夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
ひまりの☆4ヽ(´・ω・`ヽ)マッテーヒマリー
皆さん、滝河雄天です。前回の肝試しの話もそうだったんですがこれを見ている皆さんは『夏の恐怖』といって何が思い浮かびますか?………人それぞれ様々なモノがありますよね?今回の話はそれにまつわる話です…あれは、夏休みに登校する日があってそれで学校に行った帰りの出来事から始まりでした…
「はぁ、登校日疲れたぁ〜ゆうま成分補充〜」
「ちょっとひまり、僕らがいくら付き合ってるとはいえど人が見てるから!抱きついてこないの!」
「ぶぅ〜ゆうまのケチ〜」
「2人ともおアツイですなぁ〜」
「ま、雄天とひまりがこんな感じなのは日常茶飯事じゃん?」
「ま、そうだな」
「登校日も終わったわけだし〜残りの夏休みは楽しく過ごそ〜」
「そうだね。モカってもう宿題終わってるの?」
僕がそう聞くとふふーんと言いながらドヤ顔で「余裕♪」と言った。まぁモカは頭いいからな…授業中ずっと寝てるけどね…
「そういうマー君は〜?」
「僕は1週間くらいあればあれくらいは出来るよ?」
「さすが〜」
「ま、モカはいいとして他のみんなはどうなの宿題は?」
僕がそう聞くとやっぱりみんな終わってないみたいだ。けど問題は……
「ひまり?何で巴の後に隠れてるのかな?」
「ゆ、ゆうま?顔が怖いよ?笑ってるのにスゴく怖いよ!?」
「いいから答えよ?宿題は終わってる?」
「………」
ひまりは大きく息を吸った。そして、
「全ッッッッッ然終わらないのー!お願い助けてゆうまぁ、みんなぁ!一生のお願いだからあぁ!!」
予想通りだった。ってか一生のお願いをこんなことで使っちゃっていいのかな?まぁそんな訳でひまり達のために勉強会をすることになりました。場所はつぐみの家で行うことになった。
〜羽沢珈琲店〜
「さ!みんな勉強会をするよ!」
「するのは分かるけど……ゆうま、何で眼鏡掛けてるの?」
「ソンナコトハドウデモイイ!!さぁ勉強だ!」
そう言うとひまりがまた何やら物欲しそうにこちらを見ている。
「どうしたのひまり?」
「勉強会したいって言っておきながら言うのも何だけど…ゆうま、参考書貸して♡」
「……………」
「……………てへ♡」
「……………あ?」
わざとらしくウィンクするひまりの両頬を抓る。
「てへ♡じゃないよひまりいぃぃぃ?勉強会って言ったのはこの口だったかなぁ?ん?んんん?」
「ほっぺた引っ張らにゃいでぇぇ〜!」
「ゆ、雄天君。落ち着いて?取り敢えず話は聞こう?ね?」
事情を聞くと参考書を学校に忘れてきてしまったとのことらしい。もう次にひまりが何を言うのかが分かってしまう。
「あ、あのさ…今から参考書取りに行くから学校まで付いてきてって言ったら………怒る?」
「言うと思った」
「何か今不穏な言葉が聞こえたような……」
「あ、あはは…」
まぁ結局皆で取りに行くことになったんだよね…ってか夜の学校って何気に雰囲気あるよな…この前行った廃墟もだけど…
〜羽丘学園 校門〜
そんなこんなで夜の学校に到着しました!
「うう、暗いね…」
「だな……雰囲気が違うな…怖いな…」
「?巴ってこういうの耐性があるって言ってなかった?」
「アタシはあの時そう言ったけど実際肝試しの時めっちゃ怖かったんだぞ!?」
「ゴメンゴメン。分かったから落ち着いて?僕ら近所迷惑になっちゃうよ?」
「あ、あぁ。悪い…」
「ところでひーちゃん、どこに参考書忘れてきたの〜?」
僕と巴が話している間にモカがひまりに問いかける。ひまりは「多分机の中に入れたまんまかも…」と言っていた。とりま教室まで行くとしますか。
教室に着いてからは蘭がモカに驚かされたりしたけども無事に参考書ゲットだぜ!したみたいなので帰ることにした。さて、後は昇降口を開ければOKだな。ひまりには帰ったらみっちりと勉強をすr…
ガチャガチャ
『?』
「ど、どうしたの雄天?は、早く開けなよ?」
「いや蘭、それがさ、開かないんだけど…」
僕の発言にみんなキョトンとしてる。そして他のドアにみんなが手をかけて開けようとするが開かない。
「こ、これってもしかして…私達、閉じ込められちゃった?」
つぐみがそう言う。うん。もしかしなくてもそうだな。しかも夏休み終了まで今日から学校閉めるって言ってたからな先生…もしかして僕らが来てたこと知らずに鍵閉めちゃったのかな…
「えぇ!?もしかして始業式までここにいるの!?」
