夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
次回からは
第3章「イベント大量発生!?」編となります。最近ひまりと雄天のイチャイチャが発生してない(気のせいですかね?)ので3章では頑張って他のメンバーも含めイチャイチャを取り入れていきたいと思ってます。(ひまりはメインヒロインですからね)
では2章最終話、どうぞ!
雄天side
決勝戦が始まり第1Qが終わって今は第2Qだ。僕は的確に冷静にみんなにパスをして点を稼いでもらっている。僕自身パスだけじゃなくて3ポイントも狙って点を稼いでいるけど中々差が縮まらない。サクのチームは全員がバスケ部員だ。サクと美鶴さんの他には虹村 孔雀さん、麗原 隼、そして今僕の前でディフェンスをしてる西谷 鷹也だ。
「ちょいちょいタッキー!?ワイのディフェンスにビビってもうたんかいな?拍子抜けは許さへんで!!」
鷹也は中学時代に知り合った奴で3年間同じクラスだった。まさか花咲川学園に行ってたとは…
「鷹也…久しぶりだね」
「久しぶり…と言いたいが今は試合やでタッキー!」
「そうだね…そう簡単にボールは渡さないよ!」
僕は鷹也をドリブルで抜かす、振りをしてパスをする。パスした先はフリーになってる日菜さんだ。日菜さんはしっかりとボールをキャッチする。
日菜side
「ナイス雄天くん♪るんってきたよ♪」
あたしは雄天くんからパスをもらってシュートをしようとするとそれに気付いた美鶴さんって人が来ていた。
「サクちゃんに言われた通りだったわ!あなたのマークを外すなって!女の子だからって油断してたわ!けどアタシのブロックをなめないで欲しいわね!!」
そう言って美鶴さんがブロックに入ろうとする。あたしは小声で
「雄天くん、さっきのマネさせてもらうね♪」
と呟く。サクくん、あたしは一度見たら覚えちゃうんだよ♪忘れてないよね?あたしは雄天くんのマネをして美鶴さんを追い越しレイアップでゴールに入れる。
「ウソ……さっき雄天ちゃんがやってたのを一瞬でマネしたですって?…アナタ達やるじゃない、アタシが全力で、可愛がってあげるわ♪」
雄天side
「!?」
「どうした雄天?」
「えっ?いや、何でもない」
な、何!?今すごい寒気が……気のせいかな?うん、気のせいってことにしよう。
「雄天くんナーイス♪」
日菜さんが手を出してくる。僕はそれに応じてハイタッチする。観客から歓声が聞こえてくる。
「すっげぇぞ雄天!ナイスパース!」
「日菜ちゃんすごーい!!」
「和都も頑張れよぉー!」
「志村も負けんなよー!」
「キャ───(*ノдノ)───ァ薫先輩!!!!」
「和都くんんんん!こっち向いてぇ!」
「雄天くンンンン!!カッコイイよぉーー!」
みんなが応援してくれてる。これは期待に応えたいな。よし!頑張るぞ!
ひまりside
すごい……日菜さんとの連携もとれてるし和都くんや志村くん、薫さんとも息があってる。
「これってもしかして…勝てる!?」
「勝てるじゃなくて勝つんだよ〜ひーちゃん」
「えっ!?も、モカ!?」
モカの声が後ろを向むくと沢山売店を巡ったのが目に見えるほどだった。付き合わされていた巴はと言うとゼェゼェを息を切らしてる。
「と、巴…お疲れ様…」
「お、おう。ひまり…ユウの試合は今…どうなってる?」
「今はゆうまと日菜さんの連携で点を入れたよ!」
「そ、そうか…アタシはちょっとそこの自販機で飲み物買って休むよ…落ち着いたら戻ってくるからさ…」
そう言って巴はホールの外に行った。
(ゆうま……がんばって!!…私はずっと見てるからね…ゆうまのこと!!)
今の私には祈るしか出来ない。でも…勝ってゆうま!!
