「のび太・・・・。」
アカメがおずおずと封筒を差し出す。どうやらアカメからの誕生日プレゼントらしい。だが何か変だ。
「ありがとう、アカメ。」
とりあえずのび太は封筒を受けと・・・・・。
「アカメ・・・・?」
何故か封筒を離そうとしない。
「いや、何でもない。これはのび太へのプレゼントだからな。」
アカメは名残惜しそうに手を離した。
「・・・・・・・・・・。」
アカメの態度を不審に思い、封筒を開けた。
ガサガサ
「ああ・・・・・。」
中身を見た瞬間、全てを納得した。封筒の中に入っていたのはお食事券。しかも高級焼肉の食事券だった。顔を上げると、アカメが嫉妬がはっきりと映る顔で唸りながら見ている。
「アカメ。今度の休み、一緒に出かけない?」
「い、いや・・・・・・私は・・・・その・・・」
「一緒に行こうよ!」
「・・・・のび太がいいなら。」
アカメは視線を逸らす。その表情はとても嬉しそうだった。
「俺様の番だ!」
ジャイアンは自身満々に立ち上がる。そしてプレゼントを渡してきた。のび太はそれを受け取る。
「これは?」
大体想像はつくけど、一応聞いてみる。
「驚くなよ、世界で一つしかない品物だ!」
「(いいからもったえぶらずに言えよ。)」
「俺様の新曲が録音されたカセットだ!」
「(やっぱりな・・・・。ジャイアンのプレゼントといえば、これしかないもんな。)」
「ありがとう、大切にするよ。」
さて、カセットテープは燃えないゴミでいいのかな?
「次は私ですね。」
今度はシェーレがプレゼントを渡す番だ。
「こちら伝票になります。」
「???」
困惑しながら差し出された紙をみる。
「伝票・・・・・商品名は・・・・・え!?」
商品の名前を見て驚くのび太。するとシェーレはのび太に腰を屈めて近寄り、
ちゅっ
彼の唇に自身の唇をそっと押し付けた。
「『「『「『なっ!?』」』」』」
一瞬のことにのび太は目を見開いて言葉を失い、他の面々が悲鳴を上げる。ただし各々でその性質は違うようだったが。シェーレは整った顔を真っ赤に染めながら、のび太に向かって少しばかり悪戯っぽい笑顔で微笑んだ。
「御誕生日おめでとうございます・・・・」
言葉とともに彼女は離れていく。 商品名は、キス。
「ごめんな、のび太。」
レオーネは申し訳なさそうな顔でのび太を見る。
「何が?」
「実は私からのプレゼントはないんだ。」
「そう。」
大方、全部博打でスったんだろ。
「いいよ、別に。その気持ちだけで十分さ。」
粗諦めていたので、のび太は残念がる事はなかった。
「代わりと言ってはアレだけど・・・・・・」
そう言ってレオーネはのび太の手を取ると自分の胸へと導いた。
「『「『「『なっ!?』」』」』」
本日二回目の悲鳴が上がる。
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