夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
「一緒にお風呂入ろう?ゆうま」
………え?
待て待て今ひまりなんて言った?い、一緒にお風呂入ろう?いやいやそんな分けないよ…僕の聞き間違いだ。きっとそうだよ。そうに違いないよ。僕が答えるとこの後「ドッキリ大成功!」なんて言うフリだよね?
「ねぇゆうま、聞いてる?」
「う、うん。聞いてるよ?」
ひまりが僕に近づく。
「ねぇ…私と一緒に入るの…イヤ?」
上目遣いと潤ませた目、そして服からチラっと見える胸がもう誘ってるようにしか見えない。
「中学時代は時々だけど一緒にお風呂入ってたじゃん?だからさ、久しぶりに…わ、私達付き合ってるんだし…そ、その、ね?」
うぐあぁ!?な、何この破壊力!?可愛い!可愛いすぎる!?だ、だけどもあれから僕達は成長してる訳だし…もう高校生だからそういうのは無いのかって思ったけども…考えてる僕にひまりは更に追い討ち、寧ろトドメをさしにきた。
「ゆうまぁ〜お願ぁい…私とお風呂入るの…イヤなの?」
「イエイエそんな事ありませんからその麗しく可愛い顔をやめてください何かが色々ヤバくなります一緒に入りますから」
僕は粉砕玉砕されました。ひまりは顔を赤くしながらありがとうと小声で言っていた。そんなわけで一緒に入ることになりました。
ひまりside
私とゆうまは今混浴出来るお風呂に向かっている。そしてすごくドキドキしてるし頭の中では色々整理が追いつかない。
(どどどどうしようどうしよう!?混浴ってあってノリでゆうまに入らない?って誘ったらまさかホントに一緒に入ることになっちゃうなんてててて…)
思考が暴走寸前まで来そうになってると『混浴』の立て札があった。
「き、来ちゃったね…ゆうま/////」
「うん、そうだね…ひまり/////」
「は、早く中に入ろっきゃゆうみゃ!?」
思わず噛んじゃった。
「ひまり大丈夫?噛んだっぽいけど?」
「だ、大丈夫だよ…じゃあ中入ろっか/////」
「う、うん…」
私とゆうまは一緒に中に入った。見てみると案の定他に人はいない。完全に2人きりだ。
「じゃ、じゃあ僕は先に着替えるからちょっと目をつぶっててひまり?」
「う、うん…」
私は荷物を置いて目をつぶった。暫くして「いーよひまり」と声が聞こえた。目を開けるとゆうまはお風呂に向かったみたいだ。あたしも…覚悟を決めないとね!
私も服を脱いでゆうまのいるところに向かった。行ってみるとゆうまは背中をこっちに向けている。あたしはゆうまと背中合わせでお風呂に入った。
「ゆうま…あったかいね」
「そうだね…」
背中合わせでお風呂に入りながらあたしとゆうまは湯船の中で恋人繋ぎをした。何回かはこういうのはした事あるけどいざしてみると恥ずかしいな…
暫くして、
「そ、そろそろ身体洗わないとね…」
「う、うん」
「そうだ!ゆうまちょっとタオル借りるね?」
「え?」
私はゆうまからタオルを借りてそれを勢いよくゆうまの目を隠すように巻き付ける。
「ちょっとひまり!?」
「ゆ、ゆうまには目隠してて洗ってもらう!」
「僕はひまりに疚しいことなんてしないからね!?」
「そ、それもそうだけど、は、裸を見られたくないから……」
私はそう言うとゆうまは納得したみたい。
「前は自分で洗うからゆうまは背中と髪を洗って?もし見たりしたら…」
「み、見たりしたら…?」
「学校の学園祭でデートする事!」
「対価軽くない!?全然良いけど…」
「ありがと♡約束だよ?」
やった♡学園祭でデート…ふふふっ。楽しみだなぁ…まぁ、ゆうまが仮に見なくてもデートはするけどね?エヘヘ。
「それじゃゆうま、背中と髪、洗ってくれる?」
雄天side
と、いうわけで今に至り僕は目隠しをされてる状態でひまりの髪を洗ってます。背中は何とかなったよ。
「ひまり髪サラサラだし綺麗だよね?」
髪を洗いながらひまりに問いかけるとそんなことないよ〜と否定していた。
「いやいや自分に自信もってよ?可愛いんだし綺麗だしさ?」
「そんなに可愛いとか綺麗って言われると、照れちゃうよ/////」
「ひまりは僕に言われて嬉しくないの?」
「うう、嬉しいけど…」
「だったらいつも通りのひまりでいて欲しいな?僕は素直に喜んでくれるひまりが好きだよ?」
「もぉ、ゆうまったら…でもありがと♡」
「どういたしまして」
話してる内に髪も洗い終わった。
「ありがとゆうま、そろそろ目隠し外してもいいよ?次ゆうまが座るんだしさ?」
「あ、そっか。そうだね」
ひまりにいわれて僕はタオルを取り腰に巻いた。巻かないと見えちゃうからね…ナニかとは言わないけど…(多分言ったらアウト!!Guilty!ポリスメーンのお世話になるかもしれないし!?)
