ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第四章:プレゼント(中編)を斬る

「のび太・・・・。」

 

アカメがおずおずと封筒を差し出す。どうやらアカメからの誕生日プレゼントらしい。だが何か変だ。

 

「ありがとう、アカメ。」

 

とりあえずのび太は封筒を受けと・・・・・。

 

「アカメ・・・・?」

 

何故か封筒を離そうとしない。

 

「いや、何でもない。これはのび太へのプレゼントだからな。」

 

アカメは名残惜しそうに手を離した。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

アカメの態度を不審に思い、封筒を開けた。

 

ガサガサ

 

「ああ・・・・・。」

 

中身を見た瞬間、全てを納得した。封筒の中に入っていたのはお食事券。しかも高級焼肉の食事券だった。顔を上げると、アカメが嫉妬がはっきりと映る顔で唸りながら見ている。

 

「アカメ。今度の休み、一緒に出かけない?」

 

「い、いや・・・・・・私は・・・・その・・・」

 

「一緒に行こうよ!」

 

「・・・・のび太がいいなら。」

 

アカメは視線を逸らす。その表情はとても嬉しそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺様の番だ!」

 

ジャイアンは自身満々に立ち上がる。そしてプレゼントを渡してきた。のび太はそれを受け取る。

 

「これは?」

 

大体想像はつくけど、一応聞いてみる。

 

「驚くなよ、世界で一つしかない品物だ!」

 

「(いいからもったえぶらずに言えよ。)」

 

「俺様の新曲が録音されたカセットだ!」

 

「(やっぱりな・・・・。ジャイアンのプレゼントといえば、これしかないもんな。)」

 

「ありがとう、大切にするよ。」

 

さて、カセットテープは燃えないゴミでいいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次は私ですね。」

 

今度はシェーレがプレゼントを渡す番だ。

 

「こちら伝票になります。」

 

「???」

 

困惑しながら差し出された紙をみる。

 

「伝票・・・・・商品名は・・・・・え!?」

 

商品の名前を見て驚くのび太。するとシェーレはのび太に腰を屈めて近寄り、

 

ちゅっ

 

彼の唇に自身の唇をそっと押し付けた。

 

「『「『「『なっ!?』」』」』」

 

一瞬のことにのび太は目を見開いて言葉を失い、他の面々が悲鳴を上げる。ただし各々でその性質は違うようだったが。シェーレは整った顔を真っ赤に染めながら、のび太に向かって少しばかり悪戯っぽい笑顔で微笑んだ。

 

「御誕生日おめでとうございます・・・・」

 

言葉とともに彼女は離れていく。 商品名は、キス。

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんな、のび太。」

 

レオーネは申し訳なさそうな顔でのび太を見る。

 

「何が?」

 

「実は私からのプレゼントはないんだ。」

 

「そう。」

 

大方、全部博打でスったんだろ。

 

「いいよ、別に。その気持ちだけで十分さ。」

 

粗諦めていたので、のび太は残念がる事はなかった。

 

「代わりと言ってはアレだけど・・・・・・」

 

そう言ってレオーネはのび太の手を取ると自分の胸へと導いた。

 

「『「『「『なっ!?』」』」』」

 

本日二回目の悲鳴が上がる。

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