夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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今回の話は①と②に分けようかと思います。
久々の更新です。待っていた方々申し訳ございません


第19話「体育祭2日目 モカVSたえ 大食い大会!!」午前の部①

「ん…ふあぁぁ」

 

欠伸をしながら僕は目を覚ました。時計を見ると6時頃だ。いつもならひまりが起こしに来る時間なのだが今日は起こしに来なかった。

 

「まぁ、昨日の試合もあったから疲れてるのは無理ないよな…ご飯作り終わったらひまりを起こしにいかなきゃな」

 

そう呟きベッドから降りようとするが、布団の中で何かがモゾモゾを動いている。布団を剥がすと

 

 

「むにゃむにゃ…」

 

 

寝間着のひまりが寝ていた。

 

「(え?え?え?いつから布団の中に!?落ち着け僕!)」

 

取り敢えず布団をひまりに被せて昨日の出来事を思い出そうとする。昨日は家に帰ってからはテニスで優勝したひまりを愛でて撫でてそしてひまりが家に帰ってその後僕は普通にご飯を食べて風呂入って寝た…その時は1人だった…だとしたら僕が寝てる間に来たってことになるのかな?ま、まぁいいか。取り敢えずひまりを起こして経緯を聞こう。

 

「ひまり?朝だよ〜体育祭2日目だぞ〜」

 

僕がそう言うとひまりはう〜んと言いながら目を覚ます。

 

「あ、おはよ〜ゆうまぁ〜」

 

「おはよ〜じゃないよね?いつ僕の部屋に侵入して寝てたのかな?」

 

「え〜っと、朝の5時頃かな?ビックリさせちゃってゴメンねゆうま♪」

 

「はぁ…まぁいいけどさ、ご飯作るから着替えて荷物持って下に来てね?」

 

「は〜い♪」

 

そう言って僕は下に行ってご飯を作り始めた。数分してひまりは下に来てご飯を食べて準備をして一緒に家を出た。体育祭が行われるホールまでは自転車で行くのだが2人乗りの為ひまりが後ろから僕を抱きしめている状態で漕ぐこととなるのだ。胸の感触が伝わるのは相変わらず慣れないけど理性は保てる。そんなことを考えてると後ろからつぐみの声がした。

 

「おはようつぐみ」

「おっはよーつぐぅ!」

「雄天くんひまりちゃんおはよう、2人乗りはダメだよ?」

 

つぐみが指摘するがひまりは見逃してほしいのかウインクでつぐみにサインを送っている。それを見たつぐみは、仕方ないなぁと言った。どうやら見逃してくれるようだ。そんなことを話しながら漕いでいると巴と蘭、モカも自転車でやって来た。蘭は1人乗りで巴とモカは2人乗りで後ろでモカが巴に抱きつきながら寝息をたてている。

 

「おはよ雄天、ひまり」

「おはよーユウ、ひまり」

「zzzz...」

 

みんなと合流してホールに向かう。そしてホールについた頃にはモカも目を覚ました。

 

「ふあぁ…」

「モカ、着いたぞ?」

「着いた〜?んあぁ、よく寝たぁ〜」

 

自転車を止めてモカの事を巴が降ろす。モカはまだ寝ぼけているのか足元がフラついてた。

 

「ちょっ!? モカ大丈夫?」

 

モカに駆け寄るとモカは寝ぼけているのか僕に抱きついてきた。

 

『!?』

「も、モカっ!?」

 

僕だけでなくひまり達も驚く。

 

「マー君がいて良かったぁ〜」

「ち、ちょっと!ひまり達が見てるから!?」

「んん〜?」

 

モカにそう言うとモカは周りを見渡して「別にい〜じゃ〜ん」と言って抱きつくのをやめない。こうなったら…

 

「あっ!!やまぶきベーカリーのパンが空飛んでる!」

「えっ!?どこどこ?」

 

僕がそう言った瞬間モカは目を覚まし僕から離れ辺りを見渡す。まさかホントに引っかかるとは思わなかった…飛んでない事を確認するとモカは頬を膨らませていた。

 

