「じゃあ、今度は鬼ごっこ。」
「鬼ごっこ?」
「うん。ってことで、のび太、鬼ね。逃げろー」
チェルシーが楽しそうに身を翻した。
「じゃんけんも無しに、僕がなのー」
少し先でチェルシーが立ち止まって、振り返る。
「うん、だってのび太、男の子だもん。ほら、わたしを捕まえてごらんなさい。」
鈴のような声が跳ねる。そして、ばしゃばしゃとプールの中へと入っていった。チェルシーが走るたびに水しぶきが跳ねる。
「ったく、しょうがないな。」
のび太も自然と笑顔になって、チェルシーを追いかけた。
「あはははー、にげろー」
バシャバシャと、音をたてながら逃げるチェルシー。もともと運動神経がいい上に、ファンクラブとの追いかけっこで逃げることに関してはお手の物のチェルシー。男ののび太が追いかけても、なかなか捕まえられなかった。というか、水の中なので思うように走れないし。
「あはは、のび太、どうしたのー?」
結構、体力つかうな、これは。にしても、チェルシー、元気だなぁ。
「わ、わわっ!」
チェルシーがプール水に足をとられ、
バシャン!
水しぶきと共に、チェルシーが水中へとダイブした。
「あはは、よし、今がチャンスだ。」
チェルシーが転んでいるうちにその距離を詰める。
「むー、笑ったなー」
チェルシーは身体を起こすと、
「そりゃ、そりゃ!」
のび太に向かって水をかけてきた。
「うわっ!」
「くらえー、笑った罰だー。てりゃ!」
降り注ぐ夏の光線の下、水しぶきが舞う。
「こうなったら、こっちも」
のび太も負けじとチェルシーに水をかける。
「わわっ。のび太が水をかけるのは反則だよー」
「そんなルールはございません。」
勢いに任せて、バシャバシャと。
「むー、私だって負けないんだから。」
ふたりで水を掛け合いながら、笑顔で。なんか、ベタだった。よく漫画とかアニメとかで恋人たちがじゃれあう光景。水を掛け合いながら、少しずつ近づいていく。
「わー、来ないでー、えっちー!」
嬉しそうに、バシャバシャと。自分とチェルシーがこんなやりとりをすることになるなんて、思いもしなかった。ーー恋人、か。チェルシーは自分のことをどんな風に思っているのだろう?
「くぅ〜・・・・のび太の奴・・・・・」
そう言いながらスネ夫は隣で眠る神様ロボットに視線を向けた。彼はお昼を食べ、満腹になった体を休める為にプールサイドチェアで昼寝をしていた。もちろんお昼の代金は全てスネ夫持ちだ。
「ん?」
スネ夫はチェアの隣に立て掛けてある杖が目に入る。そして
「よし!」
スネ夫は杖を手に取ると、のび太たちに向けて光線を放った。だが光線は誤ってチェルシーに命中してしまう。すると・・・・・・・・・
「えっ!」
ふと、チェルシーの素の声が響いた。そして、
「・・・・・・・・・・。」
チェルシーの胸元から、そこを覆う布が落ちた。夏の強烈な日差しの下。白くやわらかなその双丘が晒される。その、薄桃色の先端までが、鮮やかに目に焼きついた。
「あ、あ、あ・・・・・・」
チェルシーが慌てて胸元を隠した。ってか、今のって・・・・・。鮮烈に焼き付いたイメージが脳内に蘇る。つまり、チェルシーの水着のブラが外れてしまって、チェルシーの胸が・・・・・、
「み、見た?」
「み、見てない。」
「嘘つき。」
「・・・・・うっ。」
「ホントは見えたでしょ?」
「・・・・・ちょっとだけ。」
「・・・・・うぅ〜」
チェルシーの赤い顔がさらに赤く染まる。
「のび太のえっち。」
「ご、ごめん。」
ふたりして顔を赤くして、俯く。
「別に謝るようなことでもないけど、不可抗力だし。」
「う、うん。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