そしてついに1分が経過した。
「さらばだ。タツミにはお前が危険種に食われたと報告しておこう。」
エスデスが剣でのび太の心臓を貫こうとした。
ガチン
だがエスデスの剣が受け止められる。受け止めたのは、クロメだった。
「『・・・・・・・・・・・・・・。」』
にらみ合う二人の少女たち。
「まさか・・・・噂は本当だったとはなあ・・・。やはり裏切っていたのか、クロメ。お前がこの男に手を貸していたとはなあ。」
「・・・・・・・・・。」
二人は背後に飛び、それぞれ武器を構える。
「ん?」
だがエスデスが付けているイヤリングから回線が入った。
「はい、分かりました・・・・。」
『「!?」』
「呼び出しだ、今日は見逃してやる。」
どうやら召集のようだ。
「だが覚えとけ。どこへ逃げても、無駄だ。お前たちの居場所は手に取るように分かるのだからな。」
『「・・・・・・・・・・・・・。」』
「次に会う時を楽しみにしてるぞ。」
そう言いながらエスデスは去っていく。
「だ・・・大丈夫!?」
クロメはのび太に急いで駆け寄る。
「僕は今から宮殿に行く!!行ってタツミに会ってくる!!」
のび太は決心する。だが彼の言葉にクロメは
「な、何に!?今、なんて言ったの?」
「エスデス、また来るって言ってた。僕たちの居場所がわかってるんだ。どうせくるなら一緒!!こっちから行くよ!!」
「な、何言ってるの、のび太!!今回は相手が違うよ!!」
猛反対する。
「何訳の分からないこと言ってんの?今の時代が気にいらないとこぼしてるだけじゃ何にもならない。だから行くよ、僕一人で!!」
「訳分からないこと言ってるのは、のび太だよ!!宮殿がどれだけ危険か分かってるの!?」
「友達が怪物にされる姿なんて・・・!!もう見たくない!!もう、誰もいなくなってほしくないいんだよ!!!」
「私は・・・・・・。」
激しい雨が降り注ぐ。
「ダメ!!絶対にダメ!!」
「クロメは何か勘違いしてるよ!道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ!!」
「ダメ!のび太がいなくなったらお姉ちゃんが悲しむし、私も嫌っ・・・!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「なら私が一人で行くよ!!私の方がそういうのに向いてるし!!」
「クロメ、一人でどうやって行くんだよ!!僕より弱いのに!!」
ブチッ
二人の堪忍袋の尾が切れた。
「じゃあ、一緒に来てよ!!!!」
クロメは精一杯叫んだ。
「うん、行ってあげる!!!」
のび太も精一杯叫ぶ。
『「!?」』
二人は驚きながら、互いを見つめ合う。
『「今、何て言ったの!?」』
クロメはのび太の手を握る。
「い・・・・・・い・・・・・・い・・・・」
「???」
「い・・・・・・い・・・・・・い・・・・」
口ごもっていたクロメが顔を上げる。
「・・・・・・一緒に・・・・・来て・・・・・・・・」
「???」
「もう・・・・・・あの頃の私には戻れない・・・・・お願い・・・・・私には・・・のび太が必要なの・・・・私と一緒に戦ってください・・・。
数時間後、ナイトレイドアジトにある時計の針が十二時をさそうとした時、
ゴト
そ〜
そ〜
玄関のドアを開け、忍び足で廊下を歩くのび太。彼は急いで自分の部屋に行き、荷物をまとめる。
ガチャ
ガチャ
ガト
「・・・・・こんなもんでいいか。これだけで十分だよな。」
そ〜
そ〜
そして食堂を通り過ぎる。するとテーブルで寝ているアカメに目が止まる。
「・・・・・夕食の支度したまま、寝てる・・・・いつも朝早いからな・・・・・。」
「すー、すー。」
そして置いたあった丼を手に取る。
「え〜っ、またすき焼き丼。一昨日もそうだったのに。」
「すー、すー。」
「・・・・・・・・・・・。」
のび太はアカメをチラ見するとすき焼き丼を食べ始める。
ガッ
ガッ
カチャ
食器を流しに置くと、アカメの方に振り向く。
「アカメ、今度こそ強くなって、帰ってくるよ!」
そ〜
そ〜
バタン
再び忍び足で廊下を歩き、玄関を閉めた。
「さあ、行こう!!」
「うん!」
重たい荷物を背負いながら、のび太たちはアジトをあとにした。
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他