「パン飛んでな〜い。マー君酷いよ〜今度パン奢りね〜」

「何でだよ!?」

 

そんなやり取りをしながら今日のプログラムに目を向けると今日はクイズ大会と…

 

「ん〜?今日の競技は何かな〜?」

 

モカが覗き込んで来る。するとモカは目を輝かかせていた。そして僕の肩を掴み

 

「やっぱり奢るのはナシでいいよマー君!」

 

と言ってホール内に1人で走っていった。巴とつぐみがモカを追いかけて行き蘭とひまりは僕の持ってるプログラムを覗き込むと

 

『あぁ…なるほど…』

 

と言って納得していた。なんで納得したのか僕ももう1度プログラムを確認するとそこにはクイズ大会と大食い大会、借り物競争とかが書かれていた。

 

「(大食い大会だな…)」

 

そう思い僕らはホールに向かった。

 

ホールに着いてからは理事長が軽く挨拶をして今日行う競技についての説明をして終わった。そして今はクイズ大会の会場に向かっている。ルールを説明すると3人1組のチーム戦でジャンルは全部ランダムで出題するとの事。トーナメント式でやり先に5問先取したチームが勝ちだ。

 

「モカ達が出るって言ってたけど大丈夫かな…」

「大丈夫だよゆうま!モカ達は頭いいんだからパパパーっと答えちゃうよ!」

「モカやつぐみ、巴もいるんだから大丈夫」

 

そうだねと踵を返しモカ達を見に行く。今丁度クイズ大会が始まったばかりみたいだ。さて、応援しますか。

 

「モカ頑張れよー!」

「モカー!ファイトー!」

「….頑張って…」

 

応援もあってかモカや巴、つぐみは気合が入っているように見えた。3人は次々と勝ち進み順調に見えたが準々決勝で和都のチームと当たり負けてしまった。いくら頭のいい3人でも和都とリサさんと日菜さんのチームには勝てなかったようだ。優勝したのは言うまでもなく和都のチームだ。落ち込んでるかと思ったが巴とつぐみは来年こそ勝つぞーと意気込んでいたしモカに至っては

 

「大食い大会…大食い大会…大食い大会…大食い大会…フフフ…」

 

という感じで次の競技に向けての精神統一?をしていた。その時アナウンスが流れた。

 

『次は大食い大会が始まります。出場する生徒の皆さんはホールに集まってください』

 

モカはそれを聞くと一目散にホールに向かっていった。僕らはモカを追いかけホールに行く。

 

 

〜ホール〜

 

僕やひまり達が着いた頃にはモカがテーブルに座っていた。大食い大会の参加者を見てみると他は筋肉モリモリマッチョマンだらけで女子はモカと花園たえだけだ。開始時間をテーブルに座って待っていると近くの席に沙綾と数人の女子がきた。

 

「あ、雄天じゃん。久しぶりだね」

「沙綾じゃん?どうしてここに?」

「実はおたえが大食い大会に出るって言うから見に来てほしいってなってさ…」

「….何かアイツらしいね」

 

そんな話を沙綾としていると沙綾と一緒にいた猫耳の様な髪をした女の子が割って話に入ってきた。

 

「キミ、おたえと知り合いなのっ!?」

「えっ?まぁ、SPACEで一緒にバイトしてるからね…」

「そうなんだ〜あ、あたしは戸山香澄!poppin partyってバンドやってるんだ!宜しくね、えっと…」

「僕は滝河雄天。普通に雄天でいいよ?戸山さん」

「宜しくね雄天くん!あたしの事も香澄でいいよ!」

「じゃあ、宜しく香澄」

「あ、ゆうまゆうま!司会の人来たよ!そろそろ始まるんじゃない?」

 

ひまりに言われて司会の人の方を向く。司会と言っても学校の体育祭実行委員会の人達だ。今来た人は藍色の髪で身長が高い男子生徒だ。僕やひまり達も知らないから花咲川の方の実行委員会だな。そう思ってると司会の人が喋り出す。

 

『みんなぁ!体育祭盛り上がってるかしら!?気分アゲアゲでいかなきゃ損よぉ!大食い大会始まるわ!司会はアタシ花咲川学園2年バスケ部の漣 美鶴でお送りするわ!!』

 

