「う〜ん、無いなぁ〜」
チェルシーの水着を探しながら、泳いでいく。そして浅い所は全て探し終えた。後は深い所だけど・・・・・
「のび太〜」
「うわっ。」
チェルシーの声とともに、背中を温かい感触が包んだ。
「へっへっへ〜」
耳元で楽しそうな声。チェルシーの腕がのび太の首に回される。そして、密着する身体。これは、つまり、チェルシーに背後から抱きつかれているってことだった。ぼよん、と背中に感じるふたつの大きな膨らみ。その中心に少し硬い突起。それがのび太の背中に当たっている。
「わたし、ちょっと疲れちゃった。」
能天気な声で、そんなことを言った。
「つ、疲れたって。」
「だって、さっきからずっと泳ぎっぱなしなんだもん。だから、のび太に掴まって少し休憩ー」
「休憩って、その、僕に掴まったら・・・・・」
色々当たっているわけで。しかも、今は水着が脱げているから直接肌と肌が触れ合っていて、チェルシーの普段は隠されている場所の形とか、その感触を鮮明に感じてしまう。
「のび太。えっちなこと、考えてるでしょ?」
「あ、当たり前だろ?」
「・・・・・そっか。のび太は、私でえっちなことを考えるんだ。」
そんなの、考えるに決まってる。チェルシーは素直に可愛いと思えるし、異性としての意識もある。こんな可愛い子が彼女だったらなと思わなくもない。それに、こんな風にして、直接胸の柔らかさを感じてしまうと、何をどうやったって意識してしまう。
「へへへ〜」
なぜか、ちょっと嬉しそうに耳元に響くその声で、ますます心臓が跳ねる。
「きゅ、休憩だったら、ちょっとあの隅っこで一休みしょう。」
このまま、チェルシーにくっ付かれていたら、自分の理性がどうにかなってしまいそうだ。
「ふ〜ん、のび太は感触よりも鑑賞を楽しみたいってことですな?」
「違います。」
外れた時はあんなに恥ずかしがってた癖に、今は微妙にのび太をからかって楽しんでいる。そして、そんな小悪魔的なチェルシーの行動にドキドキしてしまう自分がいた。
誰も見ていない事を確認し、プールから上がると、チェルシーと並んで座る。幸いここはプールから離れており、完全にチェルシーとふたりきりだった。肩の触れ合う距離。そして、なるべく見ないようにはしてるけど、チェルシーの上半身は裸で。視線のすみに微かに肌色が映る。
「・・・・・あのさ。」
「ん?」
「私の胸、見たい?」
「え?」
「見てもいいよ。のび太にだったら、胸、見られても平気。」
「・・・・・・チェルシー、そんな冗談ーー」
「冗談じゃないよ。わたし・・・・・、わたし、のび太のこと、好きだから。」
ぽつりと、チェルシーの口から言葉がこぼれる。
「のび太のことが好きだから、のび太に見られると嬉しいの。すごく恥ずかしいけど、でも嬉しいの。のび太が見たいって思ってくれるのが、嬉しい。」
「・・・・・・・・・・・。」
「ねぇ、のび太。」
チェルシーが身体をひねって、のび太の顔を覗き込む。真剣な瞳で、潤んだ瞳で。
「・・・・・・好きなの。大好きなの。のび太にだったら、わたしの全部をあげることだって出来るんだから。」
恥じらいと、熱を帯びた表情で。
「のび太は、わたしのこと、好き?」
じっとのび太を見る。少し不安そうな表情。そんな表情をしていても、チェルシーは輝いていた。トクン、と心臓が跳ねる。
「好き、だと思う。」
こんなにも心臓がドキドキしているんだから。好きって言われて、こんなにも嬉しいんだから。なんせ学園のアイドルの一人だ。チェルシーのことが好きだって言う男子連中は、それこそ星の数ほどいる。そして、そんなチェルシーが自分のことを好きだと言ってくれた。だけどーー、もうひとり、大切な人の笑顔が脳裏に浮かんだ。多分、チェルシーと同じくらいに好きだと思える人。
「・・・・・そっか。」
「え?」
「アカメちゃんの事が、好きなんだ?」
「あ。え、えっと・・・・・」
なんで、わかったんだ?
「顔に書いてあるよ。アカメちゃんの事が好きなんだって。」
「・・・・・・・・・・・。」
「でも、わたしのことも同じくらい好きって思ってくれてるんでしょ?」
「ど、どうして?」
「それも顔に書いてある。」
そして、にっこりと笑みを浮かべる。前々から鋭いとは思っていたけど、ほんと鋭いよな、チェルシーは。
「わたしが単独一番じゃなくてちょっと残念だけど・・・・・・それなら・・・・・・実力行使だ。」
チェルシーがぽつりと呟いて。
「・・・・・ちゅ。」
唇が重なった。
「ん、んんんっ。」
チェルシーの柔らかい唇が、のび太の唇に重なっている。鼻からこぼれる熱い息。とろけそうなくらい、柔らかい感触。あの、チェルシーと、キスをしている。甘い、チェルシーの唇。それは一瞬のような、永遠のような。
「んふ、ん、んん。」
甘美な感触を残したまま、
「・・・・・・んふぅ。」
チェルシーの唇が離れた。顔はすぐ近くにあって、ほんの少し動かせば、もう一度キスの出来る距離。そんな距離で、
「えへへ、キス、してみました。」
少しおどけた様に、チェルシーが笑った。悔しいけど、その表情に完全にときめいてしまった。可愛いと、抱きしめたいと思った。
「今、のび太、わたしのことがもっと好きになったでしょ?」
「うぅ。」
なんかもう、完全にチェルシーにコントロールされていて、
「それじゃあ、もう一回。もっとのび太がわたしのことを好きになりますように。」
チェルシーがはにかんだ様に笑みを浮かべて、
「ん、んん。んんっ・・・・ちゅ、んふぅ・・・・・」
さっきよりもちょっとだけ深く、のび太とチェルシーの唇が合わさった。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