ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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短いです。


第十章:計画性を斬る

「そろそろあがってのび太たちと交代してあげませんと。」

 

そう言いながら湯船から立ち上がるシェーレ。ちなみに、今入浴しているのはナイトレイドメンバーの五人だけである。

 

「!!!」

 

するとアカメは面白いことを思いつく。

 

「気配を遮断してゆっくり近づいてみないか?のび太に気取られないかゲームだ。」

 

「あ、面白そう!」

 

「気付かなかったら皆でのび太をニセモノ(エスパー)呼ばわりしゃおう!」

 

「それは名案!!」

 

ナイトレイドは楽しそうに笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、部屋では

 

 

「さあ、さあ、三人共。遠慮しないで食べてよ!」

 

そう言いながらお皿一杯のポップコーンを差し出すスネ夫。

 

「ちぇっ、ポップコーンなんかで遠慮するかよ。」

 

そう言いながらポップコーンを口に入れるジャイアン。

 

「それで話っていうのは何?」

 

そう言いながらドラえもんもポップコーンを口に運ぶ。

 

「あっ、そうそう、それなんだけどね・・・・。・・・・あのね、僕。」

 

「『「????」』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、部屋の外では

 

「これ、のび太気づいてないんじゃない?」

 

「だとしたら自分に自身もてるわね。」

 

着替えを済ませ、階段を音を立てずに登るアカメたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スネ夫は恥ずかしがりながら体をクネクネさせる。

 

「僕、好きな子がいるんだ。」

 

「『「!?」』」

 

その言葉にジャイアンはスネ夫に掴みかかる。

 

「まさかお前もアカメさん狙いか!?」

 

「違うって!」

 

「・・・じゃあレオーネさんか?胸はあの中で一番だからな。」

 

「いや違う・・」

 

その言葉を聞いてジャイアンは掴んでいたスネ夫の袖を離す。

 

「・・・・・チェルシーさんなんだ。実は最近気になってる。」

 

「『「・・・・・・・・・・・・。」』」

 

すると再びスネ夫の顔が赤くなる。

 

「実は僕、大人になったらチェルシーさんと・・・・その・・・・けっ・・・・・・けっ・・・・けっ・・・・けっ・・・・結婚したいんだ!」

 

「結婚!!!?」

 

「スネ夫が!!?」

 

「嘘!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、部屋の外では

 

「・・・ッ!?(スネ夫が私のことを・・・!全然気づかなかった。)」

 

すると隣にいたクロメが小声で口を開く。

 

「よかったねチェルシー。」

 

「う・・・」

 

その言葉に多少動揺するチェルシー。

 

「スネ夫がチェルシーことを・・・これは面白くなってきた〜。」

 

レオーネは笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何言ってるのスネ夫?」

 

「俺たちまだ学生だぜ!」

 

「そうそう。」

 

そう言って笑い出すドラえもんたちにスネ夫は呆れる。

 

「君たちは分かってないな〜。」

 

「『「???」』」

 

「いいかい?こういう事は今から準備しとかないとダメなんだ。大人になってからじゃ、手遅れなんだよ!人生にはそれくらいの計画性が必要なのさ。」

 

「『計画性!?』」

 

「・・・・・・・・・。」

 

「そこでチャンスがあったらそれとなく彼女に知らせて欲しいんだ、僕がいかに優れた少年であるかを。」

 

「『「優れた少年!?」』」

 

「頼んだよ。」

のび太の結婚相手は?

  • 静香
  • ジャイ子
  • 梨華
  • なつみ
  • その他

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