そう言うと周りから「鶴姉が来たぞぉ!」「美鶴せんぱーい!」と黄色い歓声?が聞こえる。ってかあの人の口調がオネェっぽいんだが…

 

「はは…相変わらずだなぁあの人は」

「沙綾、あの人はいつもあんな感じなの?」

「う、うん。口調はアレだけど決してそっち系じゃないから安心して」

『(安心できない…)』

 

今僕とひまりは同じ事を考えていたのだろう。ひまりも苦笑いをしてた。

 

『さぁ!今年の大食い大会も筋肉モリモリだらけでむさ苦しいかと思ったけどカワイイ娘達もいるじゃない!たえちゃん、初出場の意気込みを聞かせてくれるかしら?』

 

「あ、はい。頑張ります」

 

たえは相変わらずだな。沙綾と一緒にいる香澄はおたえーー頑張れー!と叫んでいた。おいちょっと待て近くにいる僕としてはめっちゃ恥ずいんだけど!?

 

『あらぁ、こっちの娘もカワイイじゃないのぉ♪意気込みを聞かせてもらえる?』

 

「頑張りま〜す」

 

『カワイイ娘がいるとホント絵になるわねぇ♪じゃ早速始めるわy』

 

「おいぃ美鶴うぅ!?俺達の紹介もしろよゴラァ!女子ばっかり贔屓してんじゃねえぞこのオカマ口調が!」

 

司会の人に男子生徒達が野次を飛ばすが

 

『っさいわねアンタ達!暑苦しくてむさ苦しい奴らなんて紹介したところで筋肉の話しか無いでしょ!?脳筋は黙って!!』

 

と一蹴して司会に戻った。

 

『気を取り直して今年の大食いのテーマを発表するわ!今年は委員会や先生のみんなと話し合ってハンバーガーに決定したわ!!』

 

そう言うと参加者のテーブルにハンバーガーが置かれた皿が用意された。

 

『それじゃ、簡単にルールを説明するわね♪制限時間は1時間。その間に沢山ハンバーガーを食べた人が優勝よ!飲み物は後ろのテーブルにドンドン追加してくから必要になったら必要な分だけ持っていってね?もしリタイアなら手元にあるそのリタイアボタンを押しなさいよ?そうしないとリタイアの意思関係なくハンバーガーを追加するわ♪分かったかしら?』

 

美鶴さんが参加者全員に確認するとみんなOKと答えた。

 

『それじゃあみんな…勝利を勝ち取りなさい!よ〜い………スタートォ!!』

 

美鶴さんの掛け声で大食い大会が始まった。

 

 

モカside

 

おいしい…おいしい…このハンバーガーすごく美味しい!いくらでも食べれる!あたしはどんどんハンバーガーを食べる。ゴツイ男子の人たちも次々と口の中にハンバーガーを入れていく。

 

「モカー頑張れー!」

「モカちゃん頑張ってー!!」

「モカー!気合いだ気合いー!!」

「モカぁ!負けるんじゃないよ!?」

「モカ……がんばって」

 

ひーちゃんやつぐにトモちん、マー君や蘭が応援してくれていた。

 

(絶対に負けられない!みんなが応援してるんだ…モカちゃんは負けないよ!!)

 

大食い大会は始まったばかりだからね〜。あたしは四つ目のハンバーガーを食べて次に取り掛かった。

 




今回出たオリキャラ紹介から

漣 美鶴(さざなみ みつる)

花咲川学園に通う2年生。バスケ部に所属している。
れっきとした男子生徒だけど女口調な人。健康に人1倍気を使う。

今日7月14日は戸山香澄の誕生日です。お誕生日おめでとうございます!
ガルバイベント☆4の巴が出ない!課金するしかないのでしょうか…(☆4あこが当たったとは言っていない)
次回はこの続きになります。
お気に入り登録が150人突破しました!UAの方は15000突破しました!見てくれている皆さんありがとうございます!
感想や評価、もし良ければ宜しくお願い致します!
参考にして向上させて行けるよう精進します!

ではまた次回

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