「そろそろあがってのび太たちと交代してあげませんと。」
そう言いながら湯船から立ち上がるシェーレ。ちなみに、今入浴しているのはナイトレイドメンバーの五人だけである。
「!!!」
するとアカメは面白いことを思いつく。
「気配を遮断してゆっくり近づいてみないか?のび太に気取られないかゲームだ。」
「あ、面白そう!」
「気付かなかったら皆でのび太をニセモノ(エスパー)呼ばわりしゃおう!」
「それは名案!!」
ナイトレイドは楽しそうに笑みを浮かべる。
その頃、部屋では
「さあ、さあ、三人共。遠慮しないで食べてよ!」
そう言いながらお皿一杯のポップコーンを差し出すスネ夫。
「ちぇっ、ポップコーンなんかで遠慮するかよ。」
そう言いながらポップコーンを口に入れるジャイアン。
「それで話っていうのは何?」
そう言いながらドラえもんもポップコーンを口に運ぶ。
「あっ、そうそう、それなんだけどね・・・・。・・・・あのね、僕。」
「『「????」』」
その頃、部屋の外では
「これ、のび太気づいてないんじゃない?」
「だとしたら自分に自身もてるわね。」
着替えを済ませ、階段を音を立てずに登るアカメたち。
スネ夫は恥ずかしがりながら体をクネクネさせる。
「僕、好きな子がいるんだ。」
「『「!?」』」
その言葉にジャイアンはスネ夫に掴みかかる。
「まさかお前もアカメさん狙いか!?」
「違うって!」
「・・・じゃあレオーネさんか?胸はあの中で一番だからな。」
「いや違う・・」
その言葉を聞いてジャイアンは掴んでいたスネ夫の袖を離す。
「・・・・・チェルシーさんなんだ。実は最近気になってる。」
「『「・・・・・・・・・・・・。」』」
すると再びスネ夫の顔が赤くなる。
「実は僕、大人になったらチェルシーさんと・・・・その・・・・けっ・・・・・・けっ・・・・けっ・・・・けっ・・・・結婚したいんだ!」
「結婚!!!?」
「スネ夫が!!?」
「嘘!!?」
その頃、部屋の外では
「・・・ッ!?(スネ夫が私のことを・・・!全然気づかなかった。)」
すると隣にいたクロメが小声で口を開く。
「よかったねチェルシー。」
「う・・・」
その言葉に多少動揺するチェルシー。
「スネ夫がチェルシーことを・・・これは面白くなってきた〜。」
レオーネは笑みを浮かべる。
「何言ってるのスネ夫?」
「俺たちまだ学生だぜ!」
「そうそう。」
そう言って笑い出すドラえもんたちにスネ夫は呆れる。
「君たちは分かってないな〜。」
「『「???」』」
「いいかい?こういう事は今から準備しとかないとダメなんだ。大人になってからじゃ、手遅れなんだよ!人生にはそれくらいの計画性が必要なのさ。」
「『計画性!?』」
「・・・・・・・・・。」
「そこでチャンスがあったらそれとなく彼女に知らせて欲しいんだ、僕がいかに優れた少年であるかを。」
「『「優れた少年!?」』」
「頼んだよ。」
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他