「なるほど〜●っこうぐらしか〜、私たちはここに居ます〜♪」
「モカ、アウト!!それ以上はダメな気がする!?」
そんなことを話してる場合じゃない!このままがっこ●ぐらしするわけにも行かないし、出口探さないと…
「体育館の方に非常口があったよな!?そこからなら…」
「巴ナイス!」
「は、早く行こ!?」
蘭とひまりが巴をフォローする。僕はふと思った事を口にする。
「体育館の非常口まで行くのはいいんだけどさ…」
「どうしたのゆうま?」
「昇降口からって、結構遠いよね…?」
僕のはなった言葉がモカ以外を硬直させた。
「だ、大丈夫ダ!ナンニモデネーゼ、ハハハッ!」
「ちょっと巴!?あまりの事で片言になってるよ!?」
「ゆ、ゆ、ゆうまぁぁぁ」
「ひまりも落ち着いて!?どさくさ紛れに成分補充しようとしてるでしょ!?」
「ゆ、雄天君……ガクッ」
「つぐみしっかりしてー!?」
「………………」
「蘭は何か言って!?不安になるから!」
「楽しくなってきたね〜?ね、マー君?」
『いや楽しくないわ!!』
モカ以外の全員がこの時団結した。モカは「冗談だよ〜?」といって笑ってる。とにかく学校からでないとな…
しばらく歩いているとモカがこんなことを喋り出した。因みに先頭は僕でひまりがずっと手を繋いでいる。よほど怖いってのが分かる。その次はつぐみで蘭がくっついてる。後ろは巴とモカだ。
「そういえば…みんな、『羽丘学園七不思議』って知ってる〜?」
「へぇ、そんなのあったんだ。僕は知らなかったよ、つぐみたちは知ってたりとかするの?」
「あ、私は生徒会の仕事をしている内に先輩達がそんな事を話していたような…」
つぐみは耳にしたくらいなようだ。ひまりたちはあったような…そんな表情だった。そんな中モカが話を続ける。
「この学校にはそういうのがあってね〜、例えば……『体育館でバスケットをしている幽霊』かな?」
「「「た、体育館!?」」」
巴とひまりと蘭が揃えて声を上げる。ま、無理もないな…今向かってるの体育館なんですもん…しかし、1つ聞いちゃうと気になっちゃうな…
「ねぇモカ?」
「どうしたのマー君?」
「他の不思議って知ってる?知ってる限りでいい
から教えてくれる?」
「え〜と他には…『人体模型の42.195km校内マラソン』」
「持久力高そうだねその人体模型…」
「ユウ!!ツッコムとこ違くないか!?」
「『鏡に映る未来の自分』ってのもあるよ〜」
「僕からしたらそれってかなりベタだと思うな」
「ゆうま、怖くないの?」
「まぁ、ベタだから?あんまり怖くないかな?」
「ゆうまって凄いね…」
「モカ、他には?」
「他〜?『どこかにあると言われる聖なる扉 ディ●インゲート』」
「モカ、それあったらいけないドアだよね?世界観ぶち壊してるよね!?」
「後は〜、『13段の階段』かな〜?」
そう言ってるうちに階段に着いた。つぐみの言っていたことによると、「体育館に行くには2階の渡り廊下を通って実習棟に行くのが近道」らしい。
「ね、ねぇ…」
「ん〜?どうしたのひーちゃん〜?」
「もしこの階段13段だったらど、どうしよう〜」
「何言ってんだよひまり、七不思議信じてるのか?」
「そう言う巴は信じてるの?」
「七不思議なんて迷信だよ!迷信だ!」
「じゃあ実際数えたらいいんじゃない?」
僕がそう言うと蘭が震え声で「これで13段でも何にもないよ!うん!」と言っていたな。
「じゃあ、数えるよ。1、2……」
皆で数えることになった。
「10、11、12…やっぱり何も無いじゃn」
『13!!』
「ちょっと巴〜冗談やめてよ〜?」
「は?アタシ何も言ってないぜ?」
「でもトモちんの声だったよ〜?」
「だからアタシは何も知らないって!」
「………」
しばらく声が出なかった。僕も巴の声が聞こえたんだが…でも巴はそんな事言ってないって言ってるわけだし…
「は、早く行こ!!」
「そうだね。考えても仕方ないよ」
蘭が急かしてくる。よっぽど怖かったのだろう。それから体育館に向かうまでなかなかに時間がかかった。途中でみんなが「歌えば大丈夫!」的な会話をして歌いだしたらピアノがなり始めたな。あれは流石に僕も驚いたよ…とまぁ色々あって無事に体育館に到着したわけ。後は非常口を見つけるだけだ。そう思った瞬間急に暗くなった。どうやら学校の懐中電灯が壊れたみたいだ。
「ひゃあぁぁぁ!?」
声を上げてひまりは僕に抱きついてきた。え?なんで暗いのに分かるのかって?そりゃ、ね…幼馴染だし、彼女だから?って何考えてんだ僕は…
「暗くてよくわからないな…」
