ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第三章:プレゼント(前編)を斬る

「『「のび太!誕生日おめでとう!!」』」

 

クラッカーが部屋中に鳴り響き、部屋中お祝いムードが流れる。そう、今日は年に一度の誕生日なのである。誕生日、それは自分がこの世に生を受けた日。誕生日、それは自分が大人になったと実感する日。誕生日、それは自分が老けたと思い知らされる日。誕生日、それは死へのカウントダウン。そしてそれはこの男にも例外ではない・・・・・・

 

「はい。私からのプレゼント!」

 

クロメが嬉しそうにプレゼントを渡してくる。

 

「ありがとう、クロメ。開けていい?」

 

「うん、いいよ。」

 

この表情・・・・・余程プレゼントに自信があるのか?

 

ガサガサ

 

クロメのプレゼントを開けて見る。

 

「これは、寝間着?」

 

可愛らしいパジャマだった。

 

「そう、私とお揃いのパジャマだよ!」

 

クロメは嬉しそうに声を上げた。つまりこれを着て一緒に寝ろと?

 

「でもサイズが合ってないんじゃ・・・・・・」

 

「合ってるよ。この間、のび太が寝ている間に測ったから!」

 

クロメ、それは犯罪だからやめなさい。

 

「ありがとう、クロメ。」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だかずいぶん分厚い包みだな。」

 

「それはボクからのプレゼント。」

 

どうやらこれはスネ夫のプレゼントらしい。

 

「この世にひとつしかない究極の逸品さ。」

 

イヤな予感。ロクなものが入ってないような気がする。しょうがない、一応開けてみるか。

 

ガサガサ

 

スネ夫のプレゼントを開けて見た。

 

「・・・・・・これ、なに?」

 

「美しいボクのブロマイド写真100枚セットさ!」

 

「・・・・・・・・・。」

 

ガサガサ

 

燃えるゴミの日にでも出すか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは、誰の?」

 

次は、大きめのプレゼントだった。

 

「あ!それ、私の!」

 

どうやらチェルシーからのプレゼントらしい。

 

「くっ・・・の、のび太さん・・・・・お、お、大きいだけよ。問題は中身なんだから!」

 

静香の言葉にチェルシーは、待ってましたと言わんばかりに声をあげる。

 

「その中身に自信があるんだ。のび太の一番好きな物だもんね♪」

 

「好きな物?」

 

ガサガサ

 

チェルシーのプレゼントを開けて見た。

 

「え?アルバム?」

 

嫌な予感がするが、一応中を見ることにした。

 

「・・・・・中に写真が入ってる?というか・・・・・・写真集か!?」

 

「『「『「写真集?」』」』」

 

(こ、これって・・・・・・。チェルシーの水着写真だよね!?待て待て!こっちは透け透けの下着姿ってやつか?は、初めてみたぞ。・・・・・・すごいぞこの胸元・・・・うぉ、・・・・・この水着。サイズあってないよな?・・・・・・・・・・・・うわあ・・・こんどは手ブラだ・・・・・・・こっちは手パンツ・・・・これはけしからん・・・・・。

 

スネ夫が見たら、鼻血を出して倒れそうな写真ばかりだ。

 

「あ、ありがとう・・・・・・・」

 

「うん♪」

 

のび太の反応にチェルシーは笑みを浮かべた。彼女は嬉しかったのだ。のび太が自分を意識しているということを実感できたのだから。もしこの姿を見られても、『なんだ』といった感じの皮肉しか返ってこなかったら、に泣き寝入りするところである。

 

「(チェルシー、凄く恥ずかしそうにしてる。僕の為に無理してくれたんだな・・・・・)」

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