・」
言葉を詰めらせて、クロメが窓のほうに視線を向ける。たぶん、猫か何かだと思うけど、クロメのこんな顔、ずっと見ていたくはなかった。
「すぐに戻るよ。」
「うん・・・・・気をつけてね。」
不安げなクロメの視線に見送られて、のび太は庭に出た。
「・・・・・・・・・・・。」
まさか、本当にストーカーが来てる訳はないと思うけど・・・・・・・。ちょっとドキドキしながら脚を進めていく。
ゴソゴソッ!
「(わあっ!)」
気のせいじゃない。今のはハッキリ聞こえた。
「(ごくっ・・・・・・)」
生唾を飲み込んで少しずつ移動する。音はお風呂場の方から聞こえてきた。不味い、今チェルシーがお風呂に入っている。
「!』
ザザザッッ!!
突然飛び出してきた人影が、のび太の目の前を横切る。
「だ、誰だ!?」
ダダダッッ!!
不審な二人の人物は、何かに追い立てられるように表の道路に逃げ去って、あっという間に見えなくなってしまった。
「確かお風呂場の方から来たよな・・・・・・・・」
お風呂場に目をやると、窓が少し開いている。中からはシャワーの音が聞こえてくる。そして、地面に転々と散らばる、チェルシーのきらびやかなブラジャーやショーツの数々・・・・・・。慌てて落ちている下着を拾い、干しっぱなしの洗濯物を取り込む。下着を落としていったってことは、恐らく未遂で終わったんだろう。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