そしてのび太たちはその後、色んな店を回った。そしていつもよりその表情は楽しそうであった。そんな様子を遠くから見ているアカメたちは何故か複雑で、悲しい気持ちになっていく。しばらくすると二人は喫茶店に入っていった。二人は席につくと、飲み物を注文する。
「ん〜、声は聞こえないけど、中々良い雰囲気だな。」
「そうですね。」
そしてそんな二人の様子を遠くから双眼鏡で見守るアカメたち。
「まさかのび太、あんな女と本気で?」
そう言いながら不安を隠しきれないクロメ。
「しかし、何とか聞こえないものかな?」
「無理ですよ。こんなに離れてるんだから・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
するとレオーネは
「私に任せとけ!」
ライオネルを付けると獣化する。彼女は耳を動かしながら二人の会話を聞き取る。
喫茶店の中:
「実はその、私好きな人がいたの。」
「えっ!?」
翼の発言にのび太は驚く。
喫茶店の外:
ピクピク
「えーと、なになに・・・・・『実はのび太、好きな人はあなたなの。』」
「『「『「えっ!?」』」』」
レオーネの発言にアカメたちは驚く。
喫茶店の中:
「好きな人?」
「ええ。」
喫茶店の外:
ピクピク
「えーと、なになに・・・・・『ぼ、僕も好きです。』」
「『「『「えっ!?」』」』」
レオーネの発言にショックを隠しきれないアカメたち。
喫茶店の中:
「その好きな人って?」
「昔、一緒に仕事をした俳優さんよ。昔はとってもカッコ良かったんだけど・・・・会うたびにメチャメチャな性格。あっ、いや。元からメチャメチャだったんだけど・・・・。」
喫茶店の外:
ピクピク
「えーと、なになに・・・・・『その好きなところって?』『好きな所は若旦那で、可愛い所で、もうメチャクチャに。いやもっとメチャクチャにしたいんだけど。」
「『「『「・・・・・・・・・・・・・・・。」』」』」
レオーネの発言に唖然とするアカメたち。
喫茶店の中:
「でも好きだったの?」
喫茶店の外:
ピクピク
「『なら好きにして!』」
ガシャン!!!!!!!!
「『「『「・・・・・・・・・・・・・・・。」』」』」
レオーネの発言にアカメたちの頭の中で色んな物が音を立てて崩れ落ちる。
喫茶店の中:
「向こうがどう思っていたかは分からないけど、気持ちって中々変えられないわよね。」
「そうだね、気持ちは中々。」
喫茶店の外:
ピクピク
「『私は思いのほかテクニシャンで、気持ち良くなるよう変えてみせるわ。』」
「『「『「//////////・・・・・・・・・・・・・。//////////」』」』」
アカメたちの顔はまるでオーバーヒート寸前の様に真っ赤である。
「『それはいい気持ちいいなら!!!』」
ブチッ
「もう我慢できない。」
アカメは村雨を鞘から引き抜く。
「アカメ、落ち着いてください!!!」
「そうだよ、お姉ちゃん!!」
クロメたちは必死でアカメをなだめる。
のび太の結婚相手は?
-
アカメ
-
クロメ
-
チェルシー
-
シェーレ
-
レオーネ