「のび太、こっちだ、こっち。」
「???」
スネ夫に呼び出され、のび太は休み時間に校庭に来ていた。そこでは土管に座って後ろを向いたままのジャイアンがいた。
「ジャイアン、のび太が来たよ!」
するとジャイアンは後ろを向きながら、紙切れを渡す。
『「???」』
スネ夫は紙切れを拾うとそこには『スネ夫、お前から話せ。』と書いてあった。
「フフフ、やっぱり照れくさいんだろうな〜」
スネ夫は笑いながら言った。
「ねえ〜、何?面白いことって?」
その様子を見て面白そうな話だと考えたのび太。
「それがさぁ・・・・・・・」
するとジャイアンは再び紙切れを渡す。
「???」
スネ夫は紙切れを拾うとそこには『笑うな!!』と書いてあった。するとスネ夫は
「笑うな。これは真面目な話。ちょっと耳貸せ。」
ゴニヨゴニョ
スネ夫がのび太に耳打ちをする。
「え〜っ!?好きな女の子が出来た!!!!」
「・・・・・・・・・・。」
「あははっははっははっはははははははっはははは!!!!」
話を聞いたのび太は思わず吹き出してしまう。
「笑うなって言ったろ、ぶん殴られたいのか?」
「オイ!!!」
のび太はジャイアンが怒りで肩を震わせるのを見て笑うのをやめて話を本題に戻す。
「いや、これは真面目な話さ。それでジャイアンはどうしたいって?」
「つまりその娘と友達になりたいんだって。」
その言葉にジャイアンは頷く。
「それならそうと、その娘にそう言えばいいじゃない。」
「自信がないんだってさ。」
「分かるな、その気持ち。」
「だろ?下手にその娘に近づいてみろ。気味悪がって逃げ出しちゃうかもね。なんせ、あの顔だもん!」
ブチッ
「そうそう、見るからに頭が悪そうな。」
ブチッブチッ
「あははははははっはっ!!」
「でも本当に悪いんだからしょうがないよね!!」
『「あははははははっはっ!!」』
ドガン!!
ドカン!!
二人は調子に乗ってどうでもいいことまでベラベラ話してしまったのでジャイアンは二人を殴りつけ、作戦を考えることを二人に命じる。
「それで相手はどこの誰なの?」
「それが・・・・分からないんだ。」
「???」
スネ夫の言葉にのび太は首を傾げる。
「実は昨日・・・・・・」
スネ夫は昨日の出来事をのび太に話した。ジャイアンを打ち負かした少女。彼女の強さと美しさ、さらにはスネ夫を助けた優しさにジャイアンは心を打たれたの事。
「特徴は?」
「えーと、黒いロングの髪に・・・・・赤いネクタイ・・・・・黒い服に・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「あっ、それから赤い瞳!!」
「!?」
その言葉にのび太は驚く。
(赤い瞳・・・・・・・赤い目・・・・・・アカメ・・・・・・まさかね・・・他人の空似だ、多分。)
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他