「うぅ……ぐすっ……ゆうまぁ…」
僕はひまりの頭を撫でて落ち着かせる。とにかく非常口まで行かないことには始まらない。
「つぐみ!体育館の間取りはわかる?」
「ん〜と、体育館は生徒会はあまり来ないからちょっとね…ゴメンね雄天君…」
「そっか…しかしなぁ…場所さえ特定出来れば…」
「風が吹いたりとかすればいいんじゃない?」
「蘭…天才かよ…」
そう言ってるのも束の間、風が吹いてきた。
「ほんとに吹いてきた!?」
「こっちかな?」
「も、モカ!絶対離しちゃダメだから!」
「りょ〜かい蘭」
「ひまり、ちゃんと付いてきてね?」
「大丈夫!ゆうまの手握ってるから!」
僕たち6人で風の吹いた方に向かう。それだけを頼りに体育館を歩く。スマホの光を使えば何とかみんなの位置取りは出来るから良かったよスマホ様々だ。
「あれ?こっちかな?」
「こっちこっち〜、こっちだよ〜」
「え?そっち?」
「つぐみ?あれ、そっち?」
つぐみの向かった方に行くと非常口があった。よかったこれで帰れる。
「ひ、非常口だぁ!」
「ここまで来るのに長かった…」
「教えてくれてありがと、ひまりちゃん!」
「やっと帰れる〜」
「ふえぇ〜。ゆうまぁ、やっと帰れるよお〜」
「そうだね…帰って今日はもう寝よう」
ひまりは今までの疲れを癒すような感じで僕に抱きつく。ずっと僕の側で手握ってたけどちょっと震えてたからな…お疲れ様。そう思ってるとつぐみが非常口のドアノブに手をかける。が、
ガチャガチャ、ガチャガチャ
「?どうしたのつぐみ?早く開けないと」
「雄天君。そ、そうなんだけどさ…」
「もしかしなくても、開いてないのかな?」
僕がそう言うとつぐみは頷く。マジか…
「誰かー!開けてくれー!」
「誰かいませんかー!?」
「お願いします!何でもしますから!」
「え?蘭〜今何でもするって言った?」
「言ってない!!今そういうのはいい!」
「ゴメ〜ン」
一瞬蘭とモカがコントしてたがスルーしよう。うん。蹴ったら開かないのかな?僕はそう思いズボンに入れてるハチマキを頭にまいた。あ、何でハチマキがあるのかと言うと、まぁ護身用だね?
「皆避けて…俺が蹴って開ける!」
俺の声にみんなが反応する。
「で、でも雄天、どうするのそれで壊れたりしたら?」
「蘭、そん時はそん時だ!」
俺はそう言って助走をつけて非常口まで走っていく。
「どおりゃあ!!」
俺はキックしようとする。が、タイミング良いのか悪いのか非常口が外から開いた。俺はそのまま地面に激突した。怪我してないから大丈夫だ。問題ない。
『ゆうま(雄天君)(マー君)(雄天)(ユウ)、大丈夫!?』
俺はハチマキをほどいて「大丈夫」とだけ言った。
「しかしタイミング良く開いてよかったな?」
「そのせいで僕は地面と激突したけどね?」
「しかし鍵が掛かってたのになんでだ?」
巴がそう言うとモカが喋り出した。
「思い出した…七不思議の最後の1つ、夜な夜な生徒の幽霊が学校でイタズラをして回っているって…」
「………」
僕達は数秒間硬直した後、悲鳴を上げて全速力でつぐみの家に戻った。あの後戻ってきた僕らは課題のことを忘れて荷物を纏めてさっさと家に帰った。因みにひまりは課題を終わらせることが出来ずに僕に助けを求めてきた。
〜翌日〜
改めてつぐみの家に集合して今は必死に課題を取り組んでいる。蘭と巴は無事に終わることが出来た。つぐみもあと少しで終わりそうだ。ひまりはと言うと…
「ふえぇ〜ん、助けてぇ〜夏休みの宿題終わらないよ〜」
終わってない。モカが「海に行ってるからじゃな〜い?」と言っていたな。僕は海に行った時には既に終わってたから問題ないけど。
「何言ってるの!海は生命の母だよ!お母さんには逆らえないでしょ!?」
ひまりは何を言ってるんだ?そんなことを思いながらもひまりの弁論は続く。
「お盆休みとお正月くらい実家(海)に顔出さないとダメだよぉ…あ、そうだ!」
「どうしたのひまり?カンニングはさせないよ?」
「違うよゆうま!」
ひまりはバンッとテーブルを叩いて立ち上がる。あ、痛がってる。痛いならしなきゃいいのに…
「大晦日にみんなで海に初日の出見に行こうよ!どこかで宿とってs」
『宿題しろ(して)!!』
ひまりが宿題を終わらせるにはまだまだかかりそうだ。
イベントの蘭は無事にゲットしました。
ガチャは相変わらずひまりがでません……( ゚д゚)ホスィ…
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