夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
ガルパは新しいイベント始まりましたね。僕は気長にポイントを貯めようと思います。
蘭side
……え?父さんが何で雄天の家に?お風呂から上がって戻ろうとしたら父さんが居たから慌てて脱衣場に戻ったけど、
「…何話してんのかな?」
あたしは父さんと雄天に気づかれないようにそっと耳をすませて話を聞こうとする。あ、聞こえてきた…
「ええっ!? ぼ、僕が蘭と交際!?美竹流後継者ぁ!?」
雄天が驚いて声を荒らげていた。それも気になったが一番は
(あ、あたしが雄天と交際/////…な、何言ってんの父さん!?)
あたしは顔を赤くしながらその話を聞くしかなかった。
「ちょ、仙寿さん!? 待ってください!何で僕が美竹流後継者になるんですか!?し、しかも蘭とこ、こ、交際をって…」
雄天が父さんに問いかける。父さんは
「いやね、君は蘭の幼馴染でもあるし何より蘭が信用しているからね。交際をしてそれで美竹流を継継いでくれる気になれば蘭がバンドを続けることに何の意義を申し立てることも無くなる。互いに得だと思ったんだが…」
「…いきなり過ぎて色々話が飲み込めないですよ僕は…」
「まぁ、すぐに返事を聞かせて欲しいとは言わないさ。考えがまとまったら家に来て答えを聞かせてくれ。夜分遅くに失礼したね」
そう言って父さんは帰って行った。あたしはすぐに雄天の元へ駆け寄った。
雄天side
「雄天!今の話はどういう事?何で父さんがいたの?」
蘭が話を終えた僕の元に駆け寄ってきた。
「ら、蘭!?ちょっと待って落ち着いて!!取り敢えずテーブルに戻ろ?ね?話はそれから」
僕と蘭はテーブルに向かった。
「雄天、ちゃんと説明して?」
僕は蘭にさっきあった事を全部説明した。
「…ということなんだよ」
「……つまり父さんが雄天の家にあたしがいるか確認しに来て話していたら後継者とか交際って話になったってこと?」
「まぁ、そういうことになるかな?」
僕が話し終わると蘭は
「…雄天はさ、その、あたしと、こ、交際をする事に関して、ど、どう思った?」
顔を赤くしながら僕に聞いてくる。
「………」
蘭にそう言われて僕は黙り込んでしまう。蘭は素直になれないトコもあるけど、そこも含めてかわいいし。蘭と交際をして仙寿さんに認められて後継者になれば確かに万事解決かも知れない…それで蘭バンドを続けられるのならそれでいい筈なんだけど…けど………僕は、ひまりの事が……あぁ!!もうどうすればァ!!
僕が葛藤していると蘭が近づいて涙目で訴えかける。
「お願い雄天!! あたし達とバンドの為に!!」
そ、そんな風にお願いされたらこ、断りづらいじゃん!思わず僕は、「うん」と言ってしまうところだった。蘭や他のみんなの為に答えなければいけないのに………!そうだ!この方法なら蘭はバンドも続けられるし仙寿さんを説得できるかも知れないけど…蘭が応じてくれるかな…こうなったら一か八かだ!!
「ね、ねえ蘭」
「何、雄天?」
蘭が不思議そうな顔をしている
「蘭が風呂に入ってる間に仙寿さんに「蘭の気持ちをきいてあげてほしい」って伝えた事はさっきの説明で理解してるよね?」
「うん…」
「もし…………蘭がバンドも華道も続けることができる方法があるって言ったらどうする?」
「え?そんな方法があるの!?」
蘭はすごく驚いていた。僕はそのまま説明する。
「明日、学校の帰りに蘭の家に寄って仙寿さんに自分の気持ちを伝えるんだ。ちゃんと伝えればバンドがごっこ遊び何かじゃない。本気になれるものなんだって華道もしっかりやることを伝えれば分かってくれるよ仙寿さんも。ね?」
僕がそう言うと蘭は少し考えて
「………分かった。言ってみるよ父さんに……けど言っても、もしダメだったらどうしよう!?」
大丈夫だ。その返答が来ると思っていた。
「明日は僕も蘭の家に向かうよ。だから安心して?」
僕がそう言うと蘭は顔を赤くして「ありがと…」と言った。
「蘭、先に僕の部屋に行ってていいよ?僕もお風呂から上がったら行くから」
「う、うん…」
そう言うと蘭は僕の部屋に向かっていった。さて、僕もお風呂に入らないとな……
ふーさっぱりしたー。蘭おきてるかなー?そんなことを思いながら部屋に入る、案の定、蘭は寝ていた。疲れてたのかぐっすりと寝ている。さて、僕も寝るかな……あっ!一応このことグループで伝えた方がいいな…
僕はLIN●を開いて残りの4人に送った…
