ーーそして、また夜がやってきた。
「はぁぁ・・・・・・なんか、めちゃくちゃ疲れた・・・・」
いろいろあって、もう全身がくたくたになるほど疲れている。なのにベッドに横になった後もギンギンに目が冴えてまったく眠れないまま。そのまま、一時間ほども経過していた。
「今日も、いろいろあった後だもんな・・・・・・」
全然眠れやしない。ベッドに横になっていても、頭の中が煮え立つのをおさえられない。
「そうだ、気分転換にお風呂に入ろう。」
のび太は風呂を沸かすために部屋を出た。
「あれ・・・・・・風呂湧いてるじゃん・・・・・」
風呂場に来てみれば、ほっこりとした湯気をたててる湯船が目の前にあった。そういえばこの間お風呂が壊れた時、ドラえもんが修理したんだっけ・・・・。もしかしてこの風呂って24時間いつでも入れるようになったのか?そりゃ22世紀のお風呂だもんな、それくらいのシステムになってるのかも。
「はぁ・・・・・難しいことを考えるのは後回しにしよう。」
かかり湯で軽く汗を流して、さっそく湯船に浸かった。
「くはぁぁぁぁ・・・・・・熱い湯が身に沁みる・・・・・・」
肌にびりびりくるほどの湯に肩まで浸かってぼんやりと天井を見つめる。そして・・・・・結局、考えてしまうのはこれまでのこと。アカメ達がきてからの様々な光景があぶくのように頭に浮かんでは消えていく。まだ数日にすぎないのに、人生が一変する濃密な経験。だから、これからも、きっと・・・・・。と、今後の生活に思いを馳せている時だった。ふいに風呂場の扉が開いて、そしてーー。
「ーーーーあっ。」
「えっ。」
その瞬間、時間が止まったように二人は凍り付いた。
「えっと?」
「・・・・・・レオーネ?」
目の前に、レオーネがあらわれた。しかも、布きれ一枚羽織っていない、完全なる生まれたままの姿で・・・・。
「・・・・・・・・。」
今、レオーネのおっぱいが、目の前にある。
「こ〜ら。見ちゃだめ❤」
「ーーはっ、ご、ごめん!」
その甘い叱責に、宇宙の彼方まで吹っ飛んでいた意識が秒で帰ってくる。そして、最初に思い浮かべるべき疑問が遅れて思い浮かんできた。・・・・・レオーネ、なんで風呂に入ってきたんだ?
「あの、どうしてレオーネがここに?」
「どうしてって・・・・・このお風呂を沸かしたの私なんだもん。」
「あ、あぁ・・・・・・・・そういうことですか・・・・・」
自動で沸いてたんじゃなくて、レオーネの手動でしたか・・・・。常識的に考えれば、そういうことだよな。
「ご、ごごご、ごめんなさいっ、僕っ、すぐ上がるから!」
「いいよ、このまま一緒に入ろ・・・・?」
「ええええええっ。そ、それはっ、うれしい、いやそうじゃなくてさっ、流石にマズいのでは!?」
「そうかな、むしろ一回くらい入っておくべきじゃない?」
その思考回路、まったく理解不能です。謎の発言にまごまご戸惑っていると、レオーネはきわめて真面目な表情で語り出した。
「あのね考えてみて・・・・・だってね。これからはひとつ屋根のしたで暮らすんだよ。トイレでだって、お風呂だって、共同で使うんだよ?だから、一緒にお風呂に入るくらいのことでいちいち気にしてたら先が持たないでしょ?」
「そういわれれば、そうかも・・・・?」
これからは女の人に囲まれて共同生活するのだから狙ってなくても、えっちな事態に遭遇する可能性はすこぶる高い。なら、早く段階で一緒に湯船に浸かることで免疫をつくっておくのも悪い判断ではない。・・・・・っていうか、まだ免疫のついてない今が持たないですか。
「いや、でも・・・・・!」
「もぉ、難しく考えないの。ほら、温泉の混浴と思えば平気でしょ?」
「な、なるほど・・・・・混浴か・・・・・・・」
天啓をえた。・・・・・なるほど、混浴か。そう考えれば、レオーネとお風呂に入ることもまた普通のこと。
「って、そんなこと思えるわけないでしょー!あのね、心頭滅却しても火は涼しくならないんですよ!」
「でも・・・・・最近、ずっと私のことすごい見てるよね?」
「・・・・・・・・・・。」
湯の中なのに、背筋が冷たくなる。・・・・・僕の視線、レオーネにバレてたのか?
「ふふ、黙っちゃうってことは図星なんだね〜」
「えっと、あの、そのぉ・・・・・・」
「どうせなら、近くで見たくない?」
「・・・・・・えっ。」
その言葉に虚をつかれた、その隙にーー。
「とにかく、お邪魔しま〜す。」
お湯をたっぷり溢れさせながら、レオーネは湯船に浸かった。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