夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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よし!雄天とひまりをいちゃつかせましょう!
第2回番外編アンケートの発表を最後にしたいと思います。

そして今回の話にはあの人達が…


第28話「彼女と初めての温泉旅行」前編

雄天side

 

 

今僕はやまぶきベーカリーに来ている。理由は簡単だ。パンが久々に食べたくなった。

 

「沙綾、会計よろしく」

「ホントにレモンパン好きだね…ほかのも買ってっていいんだよ?」

「他のも食べた時美味しかったけどやっぱりレモンパンが好きだな僕は」

 

そう言いながらお金を出す。そしてお釣りと『福引券』が渡された。

 

「沙綾?これは?」

「あ、これ商店街の福引券なんだ。今商店街で買い物した人には渡す約束なんだ。すぐそこで福引してるから行ってみたら?」

「へ〜、まぁ、行ってみるかな?」

 

そう言ってレモンパンの入った袋をもって店を出た。

 

(まぁ、残念賞のポケットティッシュくらいは貰っておこう…)

 

そう思いながら福引をやりにいった。そして…

 

「大当たりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!特賞のペア温泉チケット一泊二日が当たりましたァ!!」

 

……は?

 

 

〜滝河家、雄天の部屋〜

 

 

「ーーという訳でひまり、温泉チケットが当たったんだ。行k」

「行きたい!!」

 

デスヨネーボクワカッテマシター。そういう事で今度の休みにひまりと温泉に行くことになりました。他のメンバーは僕とひまりをみてニヤニヤしながら「行ってらっしゃい」って言ってたな。でもモカは

 

「マー君2人きりだからってひーちゃん襲っちゃダメだよー、ひーちゃんもマー君襲っちゃダメだからねー」

 

って言ってたな。いくら付き合ってるからってそんなことするわけないじゃん…ひまりから襲ってくるなんてことはまず無いはず(確信が持てないところ不安なんだけどね…)

 

 

〜土曜日〜

 

 

「ゆーうまぁー」

 

駅前広場で待っているとひまりが荷物をもって来た。

 

「待った?」

「大丈夫。全然待ってないよ?」

「ホント!?良かったぁ、じゃあ行こっか?」

 

ひまりはそう言って駅に入ってった。余程楽しみだったんだな…それは僕もだけどね。だって付き合い始めてから2人で出かけるなんてことがあんまり無かったからね。

 

「ねぇゆうま」

「どうしたの?」

「今日の服どうかな?」

 

そう言って来たひまりの服装に目をやる。白い半袖シャツと薄ピンク色の半袖上着がスゴくベストマッチしている。スカートもひまりらしい色を選んでいて見とれてしまう。

 

「どうしたのゆうま?見とれちゃった?」

「う、うん…すごく可愛いよ。やっぱりひまりは何を着ても似合うよ」

「あ、ありがと…嬉しい…/////」

「照れてるのも可愛いよ」

「ゆ〜う〜ま〜/////!」

「ほら、早く行かないと電車乗り遅れちゃうよ?」

 

僕がそう言ってひまりの頭を撫でる。ひまりは恥ずかしくなったのかポカポカと叩いてきた。

 

「もお〜バカぁぁ〜」

「ごめんごめん。あ、電車きたよ?行こ?」

 

 

僕はひまりの手を繋いで電車に乗った。電車に乗ること4~50分。僕らは温泉がある温泉街の駅に着いた。それから地図を見ながら歩き続けること10分…

 

「ついたぁぁ…」

 

ひまりはそう言って旅館の入口前で座り込む。

 

「ひまり、地べたに座ると汚れちゃうよ?部屋に行ってからの方がいいよ?」

「う〜」

 

ひまりはそう言って立ち上がる。

 

「あれ?ここって…」

「どうしたのひまり?」

「ここの旅館すごい有名なとこだよ!」

「そうなんだ…知らなかったな…どういう感じで有名なの?」

「芸能人とかも泊まるし何より、カップルが入るとその後の幸せが約束されるんだって噂なんだよ!!」

「カップル……/////」

「ほ、ほら!ゆうま早く入ろ!/////」

「そ、そうだね/////」

 