千聖side
「うわわわ!ち、千聖ちゃん!入れられちゃったよ点!」
「落ち着いて彩ちゃん。今は第2Qだから、まだ朔之進が負けたって決まったわけじゃないわよ」
私がそう言ってるともう第3Qだった。
「ほら、まだ朔之進は大…丈夫…よ?」
「ど、どうしたの千聖ちゃん?千聖ちゃん?」
私は第3Qが始まってからの朔之進の様子がおかしいことに気付いた。私と朔之進のチームの人達は気づいてるけど他の人は気づいてないみたいね。
(朔之進……あなたまさか……)
雄天side
「よし!さっきの調子で行くぞ!」
『おー!』
和都の声で皆の士気が高まった気がした。そして第3Qが始まったと同時に、何かがすごい勢いで僕達をごぼう抜きしてゴールを決めていた。向こうのチームのメンバーも驚いている。
『!?』
会場も一瞬の出来事に騒然としている。それもそうだ。何せ、サクがたった1人で僕らを突破したのだから。遅れて歓声が聞こえる。
「なに、今の?」
「……は?」
日菜さんと和都も唖然としていた。僕達の元にサクが来る。
「今から俺っち、全力で叩き潰すから。そっちもマジでこい!そうじゃなきゃ面白くない」
そう言って自チームに戻って言った。それから第3Qは向こうのチームがガンガン点を入れていった。和都も日菜さん、薫さんも志村もなんとか追いつこうと頑張るし僕も一生懸命パスをするがそれでも点差は縮まったり広まったりを繰り返すばかりだ。こうなったら僕も…
「日菜さん、薫さん。次は僕も前線に出ますのでパスお願いします」
「りょーかい♪」
「わかった。キミを信じるよ」
サク…絶対負けないよ…!僕はハチマキを取り出し頭に巻いた。
鷹也side
タッキーがハチマキを取り出して頭に巻き始めたんやけど…気合い入れ直したんか?それにさっきと目つきが変わっとる気がするなぁ…
「鷹也っち」
「おぅふっ!?さ、サク、ビックリさせないで欲しいんやけど…?」
「鷹也っちは知らないかもだから忠告しとくよ?ハチマキ巻いた雄天っちは本気だからね?」
「ほ、ほぅ…まぁ気いつけるわ」
サクもあんな真剣なっとるし…気合い入れなアカンな!
雄天side
さて…俺も気合い入れ直したわけだし…いっちょ暴れてやるか!
「和都」
「どうした雄天」
「俺もあがる。和都もガンガン攻めてけよ?」
「言われなくてもそのつもりだぜ俺は。お前がハチマキ巻いたってことはそういう事だろ?」
「分かってるじゃねぇか」
「な、なぁ…」
俺の後ろから志村達が声を掛けてきた。
「どした志村?」
「何かさ、雄天の口調変わってないか?」
「あたしも気になるー」
「さっきとはまるで別人みたいだね…」
「あー、そうだなぁ…和都、俺から説明するの面倒だから説明してくれ」
「何で俺が…わーったよ、実は雄天は……」
〜和都説明中〜
「ってわけだ。分かったか?」
「おっけーだよ♪」
「ふふ…変わったこともあるんだね…あぁ…儚い」
「な、なんか凄いな、ソレ…」
「雄天ー、説明終わったぞー」
和都の声が聞こえた。よし、これで問題は無いな…
「雄天っち、作戦会議は終わった?」
サクが声を掛けてきた。
「あぁ、終わったぜ?今から俺らもマジで行くからな?覚悟しろよ?」
「……上等♪」
そこからは俺もサクもマジだった。互いに一歩も譲らない大接戦となった。そして試合は最後の第4Qに入った。これで決着がつく。今は俺達のチームが4点差で負けてる。向こうはもう防御体制に入ってなんとか死守しようとしてる。ここで点を入れないと、勝てない!しかもあと1分もないんだぞ!?
「雄天!!」
声のした方を向くと和都が上がってきた。俺はすかさずパスをした。そして敵のゴールまで一気に駆け上がった。次の瞬間、鷹也と先輩達が和都の前に来た。
和都side
ヤベーな…こちとらもうスタミナなんて無いに等しいぞ?それは向こうもだけどな…ちくしょうこうなったらこっから3ポイント打つしか無いのか…俺は攻撃態勢に入りシュートを打ったが、
「撃たせないわよ!」
「打たせるわけないやろ!」
「ここで止めてやる!」
3人ものディフェンス陣に驚いてしまいシュートコースがズレてしまった。クソがァ!
「いや……大丈夫だよ和都…そこからなら私は届くよ」
俺がシュートをした所にいつの間にか薫さんが来ていた。そしてそのままボールを取り、ダンクを決めた。これで2点差か……イケるぞこれは!
「薫さん、ナイス!」
「フフ…これで痛い人なんて言わないでくれるかな?」
「いやそれとこれとは話は別だ!」
「つれないなぁ…」
『2人ともナーイス!』
俺の方に声を揃えた日菜さんと志村、後ろから雄天も来た。
「ナイス、和都」
「お前のパスあっての事だろ?」
俺達はハイタッチを交わした。
雄天side
これであと1回ゴールすれば同点、3ポイントすれば逆転。もう勝つしかねーだろ!その時和都が俺に囁く。
「最後のゴールは、お前が決めろ」
和都はそう言って走っていった。俺が…ゴールを決める…とんでもない代役任されたな…やるしかないか!
