「・・・・・・・のび太、私たちのこと、好きか?」
アカメたちの細い身体がぴたりと密着する。布越しに彼女たちの温かさが伝わってくる。
「『「『「のび太(野比くん)・・・・・、好き。愛してる。」』」』」
「うん、僕もみんなのことが大好きだよ。」
アカメたちが静かに目を閉じ、唇を近づけてくる。そして唇が順番に重なっていく。
「ん・・・・・・・」
柔らかい唇から、アカメたちの気持ちが伝わってくる。僕のことを愛しているという気持ちがじんわりと伝わってくる。
「・・・・・ふぅ。キス、しちゃったね。」
クロメは穏やかな笑顔で、瞳を少し潤ませながらそう言った。
「なんだか、のび太が私のことを好きって気持ちがすごく伝わってくる。」
「不思議ですね。抱き合ってキスをしてただけなのに。」
「そうだな。不思議だ。」
僕は無邪気に笑うレオーネたちのことが愛おしくて、たまらずに
抱きしめたり、頭を撫でたりした。
「・・・・・そういえば、私たち・・・・・こんなにたくさんのものをもらったのに、クリスマスプレゼント何も用意してなかった。ここ最近、ずっとぼんやりしちゃってたからすっかり忘れてた。」
「いいんだよ。みんなをそんな気持ちにさせていたのは僕なんだし・・・・・・。それに、僕はこうしてみんなと一緒にクリスマスを過ごせることの方が嬉しいんだから。」
「『「『「のび太(野比くん)・・・・・・・・・・・」』」』」
「なあ、この部屋って随分高いところにあるよね・・・・・」
「うん。ここじゃないと見せられないから。」
「見せられないって何を・・・・・・・・?」
「ちょっと寒いけど、外に出てみない?」
「『「『「???」』」』」
僕は窓を開けると、みんなを連れてベランダに出た。
「ーーうわぁ、見て!街があんなに!」
雪がはらはらと降る中、眼下にはオネンで輝く風見市の街並みが広がっていた。
「すごい・・・・・・・・・なんて綺麗なんだろう。」
僕はこの景色をみんなに見せたかった。クリスマス、このホテルのこの階の部屋から絶景が見られると聞いて、どうにかみんなで景色を見たいと思っていた。
「ホント、綺麗だな・・・・・・・」
僕も思わず、眼下に広がる景色に見とれる。
「こんなところから、街をみるのは初めてだ。」
「僕も初めてだよ。」
「のび太は、ここから見える景色がこんなに綺麗だって知ってたの?」
「ま、まさか。こんな高級ホテル、来たのは初めてだよ。」
「だよね、日本で一番立派で大きなホテルだもんね。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