旅館に入ってからは従業員にチケットを渡した。1泊2日の料金が半額になったから沙綾には感謝しないとな。おかげでひまりとここに来れたわけだし…僕は隣のひまりに目をやろうとするとこっちを見てきて思わず目をそらす。

 

「どうしたのゆうま?」

「な、何でもないよ…」

「お客様、お部屋にご案内します」

 

従業員に案内されて僕達の泊まる部屋に来た。そこは2人が使う部屋だとしても充分すぎるくらいに広い。"和"がそこら中から滲み出てるよ。

 

「こちらになります。夕食まではお時間もありますのでどうぞごゆるりと」

 

そう言って部屋の戸を占めた。荷物を置いて休憩しようとすると、いつの間にか座っていたひまりが手を広げてこっちを見てる。

 

「ゆうまぁ、抱っこして〜」

「……分かった、おいで甘えん坊ひまり」

「やったあ♡」

 

ひまりはそういって僕に抱きつく。

 

「ゆうま成分補充〜♡」

「その成分に毒がなければいいね?」

「あるわけないもーん♡」

 

そう言ってぎゅっと抱きしめてる。時々ひまりは僕の頭を撫でたり髪の匂いを嗅いだりしてくる。

 

「ゆうまの髪、いい匂いする〜」

「そうなの?」

「うん!ずっと嗅いでても飽きないかも?」

「僕の精神が持たない可能性が…」

 

「えへへぇ、その時はゴメンね?」

 

そう言いながらひまりは頭を優しく撫で続ける。

 

「そうだ!」

 

ひまりは離れて立ち上がる。

 

「いいこと考えた♪」

 

そう言ってひまりはニヤニヤしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆうま、すごく固いね…」

「最近はずっとだよ…」

「そうなんだ?だからこんなに固くなっちゃったの?」

「仕方ないよ…」

「じゃあ楽にしててゆうま、気持ち良くしてあげる♪」

 

ひまりはそう言って手をかける。

 

「どう?気持ちいい?」

「絶妙な力加減だね、上手だよ。前よりも上手くなってるね?」

「ホントに!?嬉しいなぁ、ゆうまに肩のマッサージ褒められたの初めてだよ!」

「最初の頃なんて痛くて辛かったよ…肩コリとれたかな?ありがとひまり」

「どういたしまして♡」

「僕飲み物買ってくるけど待ってる?」

「一緒に行く!」

「りょーかい」

 

僕がそう言うとひまりは腕に抱きつく。さっき抱きつかれた時思ったけどひまりの胸が日に日に増してるような気がするのは僕の気のせいなのだろうか…

 

まぁそんな事を思いながら自販機の前に行くと以前にも見たことあるような水色の髪の女の子がいた。もしかして………

 

「花音さんですか?」

 

僕がそう言うと名前を呼ばれた女の子はひゃううと言って飛び上がってこちらを見てきた。

 

「あ、ゆ、雄天くん?」

「久しぶりですね花音さん、グルメフェス以来ですね?」

「そ、そうだね…ひまりちゃんも一緒だ…」

「花音先輩こんにちはー」

「こ、こんにちは…」

 

花音さんがここにいるなんて珍しいな…一人で来たのかな?そう思ってるとクリーム色の髪のまたもや見たことあるような人が来た。

 

「あら、滝河君じゃない?偶然ね」

「千聖さん!?どうしてここに?」

「私は花音と一緒にここに来たのよ。実は来れなくなった人がいてそれでその人の代わりと言ってはなんだけどってことでね」

「それって誰です?」

「あたしも気になります!」

「知ってると思うわよ…草薙奏くん」

 

その名前を知らないわけが無い。草薙奏さん。僕達が中学時代の時に"Eternal Happiness"通称エタハピとして活動していたメンバーの1人だ。バンドは解散してしまったが今でもSPACEには最後のLIVE時の写真が飾られている。

 

「そう言えば奏さんって花音さんと幼馴染なんですよね?」

 

僕がそう聞くと花音さんは「うん」と言う。ひまりはすかさず質問をした。

 