僕とひまりは前と後ろを入れ替えた。一応説明しておくけどひまりもちゃんとタオルで隠してるから大丈夫!今もこの後もR-18展開にはならない事を保証します!!
「じゃあゆうま、背中と髪を洗うね?」
「優しくね?」
「はーい♡」
それから何事もなく…とは言いきれないが何とかなった。途中でひまりがずっと撫で始めたりとかまぁ色々他あったけど無事何とかなりました。風呂から上がって旅館の着物を巻いて部屋に戻ろうとすると混浴入口前に千聖さんと花音さんがいてビックリしたな。すれ違う時千聖さんに「2人とも大人ね」と言われたのはビックリしたな…あの人にはもうお見通しなのかな…
部屋に戻ってから布団を敷いて寝ようとしたらひまりが膝枕させて欲しいと言い出すので素直に応じることにした。
「ふあぁ」
「ゆうまったらもう眠いの?」
団扇で扇ぎながらひまりが聞いてくる。
「なんか疲れちゃった…すぐにでも寝たいな」
「むぅ…じゃあ眠気を覚まさせてあげるね?」
「何する気なの?」
僕が聞くとひまりは膝枕している状態から僕を起こしてキスをした。が、今までしてきたのとは違かった。ほんの僅かに舌を入れてきたことに驚いてしまった。
「目、覚めたかな?」
「そりゃぁ目が覚めちゃうよ…」
「えへへ…やったあ♡まだ寝ないで?」
「わ、分かった/////」
そう言うとひまりが抱きつく。その後もずっとイチャイチャしてから寝ることにした。電気を消して寝ようとするとひまりが
「ゆうま、キスしてくれたらよく寝れるかも?」
「調子いいなぁひまりは…」
僕がキスするとひまりは顔を赤らめて満足そうな笑顔でありがとうと言ってくれた。
「おやすみゆうま、大好き♡」
「僕もひまりが好きだよ。おやすみ」
こうして僕は一緒の布団でぐッすりと寝ることが出来た。
ひまりside
ゆうま寝たかな?私はそう思いながら顔を伺う。寝てる顔が可愛いな。いつもの事だけど♡私は寝ているゆうまをギュッと抱きしめる。
「両思いって気づいたときには驚いたなぁ……そして今は恋人同士、えへへ、何だか恥ずかしいなぁ…」
寝ているゆうまに抱きつきながら呟く。
「ゆうま、これからもみんなと私と楽しい事いーーっぱいして最高の思い出作ろうね?愛してるよ…ゆうま♡」
私は言えてスッキリしたのかすぐに寝ることが出来た。
雄天side
朝になったから鳥の囀りが聞こえる。目覚めのいい朝だなと思い起きようとさきたのも束の間、なんか息苦しい。
(なんだ…?なんで僕こんなに息苦しいんだ…?)
そう思いながらチラッと目をやると浴衣が少しはだけているひまりにずっと抱きしめられてる。抱きしめられるのはもう慣れたけど……はだけた浴衣から見えてる柔らかいモノに僕の顔が埋まっている状態だ。流石にこれは慣れないよ……
(マズイ!!このままひまりが起きてしまえば誤解を招かねないぞ!?何とかしてここから脱出しないと行けないのに…抱きしめる力が意外と強い!で、出れない…)
そう思ってるとひまりが瞼を擦り起きてしまった。
「ん〜、おはよ〜ゆうま……ん?」
ひまりは今の状況を見て納得したのか顔が赤くなる。やばい(確信)
「ひ、ひまり、これは、そnー」
「ゆうまごめーん!」
………え?
