「まったく、手こずらせおって。」
遠くでその様子を見ていた大臣がため息をつき、合図する。シコウテイザーは拳を大きく振りかぶる。
「これぞ、近接最強の武装・・・・」
拳に力が集まり、のび太に襲いかかる。
「マズイ!」
「のび太!!」
遠くで見ていたアカメとクロメが声を上げる。
「のび太と言う男・・・・運が悪かったようですね。至高の帝具では・・・・・」
「いや、それはどうかな。」
エスデスの言葉にタツミは笑みを浮かべる。
「???」
そんなタツミの様子を横で見つめるエスデス。
眠い・・・・
もう少し眠たい・・・・
このままずーっと寝てたい・・・・
もう、朝なのかな?
起きなきゃ。
起きて、また学校にいって。
宿題忘れて、立たされて。
家に帰って、ママにテストの事で叱られて。
遊びに行って、ジャイアンたちに虐められて。
家に帰って、またママに叱られて。
宿題やらずに寝る。
いつもと同じ。
平凡な日が毎日繰り返される。
そう、いつものこと・・・・・・。
「の・・・・・のび・・・・のび太!!!」
ほら聞こえてくる。一階からママが僕を呼ぶ声が。
ピタッ
ピタッ
何かが顔に零れ落ちる。
何だろう?
とても暖かい。
そしてとても懐かしい。
「まさか・・・・もう諦めた訳じゃないでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「これくらいでお前たちが死ぬとでも思っているのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「違うだろう!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「アンタたちは勝ち組。こんな所で終わるんじゃないわよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「思い出せ・・・・・お前たちが今までしてきたことを・・・・・全部!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「お前たちと出会い、命を救われた者たち・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「存在を忘れられた者・・・・・力がなく苦しんでいた者・・・・・・・故郷を追われた者・・・・・・・憎しみに囚われていた者・・・・・・・他族を拒んでいた者・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ボスも、ラバも、ブラートも、スサノオも、アカメも、チェルシーも、レオーネも、シェーレも、サヨも、クロメも・・・・・そして私も・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「なら分かるわよね?・・・・。アンタたちのするべき事・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「まだ苦しんでいる人がいる・・・・・・・アンタたちの助けを必要としている人がいる・・・・そうでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「大丈夫だ。お前たちの背には多くの意志たちが集まっている!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「お前たちは何度でも失敗する、だがその度に立ち上がれる勇気を持っている!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「もし起きられなければ、俺たちが起こしてやるよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「みんな信じてる!アンタたちならやれるって!だから・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「だから真っ直ぐ進んで!自分の意志で決められないことなんかないんだから!!!」
ザザザ
ビュー
「『「『「!?」』」』
いきなり目もくらむような光がのび太とドラえもんの体を中心にして走った。その衝撃に周りにあるあらゆる物が吹っ飛んでいく。
ドオン!!!!
「な・・・・・なんだ?なんだ、この圧力は・・・?」
ニヤリ
その様子にエスデスは驚き、タツミは笑みを浮かべる。アカメはなんとか目を開けるとそこには
「のび太くん、見せてやろう。君の・・・・僕たちの力を!!!」
「・・・・いくぞォッ!!」
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他