次の日。
「あの、すいません!」
「???」
学校の廊下を歩いていた静香の元へ一人の少女が駆け寄ってくる。それはこの学校の生徒会長だった。そんな彼女は静香の体のラインを見つめる。舐めるような視線に、静香は赤い顔で首をすくめた。
「・・・・・・これでいっか・・・・・・・」
生徒会長は小さな声でそう呟くと、静香に向き直る。
「実はおりいって頼みたいことがあるんですけど・・・・・」
「???」
「・・・・・・すごいわね・・・・・これ・・・・」
その後、生徒会長からチアリーディングの衣服を受け取った。帰宅し、早速着てみようと鏡の前に立ったのだが・・・・・。思わず赤面してしまうほど、それはきわどい格好に見えた。のび太とのデートのときに着るかどうしようか迷ったミニのワンピなんて、これに比べれば全く可愛く思える。
「丸見えよね・・・・・これ・・・・・」
スカートの裾を軽く持ち上げる。下着を隠すだけの長さは、無いように思える。まあ、だからアンダースコートをはくのだろうけど。
「肩も剥き出しだし・・・・・・」
静香の感覚からすると、肌を覆う面積がとにかく少なく思えた。それに、今の時期、こんな格好では肌寒いだろう。ただ、寒さなんて感じないかもしれない。衆人環視の中、これを着て飛び出す羞恥を思えば。
「・・・・・・外のお客様・・・・か。」
外の人に見られてしまうことを思うといかにも気恥ずかしのだが、それでも静香は決意した。この機会を逃しては、自分は一生、のび太に振り向いてもらえない・・・・・そう思ったのだ。
(でも・・・・・不思議。外の人に対してはためらいしか感じないのに・・・・・のび太さんに見てもらえると思うと・・・・・・)
想像しただけで、全身の皮膚がむずがゆくなるような、妙な感覚があるのだ。この感覚はいったい、何なのだろう?わからないが、決して不快なものではなかった。静香はブラジャーに包まれた薄いふくらみを見下ろした。鼓動が高鳴っているのがわかる。
(ドキドキしているってことなのかな・・・・・)
そんなことすらも、自分ではよくわからない。
(・・・・・のび太さんとはずっと一緒にいたいな・・・・)
先走りかしら?べつに契りを交わしたわけでもないのだし・・・・・。
(ち、契りって・・・・)
自分の思考に自分でギクッとしてしまう。
(い、いったい、私ったら・・・・・何を・・・・)
鏡に、真っ赤な顔が映っていた。鏡に顔を寄せて赤い頬を見つめる。それからふと、下着だけの自分の体を見下ろした。
(のび太さん・・・・・私のこと、どう思っているのかしら・・・・)
視線をお腹から下着、そして脚へと滑らせる。
(男の人って・・・・・やっぱりスタイルとかを・・・・)
妙な視線で自分の体を見つめていたことに気がついて、静香はハッとした。
「わ、私ったら・・・・もう・・・・」
全身がどうしようもなく火照っていた。今や顔だけではなく、全身がピンク色に上気している。
「ふぅっ・・・・・・・」
衣装をベッドに放り投げた。試着はまたあとにしよう。
この小説は続けた方がいい?
-
続けた方がいい
-
やめた方がいい