ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第十七章:嫉妬を斬る

のび太たちがお昼を食べてる姿をコッソリ屋上の扉から覗く少女。

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

彼女は屋上で楽しそうな声を聞いたので、今こうして弁当を持ってやってきたのである。そして扉を閉め、物思いにふけっていると

 

ギイーッ

 

「静香ちゃん?」

 

「えっ!?・・・・のび太さん!?」

 

お昼を食べ終えたのび太たちが教室に戻ろうと屋上の扉を開けた。

 

「何してんの?」

 

すると静香はワナワナと震えだした。

 

「どうしたの、プルプル震えちゃって?トイレなら今のうちに・・・・。」

 

「のび太さんったら、私と一緒にお昼を食べられなくても、シェーレさんとだったら食べるのね!!!」

 

「???」

 

「アンタって何考えて生きてるの!?」

 

「それは・・・『何ーっ!!!』』

 

怒りのあまり乱暴な言葉遣いになる静香。彼女が何を言いたいのかさっぱり分からず混乱するのび太とシェーレ。

 

「もうのび太さんなんかしらない!!!」

 

そう言うと静香は怒って階段を降りて行った。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

そして後には大量の???を頭に浮かべたのび太とシェーレだけが残された。

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうーっ!!何よあの態度、のび太さんったら!!デレデレしちゃって、情けない!!」

 

彼女の機嫌はますます悪くなっていく。

 

「シェーレさんもシェーレさんよ、出木杉さんなら納得できるけど、何が良くてのび太さんなんかと。」

 

すると突然声をかけられる。

 

「あ、あの・・・すいません。」

 

「ああん、何よっ!?」

 

おずおずと切り出してきた声の主を思い切り睨みつける。 ひぃ!?と怯えた声をあげたが、男性は勇気を振り絞って告げた。

 

「あの・・・職員室はどういったら・・・・。」

 

「そこの角を曲がって左よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして放課後、

 

「キーンコーンカンコン!!」

 

「さて。帰ろうか、みんな。」

 

そう言って振り向くのび太だったが

 

「チェルシーは目が綺麗だよなー、私もカラーコンタクトにしょうかな?」

 

「あんたねぇ、鏡を見てから言いなさいよ。」

 

「でもほんと、いいよねー。羨ましい。」

 

「みんなの瞳も、すごくキレイだよ?」

 

「それに、アカメちゃんって日本語上手だよね。」

 

「//////あ、ありがとう。///////」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいみんな!もう放課後だぞ!質問は全部明日だ。解散解散!質問忘れそうなら手にでも書いといて!」

 

「なんだよー。独り占めするつもりか?」

 

「帰ったら一緒なんだろう?だったら、学校じゃ俺たちを優先すべきだろ」

 

「なんか野比くん、マネージャーみたい。」

 

放課後になって30分。まだ質問責めが終わらない。一人で勝手に帰ってもいいんだろうけど・・・・・この三人、見張っておかないと、何言うかわかったもんじゃない。明日登校したら、すでに3人の子持ちぐらいの誤解が生まれそてそうだ・・・・。

 

「とりあえずあとちょっとだけだから、ね?ね?いいでしょ?」

 

(15分前にもそんなこといってたよね・・・。)

 

そんなことを思っていると、

 

ビシッ!!!

 

いきなり教室のドアが開き、大勢の生徒がドッと入ってきて、のび太は驚きから言葉を飲み込んだ。

のび太の結婚相手は?

  • 静香
  • ジャイ子
  • 梨華
  • なつみ
  • その他

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