翼はのび太の机の前までやってくる。
「何?」
「二人っきりで話がしたいの、一緒に来て!」
「今、授業中。」
「二度も言わせないで。」
すると翼は先生の方を向くと、
「特別に許可して貰えるわよね、先生?」
「・・・・・どうぞ。」
「えっ?」
先生の有りえない答えにクラス全員が目を丸くする。すると
「ちょっと、待って。のび太に用があるならここでいいでしょう。」
そう言いうとチェルシーは翼を睨みつける。
「あなたとは関係ない話よ。私はノイズの無い所で話したいの。」
二人の間に火花がちる。のび太はため息をつくと、
「分かったよ。」
そう言うとのび太と翼は教室を出て行く。
「大変だ!!!アイドルの伊藤翼ちゃんがのび太に告白する。」
「何!!!!!!!!!!!!!!!?」
「嘘だろう!」
「何で!?」
「俺の心の花嫁が!!」
「翼ちゃんすっごい大胆!」
「キャア〜ッ!!流石、アイドル!」
そして場所は変わって学校の校庭
グラウンドで見つめ合う二人の男女。そしてコソコソ何かを話している。そんな二人を教室の窓から見守るクラスメイトたち。
そして放課後、
「のび太。明日、デパートに行くわよ!」
チェルシーはカバンを片手にそんなことを言った。
「あっ、ごめん。明日は無理なんだ。」
「用事でもあるの?」
「うん、まあ・・・・・ねえ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
そして次の日、
「随分、オシャレしてるね。」
のび太の気合が入った服装に全員が驚く。
「もしかして・・・・・・デート?」
「そんなんじゃ・・・・『ガシャン!!』!?」
すると台所で何かが割れる音がした。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「あっ、ああ、何でもない。大丈夫だ。」
するとのび太は改めてネクタイを締めると
「それじゃあ、行ってきます!!」
家を出て行った。
「何か、怪しいな・・・・」
レオーネは笑みを浮かべ、アカメは眉間にシワを寄せ、クロメはほっぺをプクーッとふくらませる。そしてチェルシーは
「・・・・・・・・・・・。」
無言でその様子を見つめる。
そしてデパートの入り口
「あっ、いた。」
帽子とサングラスをかけて、遠くからのび太を監視するアカメたち。そしてしばらくすると、同じく帽子とサングラスをかけた少女がやってきた。
「あっ、あれって・・・・・。」
「伊藤翼だ。」
「間違いない。」
すると壁に寄りかかっていたチェルシーは
「ねぇ・・・・尾行なんてやめない?」
そんな彼女にレオーネたちは
「何言ってんだよ!婚約者として私たちには知る権利がある!」
「そうだよ、チェルシーは気にならないの?」
「うっ・・・・・う〜ん。」
のび太と翼は何かを話した後、デパートの中へと消えて行った。その後を必死で追いかけるアカメたち。
のび太の結婚相手は?
-
アカメ
-
クロメ
-
チェルシー
-
シェーレ
-
レオーネ