そう思い俺はすごい勢いで走っていく。サクもこれ以上ゴールを入れさせまいと付いてくる。
「させねえぞ雄天っち!ここで止めてやるよ!!勝つのは俺っち達だ!!千聖の為にも…チームの為にも!!」
「悪いなサク。それは俺達も一緒だ。俺もお前と同じなんだよな…ひまり達と約束したんだよ!絶対勝つってな!ここまで来たらもう恨みっこなしだ!!」
俺もサクもとっくに限界だ。足元はフラフラするし頭が痛い…恐らくこの試合の後倒れるかも知んない。けどそんなの知ったことか!!もう限界なのは一緒だ!
「限界なんて、いくらでも超えてやるよ!!!勝負だサク!!!」
「そっちがその気なら……俺っちだって負けねぇぞ雄天っち!!!」
俺は朔之進から離れてシュートを打とうとするがどんどん向こうも掴みかかる。時間を見るともう残り30秒も無い。クソッたれ!ここからシュート打ってやるよ!俺は3ポイントを捨て身で打った。一瞬ぶれたがそのシュートは……
ガコン
鈍い音を鳴らして入った。………これで逆転だ!観客席からは大歓声だ。殆どがこっちの勝ちを確信したのだろう。だが俺たちのチームはまだ勝ちの余韻には浸れない。あと15秒もある。それを考えると充分に逆転の可能性はある。朔之進はまだ諦めてない。美鶴さんからパスをもらい全力疾走していく。突然のカウンター攻撃に日菜さんと薫さん、志村はあまりの速さに驚き追い抜かれた。和都も立ち塞がるがフェイントで追い抜かれてしまう。俺は急いでサクの方に走る。クソ…間に合え!
朔之進side
俺っち達の勝ちだよ雄天っち!あとはこれを入れるだけだ!千聖……俺っちはこの試合終わったら千聖に自分の気持ちを伝えるよ!
俺っちはシュートをした。この瞬間誰もがこちらの勝ちを確信したんだろう。が、俺っちのシュートは
外れてしまった。
『!?』
外したことに自分でも驚いた。何故だ!?何で!?どうして!?今のは初心者でも外さないようなエリアだった!!それなのに……
その時、
ビーーーーーーーッ!!!!
試合終了の合図が鳴った。審判が声を上げた。
『試合終了!!86対87で勝者は羽丘学園!!!』
負けた………のか?俺っちは……
雄天side
『試合終了!!86対87で勝者は羽丘学園!!!』
審判の声が聞こえた。そして大歓声が鳴り止まない。
「雄天ぁ!俺たち勝ったぞぉぉぉぉぉ!!」
「雄天くん!あたし達勝ったよ!るるるんっだよ♫」
「雄天スゲーよ!お前ホントスゲーよ!」
「雄天君、凄いよ…」
勝ったのか…俺はハチマキを解く…
「そっか…僕達…勝ったんだね…良かったぁ…」
『両者整列して下さい!』
僕達は並び互いに握手を交わす。
「雄天っち…次は負けないよ…!今度は俺っち達が勝つよ!!」
「次も僕達が勝逃げしちゃうよ?」
「言うねぇ〜」
僕とサクは互いに握手を交わす。そしてコートから出た。確か次はガールズバンドのライブがあるんだったよね……
試合が終わったあとひまりが突撃してきて僕に抱きついてきてビックリしたよ。すごい勢いで来たから気絶する所だったな…
その後は十分に給水をしながらライブを観て終わった。みんなかっこよかったなぁ…
家に帰るときひまりが「今日は私が自転車漕いでくからゆうまは抱きついてね♪」と言って来た。疲れてるからいいかな?そう思い自転車の後ろに座りひまりを抱きしめる。その時あちらこちらから鼻血の噴出音が聞こえたのは気のせいってことにしておこう…なんだろう…ひまりの背中にいると落ち着く…眠くなりそう…ちょっとだけなら良いよね…
「ーま!ゆうま!起きて!」
……ひまりの声がする。あれ?僕寝てたの?って家着いてた。
「もぉ、何回も起こしたんだよ?ゆうまったらぐっすり寝ちゃってぇ…」
「ご、ごめんごめん…」
「ま、ゆうまだから許す!」
なら良かったと言って僕は家に入る。ひまりは今日は私も疲れたからばいばーいといって家に帰った。まぁ隣なんだよねひまりの家。あれ?これって何回か説明してるような気が…まぁいいや。
僕は真っ先に風呂に入り、上がってからは即効ベッドにダイブしてすぐに寝てしまった。
ひまりside
私は今つぐに電話を掛けている。
「あ、もしもしつぐ?起きてる?」
『あ、ひまりちゃん!どうしたの?』
「実はね………」
『……それいい考えだね!!蘭ちゃんたちにも伝えるよ!』
「ありがとーつぐ!じゃあね♪」
そう言って電話を切る。
「明日が楽しみだなぁ…うふふ、ふふふ♪」
第2章完結しました!
次回からの第3章も頑張っていこうと思います!!
応援よろしくお願いします!