ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

98 / 257
第三章:質問を斬る (前編)

そして昼休み。机をくっつけて、向かい合いながら座る一組の男女。

 

「やっぱり、本気でやるの?(インタビューって何答えれば良いんだ?てか僕芸能人でもなんでもないし、コレと言って人様に自慢できるような特技も・・・・・!!)」

 

「もちろん!」

 

そう言うとクロメはカメラとマイクとボイスレコーダーを取り出す。一体どこから持ってきたんだが・・・・。

 

「そ、それじゃあ質問するね?聞きたいことを予め全部紙に書いてきたんだ。」

 

「質問状か。」

 

クロメはボイスレコーダーのスイッチを入れる。

 

「しょ、正直に答えてね?絶対嘘ついちゃ駄目だよ?」

 

「う、うん。わかった。」

 

「それじゃあ・・・・最初の質問。」

 

なぜかのび太よりも緊張しているクロメ。

 

「の、のび太は・・・・・・・・のび太は・・・・」

 

「・・・・・・・(ゴクッ)」

 

緊迫した空気がクラスを包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「//////む、胸の小さい女の子を・・・・どう思う!?////////」

 

真っ赤な顔で聞いてくるクロメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

のび太を含む全員が言葉を失う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「//////そ、それで・・・・・どうなの?///////」

 

「え?」

 

「//////のび太は、胸の大きい子と小さい子、どっちの方が・・・・・タイプなの?//////」

 

「え、えーと・・。」

 

「///////・・・・・・・・・・・・・。//////」

 

目をウルウルさせながらのび太の答えを待つクロメ。そんな彼女にのび太は

 

「胸の小さい子が好みだ(嘘)。」

 

「/////ほ、本当!?/////」

 

ぱぁぁっと表情が明るくなるクロメ。なんとなく気持ちは察したけど、メチャメチャ嬉しそうだ。

 

「/////良かった。胸の小さい子が大好きなんだ!//////」

 

「その言い方はちょっと・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(((嘘つき。)))

 

二人のやりとりをジト目で観察するアカメたち。

 

 

 

 

 

 

 

「でもなんで急に胸の話なんかーー」

 

するとクロメの表情が暗くなる。

 

「・・・・・前にのび太がレオーネの胸に顔を埋めた時、鼻の下を伸ばして喜んでたから・・・・・・だから・・・」

 

「/////ええ!!!??ちょっと・・・ちょっと待って、僕は別にレオーネにそんな事されたからって・・・///」

 

顔を真っ赤にしながら取り乱すのび太。するとクロメの表情がますます暗くなる。

 

「・・・私の胸じゃ・・・・・やっはり・・・レオーネより・・・・・・・・・」

 

「ち、ちちちち違うよクロメ!!!そんな事ない・・・そんな事ないよ!」

 

「本当??」

 

「胸なんて関係ないよ。僕は今のままのクロメが好きなんだ。」

 

「//////////・・・・・・・・・・・。/////////」

 

 

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。