夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
今回の話はただのデートではありません!コラボ回となります!!そのコラボ相手は
「俺と君を繋ぐ音」を執筆している小鴉丸さんです!実はコラボする事は以前から決まっていて今回に至ります!
ではWデート、ご堪能あれ〜
※前編後編と分けていますので次回もコラボ回になってます
ひまりside
「ゆうまぁ、起きろぉ〜」
毎度の事ながら私はゆうまを起こしにいく。ゆうまは眠たい目を擦りながら身体を起こす。
「ふあぁ…ひまりぃ、おはよ〜」
「眠そうだね?おはようのキスはして欲しいかな?」
ゆうまは朦朧とした頭で考えてから頷く。私は腕をしっかりゆうまの背中に回して唇にキスをする。
「目は覚めたかな?ねぼすけゆうま?」
「んん……おはよう、ひまり」
「おはようゆうまっ♪今日は楽しみだね?」
「そうだね、デートはデートでも…学園祭デートだからね?」
私は笑顔で頷く。起きたのを確認してから私はゆうまの部屋を出てリビングで来るのを待つ。
「あれ、ひまりちゃん?」
「あ、越天さん!おはようございます!今日はオフなんですか?」
「午前だけオフなんだよ、午後からまた仕事かな?」
「そうなんですか!芸能界の仕事頑張ってくださいね!」
「ひまりちゃんも雄天とこれからも仲良くな?雄天ぁ!飯はまだかぁ!?」
越天さんがそう言うとゆうまがはいはーいと言いながら制服に着替えて来た。簡単なご飯を作って私達は食べ終えてその他諸々な準備をする。
「じゃあゆうま、行こっ?」
私は自分の手をゆうまに差し伸べる。越天さんはそれを見てニヤニヤしてる。ゆうまはちょっと恥ずかしそうに手を出す。私はそれをしっかりと掴んで玄関のドアを開けた。
草薙家 奏side
「さて、そろそろ行くか」
「お兄ちゃーん!」
妹の未来が駆け寄ってくる。
「今日はお姉ちゃんとデートなんでしょ?ちゃんと男らしくエスコートしないとダメだよ?」
「分かってるよ、じゃあ行ってくる」
「いってらっしゃーい♪」
俺は家を出てあるところに向かった。未来がお姉ちゃんと言っていた松原花音の家だ。花音とは付き合うことになり今日初めてデートをすることになったのだ。幼馴染から恋人関係になれたことはとても嬉しく思う。ハロハピメンバーが祝福してくれた時は本当に嬉しかった。そんな事を思い出しながら走っていくと花音が自分家の前で俺を待っていた。俺が来たことに気づくと笑顔でこっちを見ながら手を振ってくれていた。
「ごめんね花音、待ったかな?」
花音は全然そんなことないよと言ってくれた。
「私も今玄関に来たばっかりだから大丈夫だよ…」
「そっか…じゃあ行こうぜ?」
「うん!」
俺の差し伸べた手を花音はしっかりと握る。その手は綺麗で柔らかくとても暖かかった。
「奏くんとこうやって手を繋いで歩くの…凄く嬉しいんだよ?」
「俺もだよ花音、そう言えば昨日からやってたんだよな?羽丘学園祭って」
「うん!ケーキとかもあったし喫茶店もあったんだ!あ、後ね…」
こんなふうに花音が楽しそうに話していると俺も楽しい気分になる。何よりも花音の笑顔が可愛いから。
「雄天君達の模擬店が作ったクレープが、凄く美味しかったんだよ!」
「雄天って、滝河雄天か?」
「そうだよ?」
「懐かしいな、アイツとは中学以来だからなぁ…しっかしひまりと付き合ってるって花音から聞いた時はほんとにビックリしたぞ?」
「あはは…ひまりちゃんと1番付き合い長いのって雄天君だからね…お互いに両想いだって気づいたんだって」
「俺達に似てるな?」
「そうだね」
(雄天……久しぶりにお前と会って話がしたいな…色々聞かせてくれるか…?)
