ナレーター:屋敷から抜け出そうとするロミオ、召使の制止も聞かず・・・・ジュリエットの元に行こうとします。すると
「ロミオだな。」
「???」
呼ばれて振り返ると、やけに屈強な男たちが数人立っていた。
「我々はキャピュレット家の親戚であり、同時にチェルシーさんの親衛隊である。用件だが・・・・言わなくてもわかるだろう?」
「???」
「チェルシーさんにまとわりついている虫がいると聞いてな、駆除に来たんだよ。」
「虫?」
「大体貴様、源さんという存在がありながら、チェルシーさんとも仲良くするとはどういうことだ!」
「・・・・・・・・・・。」
のび太と静香は幼馴染みということで、一緒に行動することが多い。学校においてそんなのは、カップル以外にはあり得ないわけで、だから勘ぐられもするのだろうが・・・・。でもそれは今では昔の話、アカメたちが来てからというもの、静香と関わることはめっきり減ったのである。
「いいじゃん別に・・・・友達なんだから。」
その言葉に親衛隊は激怒する。
「くっ、この野郎!チェルシーさんにちょっと優しくされたからって、調子に乗りやがって!」
「やはり教育が必要なようだな。殺っちまえ!!」
だがそれをロミオは「慌てるな」と制する。
「悪いけど、これから用があるんだ。またにしてくれ(時間も押していることだし)。」
「随分と余裕があるようだが、俺たちをすこし舐めすぎじゃないか?こう見えても全国空手大会出場の強豪と言われているんだぜ。」
話を聞いてくれそうにない。
「しょうがないな〜」
ロミオは大きなため息をついた。
そして数分後、
「くぅ・・・っ、ま、まいった・・・・」
「な、なんだこいつ・・・・なんでこんなに強いんだ・・・?」
ナレーター:ロミオは倒れている男たちの体を踏みながら、先を急いだ。
「待てーーーーーーーーい!!」
ナレーター:森を出たところで、また体育会系っぽい男共に呼び止められる。
「誰?」
「我々はキャピュレット家のものだ!同時にレオーネさんの親衛隊でもある。」
「・・・・・・・・・。」
観客席ではレオーネが必死に笑いをこらえているのがわかる。
「なんか用?」
せっかく劇が上手くいってたのに、これでは台無しである。
「決まってるだろう!ロミオ、お前は!お前というやつは!常に我が校の美人どころを周りにはべらせている!それはいったいどういうことなんだ!?」
「・・・べつにはべらせてなんかないけど。」
「昼はいつも一緒にメシを食っているだろう!」
「それだけじゃん。」
「朝も一緒に登校しているだろう!」
「それだけじゃん。」
「レオーネさんを始め、100万ドルの笑みがお前だけに向けられているだろう!」
(あのね・・・・・・)
怒りを通り越して呆れてくるロミオ。
「あっ、ああっ・・・それに引き換え俺たちは・・・・!し、親衛隊であるところの俺たちはぁっ・・・・!声もかけられない、笑みも向けられない・・・・ただ残り香を嗅ぐことだけしかできないぃ・・・・!」
「・・・・・・・・・・・。」
「ふふふ、これから我々の力をみせつけてやるとしょう。」
そう言いながら腕を鳴らす親衛隊。
そしてまた数分後、
「ぐわあぁぁっ!?」
「我々が・・・・全滅・・・・だと?」
「こいつ・・・・一体何者なんだ?」
ナレーター:ロミオはまた倒れている男たちの体を踏みながら、先を急いだ。
「待てーーーーーーーーい!!」
ナレーター:町を出たところで、またまた体育会系っぽい男共に呼び止められる。
「我々はキャピュレット家のものだ!同時にシェーレさんの親衛隊でもある。」
「・・・・・・・・・。」
「ろ、ロミオ・・・!俺たちはだなぁ・・・・!女神のようなシェーレさんの優しさを、お前ばかりが独り占めにしている・・・!それがまったく許せんのだぁっ!」
「・・・・・・・・・・。」
そしてまたまた数分後、
ナレーター:林を抜けたところで、またまた体育会系っぽい男共に呼び止められる。
「我々はキャピュレット家のものだ!同時にクロメさんの親衛隊でもある。」
「・・・・・・・・・。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