「寝るときあたしゆうまの方向いて抱きしめたまんま寝ちゃってたの!息苦しくなかった!?顔赤くなっちゃってるよ!?」
「へ?あ、僕は大丈夫だよ?それよりも」
僕は話してるひまりの目をそらす。
「どうしたの?」
「いや、その、ひまり、今の自分の姿を見てなんとも思わないの?」
「へ?」
そう言ってひまりは自分の姿に目をやると羞恥心が倍増したのか赤くなった。そして僕の方に布団を投げて「着替えるから見ないでね!?」と叫んだ。僕は「分かったから早く着替え方が」と言うと今度は枕が飛んできた。
その後着替え終わったひまりがむぅっと頬を膨らませていたので「コンビニスイーツ」と言ったら機嫌を直して目が光ったのは言う迄でもない。そんなにチョロくて良いのか?と毎度のことながら思ってしまう。
旅館で朝食を食べ終わってからは荷物をもって出て駅についてからはひまりが駅中スイーツ食べたいと言い出したので食べる用と蘭達へのお土産って事で買って帰ることにした。
「美味しかったぁ〜ね、ゆうま?」
「そうだね。お土産も買ったし蘭達も喜んでくれるかな?」
「ぜーったい喜ぶよ!」
「じゃ、そろそろ戻らなきゃね?」
「うん!行こゆうま!!」
こうして僕とひまりの恋人になってからの初めての温泉旅行は色んなことがあったけど無事何事も無く終われたので良かったな。早く帰ってみんなの顔がみたいな。
電車に乗って駅前広場に戻って来てからは僕とひまりは互いの家に荷物を置いてお土産をもってつぐみの家に向かう。到着して店に入るとモカとつぐみ、そして巴が来ていた。
「ユウ、ひまり、2人ともおかえり!」
「マー君とひーちゃん到着〜」
「これであとは蘭ちゃんだけだね!」
「あれ?蘭はまだなんだ…」
「そうなんだよ。電話しても出なくてさ…モカもつぐも何も聞いてないっていうし…2人はなんか聞いてないか?」
「僕もひまりも今来たばかりだからな…」
そんな事を話してると店に誰かが息を切らして入ってきた。あの白髪は、パスパレの若宮イヴだったかな?
「イヴちゃんどうしたの!?そんなに息を切らして…」
「た、大変です…皆さん落ち着いて聞いてください…」
若宮さんは息を整えて喋り出した。
「さっきランさんの家から悲鳴と銃声が聞こえてきたんです!そしておそるおそるこっそりと見てみたら、ヘンな3人組の人にランさん達がヒトジチにされてるところを見てしまったんです!!」
それを聞いて何かの冗談だろうと思ったが若宮さんの目がそれを物語っていた。
蘭side
〜美竹家 リビング〜
「美竹家のみなさぁん、少しでも変なことしてみてくださぁい?次は私の堪忍袋の緒が切れちゃって殺ってしまいかねませんよぉ〜?」
「貴様…何が目的だ!」
隣で父さんが縄で縛られながら叫ぶ。母さんもあたしも一緒に柱に縛られてる。
「美竹家の財産とかも目的ですが…もう一つは…イヤ、今は言わないでおきましょうか。私が耐えられなくなってしまいます…」
犯人グループの主犯格がニヤニヤしている。
(誰か助けて…ひまり、モカ、巴、つぐみ……………雄天!!!!!!)
昨日日間ランキングで14位ってなっててすごく驚きました!見てくれた方々ありがとうございます!これからも頑張っていけたらなと思ってます。
今更ですが僕、Twitterもやってます。『椿姫@』で調べればすぐに出るかと思います。ストーリーの事やゲームのことで話したいなとかどんな事でも構いません!気軽に喋れたらなと思ってます!
次回の更新はいつになるか分かりませんが、頑張っていきたいです!これからも応援よろしくお願いします!