ガチン
アカメはラバックに斬りかかる。だが鎧の硬度が高い為、刃が肌まで通らない。
ガチン
「虫ケラが何人集まろうと、無駄だ。」
ドン
バキバキ
ドン
「ぐあっ。」
反撃をガードするも、アカメは吹き飛ばされる。
「ハア・・・ハア・・・・・ラバ・・・・お前、こんなに強かったのか!?」
レオーネは息を切らしながら、そう言った。
ドオン
すると突然大聖堂の天井が崩れ、周囲に煙が散る。
「・・・・・・・・・・・。」
周囲に散っていた煙がはれ、ラバックは辺りを見回す。
「逃げたか・・・・。」
ナイトレイドの姿が消えていた。すると突然声がする。
「は・・・はははははは・・・!!さすがは大将軍ですな!刺客を全員無力化させた!!」
「・・・・・・・・・・・。」
逃げたはずのボリックが戻ってきた。ラバックは無言でグランシャリオンを解除する。
「賊ごときが私を殺そうなどと百年早いのだ!!バカめ!!グズ共め!!ザマあない!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
ラバック・・・・・
「この国は不滅だ。帝国に仇なす者は全て排除する。」
何故だ、ラバ?
なんでお前が・・・・
参ったな
覚悟はしていたのに。
なんてことだ。帝国軍は進化している。私が帝国にいた時よりも・・・・・。
「なあ、みんな。気付いたか?」
アカメが食堂でレオーネ、シェーレとチェルシーに言った。
「んー何が?」
「えっ?」
「ん?」
レオーネ、シェーレとチェルシーはアカメに視線を向ける。
「大聖堂を出てから、ボスが一度も笑っていない・・・・」
「・・・・ラバのことで自分を責めてるんでしょ。」
「ええ。」
「・・・・これから先、ボスが笑うことはもう無いんだろうな。」
トントン
「のび太、ドラえもん、ご飯ができてるぞ。今日はすき焼き丼だ。しっかり食べて戦いに備えなくてはな。」
普段なら食事がのったトレイをドアの前に置くのだが、今回は様子が違う。昨日の夜に置いたトレイがそのまま残ってある。
しーん
「・・・・・のび太?ドラえもん?」
ガチャ
鍵が掛かっていない。胸騒ぎがする。アカメはすぐさま扉を開けた。
「!?」
あれからアカメたちはのび太とドラえもんを探したが見つからなかった。
「すー、すー。」
アカメは待ちくたびれて食堂のテーブルで寝てしまった。彼女の横にはのび太とドラえもんの為に作ったすき焼き丼が置いてある。
「すー、すー。」
時計の針が十二時をさそうとした時、
ゴト
そ〜
そ〜
ガチャ
ガチャ
ガト
「・・・・・こんなもんでいいか。これだけで十分だよな。」
そ〜
そ〜
「・・・・・夕食の支度したまま、寝てる・・・・いつも朝早いからな・・・・・。」
「すー、すー。」
「え〜っ、またすき焼き丼。一昨日もそうだったのに。」
「すー、すー。」
「・・・・・・・・・・・。」
ガッ
ガッ
カチャ
バタン
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他