俺達は手を繋ぎながら羽丘学園へ向かった。
雄天side
僕とひまりは今、校内を二人で回っている。ひまりは僕の腕を組んで時折僕の顔を見てはふふふと笑っている。そしてかなり密着してるから制服越しに胸の感触が伝わってくる。すれ違う人たちみんなこっちを見てニヤニヤしたり妬ましそうに見てたりと…まぁ色々あったよ……うん。
「……なんか改めてこういう事すると恥ずかしいね…」
「ゆうま照れてるぅ、カワイイ〜♪」
「あんまりからかわないでよ…」
そう言いながら外の屋台を見て回ってると僕らのクラスの模擬店にお客さんがいっぱいいた。繁盛も理由だがそこには…
「そ、総士さんっ!?」
「あれ?ユーマじゃねぇか!それにひまりも!」
総士さんが屋台のクレープを食べていた。そして総士さんの後ろにいる女子高生達。十中八九エタハピのファンだろう。多いなぁ…そりゃ有名人だもの……総士さんがいるってことは…
「総士さん、ちょっといいですか?」
「どうしたユーマ?」
「総士さんがいるってことは…他のメンバーも、ま、まさか、いるって事ですかね…?」
「あぁ、そう言えば莉緒と九郎、龍斗も来てるぜ?どこにいるかはまでは知らんが…お、このクレープうめぇな!も一個くれ!」
そう言って総士さんはクレープを食べる。
「そんなに食べてたらつぐと一緒に食べる分無くなりますよ~?」
ひまりがそう言うと総士さんは咳き込んだ。
「ぶふぉっ!?ひ、ひまり!!」
「逃っげろぉ〜♪」
「ちょ、ちょっとひまり!引っ張らないでぇ〜、あっ!総士さん!」
「どうしたぁ!?」
「つぐみと上手くいくこと、祈ってま〜す!」
僕はひまりに引っ張られながら校舎内に入っていった。
総士side
「ったく、ひまりの奴……」
「でも総士さんはつぐのことが好きなんですからね?」
巴に言われて俺は顔が赤くなる。
「わかってんなら言わないでくれよ/////」
はぁ…しっかしユーマとひまりは仲良さそうだな…羨ましいぜホント。アイツも……奏も花音と恋人同士になってるしよ…
「俺もいつか……お前達に追いついてやる…そこで待っててくれよな。奏、ユーマ」
雄天side
「はぁ…はぁ…ひ、ひまり、引っ張りすぎぃ…」
「ごめんごめん…」
「全く…次はどこか行きたい所ってある?」
「う〜ん、私は蘭たちのクラスのメイド喫茶行きたいなぁ〜」
「じゃあ行ってみよっか?僕もメイドの蘭見ていたいし?」
「やったぁ♪」
そう言ってひまりはまた腕を絡めてくる。僕は素直に応じて歩き出した。1年生のクラスって2階だから階段上がるのって意外と大変なんだよなぁ…ってあれ?
「どうしたのゆうまぁ?」
ひまりが心配して僕の顔を覗き込んでくる。
「アレって…奏さんじゃない?ひまり」
「え?…あっ!ホントだ!!花音さんと手繋いでる!」
僕とひまりは奏さんのところに向かう。走ってきた音で気づいたのか2人ともこっちを向いた。
「ゆ、雄天!?久しぶりだな!」
「奏さんこそ中学以来ですよね…お久しぶりです!」
「ひまりちゃん、雄天くん…2人はデート中かな?」
花音さんが聞いてくるとひまりはそうです!といってくっついてきた。僕はひまりの頭を撫でながら奏さんと話す。
「花音さんと付き合うことになったんですよね?その様子を見ればわかりますよ〜」
「あぁ、花音にしっかりと自分の気持ち伝えれたぜ!お前らは相変わらずのラブラブっぷりだな?」
「いずれ奏さんも花音さんとこんな感じになりますよ?」
「ははは…すごいな、な?花音」
「うん…そうだね…所で2人は今からどこに行こうとしてるの?」
花音さんに言われて蘭たちのクラスのメイド喫茶に行くと正直に答えると奏さんが、
「立ち話もなんだし一緒にいこーぜ?蘭のとこにさ。ってか何かWデートみたいだなコレ?」
「あ、確かにそうかもですね」
そんなことを話しながら歩くと蘭たちのクラスに辿り着いた。開けると、
『おかえりなさいませー、ご主人様!!』
「うおっ!びっくりした!」
「ふ、ふえぇっ!?」
メイド服を着た女子達が声を揃えて歓迎してくれる。勢いもあってか奏さんと花音さんは驚いて腰を抜かしそうになっていた。
「って雄天!?それとなんで奏さんまでっ!?」
「あ、蘭いた」
「はわわわ…」
「?ど、どうしたのひまり?」
ひまりがぷるぷる震えていたのも束の間、蘭に抱きつく。
「蘭かわいいいいいい♡♡」
「ちょ、ちょっとひまり!く、くっつきすぎ!雄天達が見てるから!!」
顔を赤くしながら蘭は抱きついてきたひまりを剥がそうとする。確かにメイド服姿の蘭は確かに可愛らしい。いつもは革ジャンだったりとかだから余計に新鮮さが増す。ってか…ちゃっと露出度が多いような……目の当てようが…あ、奏さんもちょっと目を逸らしてる。しかもかなりお客さんもいる。繁盛していることこの上ないな。
