プロローグ
「来てくれて、ありがとう。」
ある日の放課後。
「とても大事なことなんだ・・・・聞いてくれるかな?」
青年に手紙で呼び出され、美女は今誰もいない学校の屋上に来ていた。青年はだれから見てもかなりのイケメンで、成績優秀、スポーツ万能。その上性格がいいと学園でも評判になっている。
「・・・・・・・・・・・・。」
「今までもそれとなく伝えてはいたんだけど、うまく伝わっていなくて・・・・」
「・・・・・・・・・。」
「だから、今日は真剣に伝えるよ。」
すると青年の顔は今までにないような真剣な表情になる。
「・・・・・・・俺・・・・・俺は・・・・・」
大きく深呼吸をし、青年は少女を見つめる。
「ずっと・・・・ずっと、君のことが好きでーーーー」
すると美女はそれに合わせるかのように口を開いた。
「ごめんなさい。」
その言葉に青年は唖然とする。
そして次の日。
「ずっと・・・・ずっと、君のことが好きでーーーー」
「ごめんなさい。」
そして更に次の日。
「ごめんなさい。」
「まだ何も言ってないのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!??????」
青年は泣きながら膝から崩れ落ちる。
「・・・・・・・・・・・・。」
毎日イケメン男子から告白を受けては、それを即断る美女。彼女にとってはこれが習慣になっていた。美女はそのまま崩れている青年をよそに屋上の扉を開ける。
「あの!!」
「???」
青年の言葉に美女は少し振り返る。
「クロメちゃんの好きな人って・・・・やっぱりのび太なの?」
「・・・・・・・・・・・・。」
青年の言葉にクロメはニコリと笑う。
「そうだよ!」
「ただいま。」
クロメは玄関で靴を脱ぐと、居間の襖を開ける。
「おかえり、今日は随分遅かったのね。」
「うん、ごめんなさい。」
そう言うとクロメはいつものようにのび太に抱きついた。彼女によるとこれはエネルギー充電らしい。抱きつかれたのび太も初めは顔を赤くしていたが、最近では無反応である。
「それにしてもモテるのね、クロメちゃん。」
「ううん。そんなことないよ。」
そう言いながら顔をのび太にスリスリするクロメ。
「今月で98回だな。」
レオーネの言葉にチェルシーは得意げに胸を張る。
「まあ、でも私の120回には及ばないけどね。」
その様子にのび太とドラえもんは
(みんな騙されてるな〜。)
外見はいいとして、問題は中身なのだと二人は心の中でつぶやく。すると隣に座っていたアカメの頭に180回と言う言葉が浮かび上がる。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