ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第二章:誕生日を斬る

ドスッ

 

レオーネとチェルシーは沢山の荷物を床に置く。

 

「・・・・これは何だ?」

 

全員の視線がチェルシーとレオーネに集中する。

 

「アカメ、今日は何月何日で何の日?」

 

「8月7日・・・・・・あ!」

 

アカメたちはあることに気付いた。

 

「そ、だから特製ケーキを作って、のび太の体調&ゴキゲン回復!!んで、ついでに・・・・」

 

「ついで?」

 

「日頃お世話になっているご近所さんたちに恩返しをするんだ!

 

「『名付けて・・・・B作戦!!の始動をここに宣言スル!!』」

 

レオーネとチェルシーの目が光り、シェーレとクロメはパチパチと拍手する。

 

「さーて、やるぞぉ〜!!」

 

レオーネたちは、大荷物を持って台所に入る。だが

 

【使用禁止】

 

台所の至る所に貼ってある張り紙にアカメたちは言葉を失う。

 

「のび太は私たちが勝手に料理をすると予想し、先手を打った様だな。」

 

レオーネは荷物をその場に下ろすと、アカメたちに振り返る。

 

「みんな・・・・これから私達には様々な困難が待っていると思う。だから・・・・この程度の事でひるむなんて許されない・・・・そして・・・今こそ私達の力を人のために使う時だ!」

 

「火が使えなくても・・・・・・」

 

全員の視線が電子レンジに向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?帰る家がない?」

 

「はい。お屋敷を出て散歩をしていたら、空に飲み込まれて・・・・」

 

「空?・・・・・・・あ、もしかして・・・・・」

 

少女の言葉にのび太は思い当たる節があった。時空乱流、それは時空間の乱れが生み出す、ブラックホールのような落とし穴。時間の流れが渦を巻いて乱れる。過去にククルを飲み込み、20世紀の東京に時空移動させた。ドラえもん達が最初にタイムマシンで7万年前に向かう道中で目撃する。飲み込まれた人間は、永久に亜空間をさまようか、運がよければ出口が開いて他の時代に落とされる。ドラえもんは、日本の神隠しや世界中の行方不明事件などは、時空乱流に人間が巻き込まれて消えたのではないかと、実例を挙げて説明している。ということは、目の前の少女は別の時代からやってきた可能性が多い。

 

「あの・・・・もしよかったら僕の家に来ない?」

 

「え?」

 

「いや・・・・別に疚しい事があるわけじゃなくて。君を元いた場所に帰してあげられるかもしれないんだ。」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数分後。

 

「ここだよ。」

 

のび太は家に少女を招待した。

 

「遅くなっちゃった・・・・・・」

 

お使いをしていたのを思い出し、のび太は玄関のドアノブに手をかける。

 

ドーーーーーーーーーン!!!!!

 

その瞬間、家の中から爆発音がする。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

恐る恐る玄関を開け、中に入ると、電子レンジから黒い煙が、台所の床には割れた皿の破片が、窓にはヒビが、洗濯機から泡沫が、障子には穴が、テレビの画面が割れている。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

目の前の惨状にのび太は真っ白に燃え尽きる。

 

「あ!のび太!」

 

アカメたちはのび太に気づき、近づいてくる。そして「せーの」と掛け声と同時に全員が声を揃える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『「『「のび太、誕生日おめでとう!!!」』」』」

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ
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