数日後。
「おぉーーい!!」
商店街を歩いていたら、声を掛けられる。振り向くと、マッサージ店の前にいる女性がのび太を呼んでいた。確かレオーネと同じ店で働いている春香さんだ。その隣にはレオーネもいる。のび太は急いで彼女たちの元へ向かった。
「ちょっとちょっと、ねえ聞いてよ〜」
「どうしました?」
のび太を呼ぶなり二人は勝手に騒ぎ始めた。
「レオーネってば自分のことを『恋愛の達人だ』なんて言うんだよ。」
「恋愛の達人?」
「おいっ、なんで一々言いふらすんだよ!」
「だっておっかしいんだもん。」
春香はおっかしそうにカラカラと笑った。
「何がおかしいんだよ。」
「レオーネが恋愛の達人ってとこ。」
「何でだよ?」
レオーネは口を尖らせて語気を強める。
「なら。」
春香がのび太を見る。
「次の休日にご教授いただきましょうか。恋愛の秘訣とやらを。」
「い、いいぞ。」
「二人でナンパでもするんですか?」
「なに言ってんの、あなたも来るのよ。」
なぜかのび太も巻き込まれていた。
「三人でナンパ?」
「違うわよ。デートのシミュレーション。」
「えええええーーーーーっ!?」
いつもの巻き込まれる展開にのび太は声を上げた。
「なに嫌がってるのよ?婚約者なんでしょ?」
「そ、そうだけど、僕にも相手を選ぶ権利ぐらいあるよ!」
「おい、私じゃ不満なのか。」
のび太の不満げな発言にレオーネは声を上げた。
「でもシミュレーションするのに男は必要でしょ?」
「だったら二人で勝手にやればいいでしょう。」
「ごめん、私レズの趣味は無いから。大丈夫、本当にデートするわけじゃないんだから。ちゃんと男を用意して、達人の本気ってやつを見てみたいわけよ、私は。ーーというわけで、次の日曜10時、駅前に集合ね!」
「えええぇ〜・・・・・」
この二人は自分を無視して何を盛り上がっているのか。
「ああ、そうだ、レオーネ。これからドラッグストアに付き合って。」
「いいけど・・・・・・」
「じゃ、いこうか。」
騒ぐだけ騒いで、勝手に自己完結する春香とレオーネ。
「ーーあなた、日曜日はちゃんと来なさいよね。」
すれ違いざま、春香がのび太に耳打ちする。
「それじゃ後でな。」
「・・・・・・うん。」
レオーネは普通に手を振る。のび太の目の前で、のび太が介在せず、のび太の休日の予定が締結されていた。どうしょう。バックレようかな?約束したわけでもない。一方的な押し付けだ。なのでバックレても特に問題無い。無いのだが、仕返しに何をされるかわかったものじゃない。それなら、やるべき事はただ一つ。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