ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第三章:恋愛の達人を斬る

数日後。

 

「おぉーーい!!」

 

商店街を歩いていたら、声を掛けられる。振り向くと、マッサージ店の前にいる女性がのび太を呼んでいた。確かレオーネと同じ店で働いている春香さんだ。その隣にはレオーネもいる。のび太は急いで彼女たちの元へ向かった。

 

「ちょっとちょっと、ねえ聞いてよ〜」

 

「どうしました?」

 

のび太を呼ぶなり二人は勝手に騒ぎ始めた。

 

「レオーネってば自分のことを『恋愛の達人だ』なんて言うんだよ。」

 

「恋愛の達人?」

 

「おいっ、なんで一々言いふらすんだよ!」

 

「だっておっかしいんだもん。」

 

春香はおっかしそうにカラカラと笑った。

 

「何がおかしいんだよ。」

 

「レオーネが恋愛の達人ってとこ。」

 

「何でだよ?」

 

レオーネは口を尖らせて語気を強める。

 

「なら。」

 

春香がのび太を見る。

 

「次の休日にご教授いただきましょうか。恋愛の秘訣とやらを。」

 

「い、いいぞ。」

 

「二人でナンパでもするんですか?」

 

「なに言ってんの、あなたも来るのよ。」

 

なぜかのび太も巻き込まれていた。

 

「三人でナンパ?」

 

「違うわよ。デートのシミュレーション。」

 

「えええええーーーーーっ!?」

 

いつもの巻き込まれる展開にのび太は声を上げた。

 

「なに嫌がってるのよ?婚約者なんでしょ?」

 

「そ、そうだけど、僕にも相手を選ぶ権利ぐらいあるよ!」

 

「おい、私じゃ不満なのか。」

 

のび太の不満げな発言にレオーネは声を上げた。

 

「でもシミュレーションするのに男は必要でしょ?」

 

「だったら二人で勝手にやればいいでしょう。」

 

「ごめん、私レズの趣味は無いから。大丈夫、本当にデートするわけじゃないんだから。ちゃんと男を用意して、達人の本気ってやつを見てみたいわけよ、私は。ーーというわけで、次の日曜10時、駅前に集合ね!」

 

「えええぇ〜・・・・・」

 

この二人は自分を無視して何を盛り上がっているのか。

 

「ああ、そうだ、レオーネ。これからドラッグストアに付き合って。」

 

「いいけど・・・・・・」

 

「じゃ、いこうか。」

 

騒ぐだけ騒いで、勝手に自己完結する春香とレオーネ。

 

「ーーあなた、日曜日はちゃんと来なさいよね。」

 

すれ違いざま、春香がのび太に耳打ちする。

 

「それじゃ後でな。」

 

「・・・・・・うん。」

 

レオーネは普通に手を振る。のび太の目の前で、のび太が介在せず、のび太の休日の予定が締結されていた。どうしょう。バックレようかな?約束したわけでもない。一方的な押し付けだ。なのでバックレても特に問題無い。無いのだが、仕返しに何をされるかわかったものじゃない。それなら、やるべき事はただ一つ。

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ
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