「転入生のアカメさん、クロメさん、チェルシーさんだ。彼女たちは帰国子女でこの春、日本に来たそうだ!みんな仲良くしてやってくれ!」
「うわあ、すげえ美人・・・・」
「俺、このクラスでよかった!!」
「でも、どこかで見たような・・・・。」
教室はアカメたちの登場で盛り上がっている。アカメたちは周囲を見渡し始める。
「あっ!」
「!!!」
「いた!!!」
そして最悪にものび太の姿を見つけてしまう。
「『「のび太!!!」』」
嬉しそうに大声で手を振るアカメたち。
「ちょっと、待って。何でみんながここに!?」
もっともらしい疑問をのび太が三人に投げかけた。
「『だって・・・・・』」
のび太を含むクラス全員の視線が三人に集中する。
「いつものび太の側に居たかったんだも〜ん!」
笑顔のままクロメはそう答える。するといきなりのび太に男子全員の殺気が突き刺さる。
「ゴメン、のび太。でもどうしても我慢できなくて〜♡」
そう言いながら態とらしく顔を赤らめるチェルシー。
「/////・・・・・・・・・・・。////」
「何を赤くなっている?」
アカメの問いにのび太は吐き捨てるように答える。
「えっ!?・・・なっ・・・・なんでもないよ。」
「ハア〜ッ。」
屋上に疲れた様子で寝っころがるのび太。
(ああ、そうだ。アカメに弁当を貰ってこなきゃ。)
そう思い、疲れた体に鞭を打つのび太。すると
スッ
「お疲れ様です。」
のび太の分の弁当が横に置かれる。体を起こすと
「シェーレ?どうしてここに?」
「のび太が心配だったのでつい・・・・」
シェーレはそう言うとのび太の隣に座る。
「・・・・・・・・うん、ありがとう。そうだ、せっかくだから一緒にお弁当食べようよ!!」
「いいんですか?」
「勿論!!」
そう言うとお弁当箱を開け、お昼を食べ始める二人。すると
「・・・・・・安心しました。」
「???」
「やっぱりあなたは変わってませんね。私の良く知る強くて優しい人です。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「正直不安だったんです。タツミを倒した時、のび太も人を憎んで信じなくなってしまうんじゃないかって。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
するとシェーレは前にドラえもんが話した事を思い出す。
「地球に帰ってきた次の日、のび太くんは学校に行ったんだ。けど白い髪や赤い瞳のせいでみんながのび太くんを気味悪がったんだ。そしてしばらくして容赦ないイジメが始まったんだ。来る日も来る日みも、机に悪戯書き、体操着の紛失、下駄箱にゴミの山。いつもボロボロになりながら家に帰って来たよ。僕が怒りながら、『秘密道具で仕返ししょう』って言ってけど。のび太くんはそれを止めたんだ。何故って聞いたら・・・『これは報』だって・・・・。」
「信じていたからね。」
「???」
「アカメたちにまた会えるような気がしたんだ。だからその時まで僕は僕で居続けようと思ったんだ!」
「・・・・・・・・・・。」
「来てくれてありがとう、シェーレ!」
のび太の言葉に自然と笑顔になるシェーレ。
「こちらこそのび太・・・・・。」
おかげで役に立てることをもう一つ見つけました。
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他