のび太たちがお昼を食べてる姿をコッソリ屋上の扉から覗く少女。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
彼女は屋上で楽しそうな声を聞いたので、今こうして弁当を持ってやってきたのである。そして扉を閉め、物思いにふけっていると
ギイーッ
「静香ちゃん?」
「えっ!?・・・・のび太さん!?」
お昼を食べ終えたのび太たちが教室に戻ろうと屋上の扉を開けた。
「何してんの?」
すると静香はワナワナと震えだした。
「どうしたの、プルプル震えちゃって?トイレなら今のうちに・・・・。」
「のび太さんったら、私と一緒にお昼を食べられなくても、シェーレさんとだったら食べるのね!!!」
「???」
「アンタって何考えて生きてるの!?」
「それは・・・『何ーっ!!!』』
怒りのあまり乱暴な言葉遣いになる静香。彼女が何を言いたいのかさっぱり分からず混乱するのび太とシェーレ。
「もうのび太さんなんかしらない!!!」
そう言うと静香は怒って階段を降りて行った。
「・・・・・・・・・・・・。」
そして後には大量の???を頭に浮かべたのび太とシェーレだけが残された。
「もうーっ!!何よあの態度、のび太さんったら!!デレデレしちゃって、情けない!!」
彼女の機嫌はますます悪くなっていく。
「シェーレさんもシェーレさんよ、出木杉さんなら納得できるけど、何が良くてのび太さんなんかと。」
すると突然声をかけられる。
「あ、あの・・・すいません。」
「ああん、何よっ!?」
おずおずと切り出してきた声の主を思い切り睨みつける。 ひぃ!?と怯えた声をあげたが、男性は勇気を振り絞って告げた。
「あの・・・職員室はどういったら・・・・。」
「そこの角を曲がって左よ!」
そして放課後、
「キーンコーンカンコン!!」
「さて。帰ろうか、みんな。」
そう言って振り向くのび太だったが
「チェルシーは目が綺麗だよなー、私もカラーコンタクトにしょうかな?」
「あんたねぇ、鏡を見てから言いなさいよ。」
「でもほんと、いいよねー。羨ましい。」
「みんなの瞳も、すごくキレイだよ?」
「それに、アカメちゃんって日本語上手だよね。」
「//////あ、ありがとう。///////」
「おいみんな!もう放課後だぞ!質問は全部明日だ。解散解散!質問忘れそうなら手にでも書いといて!」
「なんだよー。独り占めするつもりか?」
「帰ったら一緒なんだろう?だったら、学校じゃ俺たちを優先すべきだろ」
「なんか野比くん、マネージャーみたい。」
放課後になって30分。まだ質問責めが終わらない。一人で勝手に帰ってもいいんだろうけど・・・・・この三人、見張っておかないと、何言うかわかったもんじゃない。明日登校したら、すでに3人の子持ちぐらいの誤解が生まれそてそうだ・・・・。
「とりあえずあとちょっとだけだから、ね?ね?いいでしょ?」
(15分前にもそんなこといってたよね・・・。)
そんなことを思っていると、
ビシッ!!!
いきなり教室のドアが開き、大勢の生徒がドッと入ってきて、のび太は驚きから言葉を飲み込んだ。
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他