「レオーネさん、遅いね。」
レオーネを待っていたが、いつまでたっても帰って来ない。辺りもすっかり暗くなり、夜の寒さは疲れている体にはこたえる。
「しょうがない、とらあえず宇宙船にもどろう。」
「うん。」
すると突然、声をかけられる。
「ねえ、どうかしたの?」
「え?え、いや、大丈夫!ちょっと歩きっぱなしで疲れただけ。」
「そう。よかった。」
振り向くとそこには・・・・・
「静香ちゃん!?どうしてこんなところに!?」
「え?」
「あれ・・・?」
「あの・・・悪いけど、人違いだと思うよ。私はサヨっていう名前なんだけど。」
「サヨ?」
「ええ。」
「ごめん!!僕の知り合いの女の子に良く似ていたものだから、つい・・・・。」
「そうなんだ。あなたが急に大きな声をだすから、私、ビックリしちゃった。」
「本当にごめん。」
「ううん。気にしないで。え、えっと・・地方から来たの?」
「え……? ううん…」
「もし今日泊まるアテがないんだったら… 私の家に来ない?」
「どうしょう、ドラえもん?」
「う〜ん。」
『「じゃあ・・・お言葉に甘えて……」』
「決まりね!!」
サヨは嬉しそうに笑った。
「まあ!別の星から?」
二人はサヨがお世話になっている家に招かれた。家には奥さんと子供が一人いた。子供の名前はローグと言うらしい。旦那さんは帝都の軍人で家には滅多に帰らないらしい。
「なんでまたこの星に?」
「それは宝を・・・」
「のび太くん!!」
いきなりのび太はドラえもんに口を塞がれる。
「えっ?宝?」
(もう!なにすんだよ!)
(のび太くん、もし宝のことを言ったら、先取りされちゃうぞ。いいのか?)
(あっ、そうか。)
「どうしたの?」
「なんでもないんです。ただの旅行です。」
するとローグがのび太の袖を掴むと、
「のび太お兄ちゃん、ローグと遊ぼ!」
「うん。いいよ!」
「この子は兄弟がいないのよ、お友達になってね。」
「もちろんです。」
すると突然、物凄い音がした。
ドオン!!
「!?」
「外からだ!」
窓を開けて外を見つめるのび太たち。
「また彼らね。」
「彼ら?」
「ナイトレイド。帝都を震え上がらせている殺し屋集団。名前の通り標的に夜襲を仕掛け、帝都の重役達や富裕層の人間が主に狙うといわれているわ。」
「一応覚悟はしておいてね。」
「・・・・・・・・・・・。」
「こんな賑やかな街なのに、悪がはびこむなんて。怖いね。」
サヨから殺し屋の事を聞かされ、おじけづくのび太。
「ねえ、帰ろうよ地球へ。」
「じゃあ、一人で宝見つけちゃおっと!!」
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他