「のび太、お前・・・・」
「羨まし〜い・・・いや、やらしい奴だ!」
「何でみんないるんだよ!?」
「みんなでプールに誘いに来たんだよ!!」
普段なら誘わないくせに、何で今日に限って。しかも勝手に家にあがらないでほしいものだ。不法侵入だぞ。
「それで何やってんだよ、お前?」
「いや、これはその・・・・・。」
「何でみんな水着きてるんだ?」
「・・・・え・・・・・そ・・・はっ!」
するとのび太は出木杉の後ろで唖然としている静香に驚く。
(し・・・・しずかちゃん!?不味い、何でこんな時に限って・・・・・)
「どういうことだのび太ーーーーー!!?」
「ちゃんと説明しろーー!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
するとタイミング良く玄関から声がした。どうやらシェーレたちが帰ってきたようだ。
「・・・・つまりこの人たちとのび太は親戚で、幼馴染みである・・・と・・・。」
「・・・・・・そういう事・・・。」
「いい加減にしろよおまえー!!なんだよ、幼馴染みの美人って・・・!!しかも五人って!!」
そう言いながらジャイアンとスネ夫はのび太に食ってかかる。
「・・・・・・・・・・・・。」
「それじゃあ、婚約者っていうのは!?」
「(帰ってくれないかなあ〜。)・・・・事情があるんだよ、事情が。・・・他人にはかんけいないけど。」
「な、なんだとぉ・・・・!?」
するとスネ夫たちはアカメたちに詰め寄る。そして「考え直すんだ!」とか「騙されてるぞ!」とかのことを言いだした。どす黒いまでに顔面を充血させて、まさに口角沫を飛ばす勢いといった感じだ。
「・・・・・・・・・・・。」
ジャイアンたちの質問詰めに、ため息をつくのび太。
「羨ましいぞのび太!!!」
「こんな美人たちと一つ屋根の下なんて!!!」
(さっきから同じことばっか言ってるよ・・・・)。・ε・。
「いいな〜毎日一緒なんだろ〜〜?幼馴染みのお姉さんと共同生活なんて禁断だよ禁断・・・!」
今度は泣きながら訴えてくるジャイアンたち。さすがののび太もヤレヤレといった感じで口を開く。
「いくら幼馴染みとは言え、僕たちは本当の兄弟みたく育ってきたんだ。今更異性としてなんて観れるワケないよ!(嘘だけど)」
「『「『・・・・・・・・・・・・・。」』」』」
その言葉にジャイアンやスネ夫だけじゃなく、出木杉や静香も呆然とする。
「・・・・・・本当に?」
すると今まで黙っていた出木杉がジト目で口を開いた。この目はまったく信じてないな。すると静香は
「・・・そういえばのび太さん。シェーレさんたち今居候中なんでしょ?変なことしてない?」
「???」
静香の質問にジャイアンたちは息を呑む。
「大丈夫。のび太とドラえもんは紳士だよ。」
クロメの言葉にスネ夫たちは心から安心する。
だがすぐにとんでもないことを口走る。
「でも昨日ののび太の布団は寝心地よかったなぁ。今夜も寝ちゃおうかな〜♡」
「『「『「なに〜!!!!!」』」』」
「今のはどういう意味だ〜〜〜!!!!」
「事と次第によってはお前〜〜〜!!」
「布団・・・寝心地・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
のび太の結婚相手は?
-
静香
-
ジャイ子
-
梨華
-
なつみ
-
その他