「のび太、今回はちょっと頑張り過ぎだろ。」
「え、べ、別に大したことはしてないさ。」
「ウソだ。いくら伊奈子の手を借りたからって、学生がそう簡単に泊まれるような場所じゃないことくらい知ってるぞ。」
「・・・・・まあ、今日までずっと、学校終わったらすぐバイト先に行って、遅くまで働きづめかな。」
もちろん、伊奈子の紹介してくれたバイトだから、普通のバイトではない。肉体労働ではあるけれどちょっと特殊ではあった。
「・・・・・い、いや、別に法に触れたりいかがわしいようなことはやってないよ?」
「ふふ、わかってる。いくらなんでものび太はそこまではしない。」
アカメが腕を絡ませ、頭を預けてくる。冷たい風が吹く中、アカメとくっついている部分がやけに温かかった。
「・・・・・ありがとう。」
「え・・・・?」
「ありがとうって言っただけだ。すごく嬉しかったから。わたしは、この夜景を一生忘れない。これからどんなに凄いところへ行っても、きっとここから見た景色が一番だ。」
「大げさだよ。」
「いいや、こんなにキラキラしてて、雪まで降ってとっても綺麗だ・・・・・」
「ゆ、雪は僕が降らせたんじゃないよ。」
「ふふふ、きっとこの雪は私たちのためにすごく頑張ってくれたのび太へのクリスマスプレゼントだ。この世界には、見えないかも知れないが、ちゃんとサンタはいるんだ。本当は子供にしかプレゼントはあげないんだが、時々一生懸命頑張ってる人にもプレゼントをくれるんだ。サンタは、ちゃんとそれを見てて、プレゼントをくれるんだ。」
「そっか・・・・・。僕、頑張ったもんな。」
「そうだ、のび太は頑張ったから。」
そうだとしたら、
「私も、なにかのび太にあげないといけない。」
隣を見ると、アカメが僕の手をぎゅっと握りながら、ネオンの街並み同様キラキラと瞳を輝かせていた。
「とりあえず、私からは今これが精一杯。プレゼントは改めてする。」
そう言ってアカメは、ちゅっと僕にキスをするのだった。何度も何度もかわしたアカメとのキスだれど、それはなんだか特別に感じてしまった。ああ、この幸せがずっと続けばいいのに、そう思って彼女を抱きしめようとした瞬間ーー
「わあ、見てください!のび太!」
「私たちに見せたかったのって、本当はあれのことだったの?」」
シェーレたちの言う方向には・・・・・、
「なっ!?」
なんと、ネオンの街並みから外れたビル街にある大きなビルの側面に、窓の明かりで作られた
『ナイトレイドLove』の文字。
「え、あ、あれは・・・・・」
「すごいよ、のび太・・・・・豪華ホテルだけじゃなくてあんなのまで用意してるなんて・・・・・」
「こんな素敵なプレゼントをもらえるなんて、私たちってどれだけ幸せ者なんだろう!」
・・・・あ、あれはいったい誰が。
「『「『「ありがとう、のび太(野比くん)!」』」』」
僕には覚えがない・・・・・。けどーーー
「『「『「のび太!これからもずーっと一緒にいよう!世界中の誰よりも愛してる!」』」』」
きっとあれも、
「『「『「のび太(野比くん)、大好き!」』」』」
僕はナイトレイドのみんなと一緒になれた奇跡に感謝しながら、彼女たちもう一度キスをした。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