ー放課後、通学路にてー
ひまりとモカはすっかりと風邪が治り元気になった…のだが僕のことをずっと頬を膨らませながら見ている。すると、ひまりとモカが口を開いた
「ゆうまぁ〜一体どういうことが説明してよぉ〜」
「マー君、蘭と何したのー?」
僕はため息をつきつつ説明をした。
「だから朝から何度も説明してるじゃないか。蘭が匿って欲しいって言って家に泊めて色々話し合って今日は仙寿さんのとこに行って話をつけてくるって」
『むぅ〜』
2人とも納得してないようだ。つぐみと巴は納得してくれたんだけどなぁ…
「コンビニスイーツとやまぶきベーカリーのパン」
言い終わるとモカとひまりは機嫌を直した。相変わらずちょろいと感じてしまうな…そう思ってるとつぐみが
「つまりは雄天君と蘭ちゃんで蘭ちゃんのお父さんの所に話をつけに行くってことだよね?」
つぐみの話に僕はその通りと言う。
「朝その話を聞いた時はアタシらびっくりしたけど本気だったみたいだからな。応援するぜ!」
巴も応援してくれるみたいだ。そんなこと言っている間に蘭の家に着いてしまった。ここまで来たら覚悟を決めて行くしかない
「じゃ、言ってくる…」
「あたしの気持ちを伝える…」
僕と蘭は仙寿さんに話し認めてもらうんだ!
ー美竹家リビングー
「蘭、雄天君待っていたよ」
「蘭、それに雄天君。意見は決まったのかい?」
「はい。仙寿さん。僕は…」
1拍置いて、
「美竹流を継げません。ですが、蘭の話を約束通り、聞いてくださいませんか?」
僕は深々と頭を下げた。仙寿さんは
「分かった。約束だからな」
言い終わると僕は下がる。そして蘭は口を開く
「父さん…あたしはバンドも華道も続ける!!そして父さんに認めさせる。ごっこ遊び何かじゃないってことも。あたし達の音楽を観て!!お願い!!」
仙寿さんは
「蘭。熱意は分かった。だが音楽を観る場所はあるのか?」
「そのことに関しては僕が」
僕はライブイベントポスターを仙寿さんに見せる。そして説明する。
「今日これからSPACEであるイベントです。そこで蘭達After glowがライブをします。仙寿さんには是非とも見に来て蘭たちのバンドにかける本気を見て欲しいんです!お願いします!」
僕と蘭は頭を下げる。
「…分かった。その熱意、この美竹仙寿しかと受け止めた!!」
僕と蘭は思わずハイタッチしてしまった。
「だが、もしそれでも私の心に届かない場合、蘭、ちゃんと華道の方も考えてもらうからな?いいな?」
「分かってるよ!!絶対に父さんを納得させる!」
蘭はすっごい笑顔だった。こんな蘭は久々だな…
話が終わったあとはひまり達のとこに戻って報告してライブに向けての準備だ。ひまりが掛け声をかける。
「みんなーがんばるぞーえいえいおー✧٩(ˊωˋ*)و✧」
『……………』
今日ぐらいはしよーよぉーと言いながらひまりはあとを追っかけてきた。
ーSPACEー
そろそろAfterglowの番だな。隣には仙寿さんもいる。
「雄天君。気が変わったらいつでも美竹流後継者になってもいいんだからな?」
「ははは…前向きに検討しておきましょうかね?」
そんなことを話していると演奏が始まった。
ライブが終了して蘭と仙寿さんは話していた。
「………父さん」
「蘭。お前の気持ちは分かった。ごっこ遊びと言ったのはすまなかった。これからもバンドを頑張れよ。友達を大切にな……華道の方には、たまに顔を、出してくれるだけでもいい…先に家に帰ってるよ…」
仙寿さんは帰っていった。蘭の元に僕達は駆け寄る。
『蘭(ちゃん)!!』
「どうだったんだ?」
巴が蘭に聞く。蘭は
「…続けられる!あたし達バンド、認めてもらえた!」
『やったぁーーーーー!!!!』
こうしてバンド活動を認められた蘭はこれまでに見せたことのない笑顔だった。
(蘭、良かったね…)
???side
「ふー今日もおつかれーっス」
「おつかれー」
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
「お疲れ様でした」
今日のSPACEでのライブは疲れたッスねーま、きちんと演奏できたから良しとするっス。あ、Afterglowの人達です。ん?あそこにいるのってもしかして…
「ん?もしかしてあれって、滝くんじゃないッスか?」
投稿が遅くなったと感じる椿姫です。リアルでもたぼうになってきましたのでねぇ…
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