「『ハア・・・・・・・ハア・・・・・・・ハア・・・・・。』」
アカメとサヨは武器を構えながら、肩で息をする。
「お前たち、戦う気があるのか?そろそろ本気を出してほしいものだ。」
「『ハア・・・・・・・ハア・・・・・・・ハア・・・・・。』」
「それとも本気を出してこの程度なのか?もしそうなら・・・・・」
「『ハア・・・・・・・ハア・・・・・・・ハア・・・・・。』」
「お前たちは絶対に俺に勝つことはできないぞ。」
「ハア・・・・・・・ハア・・・・・・・ハア・・・・・。」
「やはり人間は弱い・・・・。一度とは言わず、何度でも滅ぼしてやる。」
「そんなことはさせない!!」
タツミの言葉にアカメは再び村雨を構える。
「お前はここで死んでもらう。」
アカメの言葉にタツミは眉間にシワを寄せる。
「どうやって倒すというだ。」
「こうやって倒すんだ!!」
するとアカメの代わりに背後から返答が返ってきた。
「!?」
振り向くと何万という兵がタツミを取り囲んでいた。
「アカメ、サヨまたせたな・・・良くここまで持ち堪えた、おかげで方位と布陣が整った。」
その言葉にアカメとサヨは頷く。
(よし打ち合わせ通りだアカメ。お前は兵士の中に紛れて乱戦の中で隙を見てタツミを暗殺しろ。決して焦るなよ!)
「・・・・・・・・・・・。」
(エスデスを倒すのに用意した・・・・正兵5万以上。帝具使い10人以上、プラスアカメ!!その条件を満たしたぞ。兵の総合だけみれば数百万!!)
「・・・・・どちらも間違いだな。」
勝ち誇った顔をするナジェンダにタツミは口を開いた。
「!?」
「お前の頭に浮かぶのはせいぜい2つの事だろう。『この戦力に対して相手は立ったの一人。』『何とか村雨で触れられることができれば勝機はある。』」
「!?」
「・・・・・・・両方考えが甘い!」
「・・・・なっ・・・・」
「まず一つ!エスデスより強い人間がここにる。」
タツミは左腕を正面から垂直に振り抜く。
バシッ
「!?」
するとどうだろう腕を振り抜いた方向にいた盾兵2万以上が一瞬にして真っ二つになった。
「なっ!?」
「な、なっ、どうなっている?」
「あいつ、今何しゃがった!?」
いち早く驚きの声を出したのはナジェンダであった。次いで、アカメも声を上げて驚く。一瞬で人が・・・・しかも盾兵が斬り殺されたことに全員が動揺する。まさに神隠しである。
「まさか・・・空間を切り裂いたのか!?」
「恐れるな!!消耗戦を仕掛ける!交代でぶつかっていくぞ!!」
ナジェンダの合図に兵たちは一斉にタツミに仕掛ける
「そして二つ目!お前たちは俺に触れる事など絶体にできんつ!!」
「なんだと・・・?」
タツミは人差指を太陽に向ける。
「!?」
「何をする気だ!?」
すると凄まじい熱が太陽からタツミへと送られた。
「・・・・・これは!?」
「太陽の力を・・・・。」
「取り込んでいるのか!?こんなことが・・・・」
凄まじい光が周囲を包む。
ドオーーーーーーン!!
「こ、これは・・・・・。」
目を開けたナジェンダは驚く。周囲にあった建物や岩は消滅し、あるのは見渡す限りの砂地獄。
「触れれば即ち死あるのみ・・・・!!」
凄まじい熱がタツミの体を覆う。
「お前は・・・・一体、何者なんだ!?」
動揺するナジェンダの言葉にタツミの目は鋭くなる。
「お前たちが争いの果てに生み出した・・・・大いなる遺産・・・・ってところかな。」
ゾクッ
「くっ・・・・。」
全兵士たちはとっさに
武器を構えた。
「さあ、始めよう。身の程知らずの馬鹿野郎。」
のび太の結婚相手は?
-
静香
-
ジャイ子
-
梨華
-
なつみ
-
その他