「楽しかった。でも・・・・・もっとアカメの行きたいところ、行ってもいいのに。」
「えっ?」
思い返せば、今日はクロメの行きたい所ばかり行って、アカメの好きそうな所にはいかなかったな。きっと、妹や自分に気を使ってくれたんだろう・・・・そう思うと、アカメが愛おしく思える。
「楽しそうなアカメを見るのが、僕は一番嬉しいよ。」
言った途端、アカメが嬉しそうに笑った。
「のび太ーー!!」
アカメと会話をしているのび太の前にクロメがやってきた。
「クロメ、どうしたの?」
「あの・・・・ね、のび太。キスしよう!」
「・・・・・へ?」
「デートって、そういうものなんだよ!」
「で・・・・でも・・・・・あっ・・・・・」
クロメはそっと身体を寄せて、のび太の頬を挟む。白くてスベスベした手は、ポカポカと温かい。そのまま、ゆっくり顔を近づけて・・・・・クロメは、のび太に口付けた。
「ん・・・・・・・」
「・・・・あ・・・・ん・・・」
キスは、ほんの数秒だった。
「クロメ・・・・・・」
「のび太、もう一回してもいい?」
「ん?」
クロメは再びキスをした。
「んっ・・・・はぁ・・・」
「う・・・・・はぅ・・・」
先程よりもずっと長いキス・・・・身体の芯がジンジンする。昂った気持ちのまま、のび太を抱き締めた。
「のび太・・・・愛してるよ。このまま、帰りたくないな・・・」
「こ、これ以上は、ダメだよ。」
「う、うん・・・・・」
のび太はクロメの肩に手を置き、彼女を突っぱねる。そしてクロメは名残惜しそうにのび太から離れた。そんな二人の様子を嬉しそうな半面、少し寂しそうな表情で見つめるアカメだった。
そしてその夜。
「・・・・・・・・。」
のび太の部屋の前でアカメは立っていた。何度も声を掛けようとするが、その度に思い止まるが・・・・
「アカメ・・・・?どうしたの?」
襖が開き、パジャマ姿ののび太が目を擦りながら現れた。のび太はアカメを部屋に入れ、アカメと向かいながら座り込む。
「一つ頼みがあるんだ。」
アカメは何かを決意したように口を開いた。
「なに?」
「あ・・・その・・・・キス・・・して欲しいんだ。」
「え?・・・・・キス・・・・・キスッ!?」
「・・・・ダメか?」
「いやっ、全然ダメじゃないけど・・・・・。でも、どうして?」
「・・・・・・・・・・。」
頬を赤らめて目を逸らす仕草が、いつものアカメとはかけ離れていている。のび太は、ふと出会った頃のアカメを思い出す。
(アカメ・・・・・中身はあの頃と変わってないんだなあ・・・・・)
胸に込み上がった暖かさが、愛おしい気持ちに変わってゆく。
すっ・・・・・
「あっ・・・・・・」
「それじゃ・・・・するね、キス。」
「う、うん。」
・・・・・ちゅっ・・・・・
「あ・・・・・」
「ん・・・・・」
初めてのキスのあと。のび太たちはどちらからともなくまぶたを開き、見つめ合う。
「・・・・・どうだった?」
「なんか・・・不思議な気分・・・・うれしくて・・・・恥ずかしくて、くすぐったくて。でも・・・・なんかいいな。」
クスリと笑うと、アカメはくすぐったそうに身をよじる。
「のび太・・・・」
「ん?」
「もう一度、今度は私からキスしていいか?」
「え・・・・う、うん・・・・」
「それじゃ・・・・目を閉じて。」
「ん・・・・・・」
すっ・・・・・・
熱っぽい囁きに目を閉じると、首にアカメの腕が絡んできた。
「んっ・・・・・むっ・・・・」
吐息を追って、のび太の唇にアカメのキスが重なる。
「んっ・・・・・むっ・・・・んんっ・・・・」
喉が鳴ってしっとりとしたくちびるが押しつけられる。溜まり溜まった想いを込めるかのような・・・・・長い長い口づけのあと、ようやく唇が離れた。
「ん・・・・・・」
「ぷあっ・・・・ふうっ・・・これは・・・・あんまり長くしてると倒れちゃうな。」
「え・・・・アカメ、もしかして息とめてたの?」
「あ、ああ・・・・そうだけど?」
アカメの言葉にのび太は思わず吹き出してしまう。
「なっ、なんだっ。何で笑うんだ?」
「ご、ゴメン・・・・なんかアカメ、可愛くて・・・・ぷふふふっ・・・・」
「かっ・・・・かわいい?ううううっ・・・・・」
のび太の言葉にアカメの心臓の鼓動がさらに早くなる。やがてはこの場所に居ることも居た堪れなくなり、アカメは脱兎の如く部屋から走り去って行った。
「あ、アカメ!」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