「もしかしてぇ、奏さんと花音さんは付き合ってたりするんですか!?因みにあたしとゆうまは付き合い始めたんですよ!しかも両思いだったんです!!」

「ひまり声大きい!は、恥ずかしいよ!?」

 

僕がそう言うとひまりは再び腕に抱きつく。

 

「滝河君いい彼女をもって幸せね?花音もいずれはこういう風になるのね…」

「ち、千聖ちゃん…まだ奏くんの返事が聞けてないから分かんないよ?」

「大丈夫よ。私、彼はそう近くない日に答えを出すと思うわよ?花音の事が好きだって言うと思うわ」

 

千聖さんが花音さんに言うと花音は「ふえぇ」と言いながら顔を赤くする。こういう人ほど顔を赤くした時ってわかり易いなぁ…

 

「じゃあ私達はそろそろ部屋に戻るわね?2人も温泉楽しんでいってね?」

 

そう言って千聖さんは花音さんを連れて自室に戻っていった。

 

「ゆうまぁ〜」

「?、ひまり?」

「喉乾いたぁ〜」

「そうだった!飲み物買いに来たんだった!」

 

当初の目的を忘れる所だった。僕は自販機のレモンジュースを買いひまりはカフェオレを買って部屋に戻った。そして部屋に入って飲もうとすると同時にひまりに抱きつかれたかと思うとその勢いで押し倒してきた。

 

「ひ、ひまり?」

「今は…あたしだけを見てゆうま…」

 

そう言ってひまりは僕にキスをしてきた。

 

「…ひまり」

「?」

 

ひまりが起き上がって疑問符を浮かべている隙に僕は起き上がりひまりを抱き寄せてキスをした。

 

「さっきのお返しだよ?」

「もぅ…ばかぁ」

 

ひまりの悔しそうにしてる顔をみて思わず笑いそうになってしまった。

 

 

つぐみside

 

 

「そろそろ雄天君達旅館にいる頃かな?総士くんはどう思う?」

「まぁ着いてイチャイチャしてるだろうな…」

「ははは…」

「しかし話を聞いた時は驚いたよ…ユーマとひまりが付き合い長いのは知ってたがホントに付き合っちゃうなんてさ…」

「ビックリしたよね…」

 

今は店にはお客さんがいなくて私と総士くんがいる。それとバイトに来ているイヴちゃんと和都くん。

 

「そろそろ俺は行くよ。コーヒーご馳走様」

「ばいばい総士くん」

「じゃあねつぐみ」

 

そう言って総士くんは店を出た。そして入れ違いにお客さんが入ってきた。

 

「ヘイラッシェーイ!!何握りやしょー!!」

「イヴちゃんうちカフェだから…」

 

 

花音side

 

 

雄天くんとひまりちゃんって付き合い始めたんだぁ…すごいなぁ………

 

「ねぇ千聖ちゃん」

「どうしたの花音?」

「私も……奏くんとあんな風になれるのかな?」

「きっとなれるわよ」

「えへへ…ありがと千聖ちゃん…」

 

あの2人とは今度は奏くんと一緒にどこかで会いそうだなぁ…私はそう思った。

 

 

雄天side

 

 

夕食の時間になりご飯を食べた僕とひまりは部屋で今は和菓子をつまみながらテレビを観ていた。

 

「ねぇゆうま」

「どうしたのひまり?」

「実はここのお風呂って混浴もあるんだって!さっき旅館の間取り図を見てきたんだ!」

「へぇ〜」

「それで、さ……」

 

ひまりが僕に近づいて耳元で囁く。

 

「私と一緒に…………お風呂入らない?」

 

 




次回雄天はひまりと混浴してしまうのか!?乞うご期待!
小鴉丸さん、今回の話で奏と総士の使用許可を頂けてありがとうございます!
感想や評価ご気軽にどうぞ!
そして番外編アンケートの結果、モカの番外編に決定しました!投票にご協力してくださった方々ありがとうございます!番外編は丁度モカの誕生日である9月3日に投稿したいと思います!
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