「2人ともお持ち帰りでー!!」
その時ひとりの客が声を上げた。
「ひ、ひなこさん…うちのカフェはそういうシステムでは無いんですよ…?」
「えー!?じゃ、ドンペリは?」
「だから無いですって…」
「じゃあバ●ルモスの涙はー?」
「それ違うものです!そもそも飲み物じゃないですしそれは素材です!!」
「なかなか天殻おちないんだよなー?」
「ダメだこの人!早く何とかしないと!」
あれ?あそこにいるのって…僕は声を発した人に向かう。
「二十騎さん…何してるんですか?」
「あ、やっほー!雄天ちんじゃん!あれ?ひまりちゃんと奏君に花音ちゃんも一緒だー!!Wデートでもしてんのー?ひなちゃんにも教えろよーこのこのぉ」
そう言って二十騎さんは僕の頬を綴こうとするので僕は必死に抵抗する。この人は二十騎ひなこさんでGlitter Greenのドラムをやってる。かなりハイテンションな人だ。この人のペースについてこれる人なんているのだろうか…
「やっと見つけたー!」
入口から声が聞こえる。振り向くと鵜沢リィさんがいた。
「全く!小学生みたく走り回って…探す身も考えてよ…」
「り、リィさん…お疲れ様です」
「ゆ、雄天くん…そこのアホはあたしが引き取るから…後でお仕置きだよぉ…」
そう言ってリィさんは二十騎さんを引き摺って出て行った。それを見て奏さんは口を開く。
「……何だったんだ、あれ?」
「奏さん、僕らは気にしたら負けです」
「お、おう…」
それから喫茶店でパンケーキやら紅茶やらを食べたり飲んだりとした。ひまりが蘭の事を撮りたいなんて言い出したりもして、蘭は「誰にも見せないなら…」と、顔を紅くしてモジモジしながら受け入れた。それを見ていた奏さんが鼻血を出しそうになったり花音さんにジト目で見られたりとまあ色々ありました。会計を済ませて学食に行って昼食を取ることにした。
「ふぅ…腹減ったなぁ」
「もう奏くんったら…」
「私もお腹空いたぁ〜ゆうまぁ〜」
「ったくひまりったら…」
僕と奏さんはハヤシライスを注文しひまりと花音さんはオムライスを注文した。
「やべぇ…超うめぇ」
奏さんはそう言って食べていく。よっぽど腹が減っていたのかかなりのペースで食べている。
「喉には詰まらせないでくださいね…」
「ゆうまぁ」
肩をツンツンされてひまりの方を向く。
「どうしたの?」
「あーん♪」
ひまりはオムライスを僕の口に入れる。不意打ちでびっくりした。
「美味しーい?」
「うん…」
「次はゆうまの番だよ〜?」
ひまりはそう言って待っている。ここで引き下がる訳にはいかない。むしろ引き下がる理由が無い。僕はハヤシライスをひまりに食べさせる。
「ありがとゆうま♪」
それを見ていた花音さんが奏さんに今、やろうとしていた。
奏side
「奏くん!」
花音に呼ばれて俺は花音の方を向くと花音はスプーンの上に一口大にしたオムライスをこっちに向けていた。
「どうした花音?」
「あ、あーん、して……」
(断る理由無いからいいけど…どうしたんだいきなり)
俺はそれを食べる。お!こっちも美味いな。お返ししないとな。俺はハヤシライスを一口花音に差し出す。
「ほら、花音もやったから俺のも食ってみろよ?」
「ふえぇ?わ、私は大丈夫だよ…」
「?」
なんで断るのか理由が分からなかったから口を開けた隙に入れる。
「どうだ?」
「お、美味しいよ…あ、ありがと…」
俺には何故顔を赤くしているのかが分からなかった。
雄天side
甘い空気な感じで昼食を食べ終えてからは最近のこととか付き合うようになった経緯等を話した。
「そう言えば奏さんたちはこの後どこ行くか決めてたりしますか?」
「ん?あぁ、薫たちの演劇見に行ったりとかさっきチラっと見えたんだけどお化け屋敷あってさ!まぁ他にもみたい所はまだあるんだけどよ?」
「僕達もこの後、薫さんたちの演劇部見に行こうかなって思ってましたよ?一緒に行きませんか?」
「私は賛成!!なんかWデートみたいでいいかも!!」
「俺はWデートでも構わないが、花音はどうだ?」
「うん。私もそれでいいよ?」
こうして僕とひまり、奏さんと花音さんによる学園祭Wデートが始まったのだった。
???side
「ったく………いい加減起きろよお前は…」
俺はおんぶしている奴に言う。この状態目立つんだよなぁ…
「………ぇあ?どーしたの?」
「どーしたの?じゃねーだろ!!もうすぐ千聖達の演劇発表があるんだよ!観に行くって言ったのはお前だろうが!?」
「………そうだね……じゃ、このまま体育館までおんぶしてって〜よろしく〜。ついたら起こしてね〜?」
「いやお前は自分で歩けや!こっちはもう疲れたんだよ…ってもう寝てやがる!?」
俺は重い足取りで体育館へと向かった。
「助けてくれ〜奏〜、俺の背中で寝てるやつおぶってくれよ〜」
俺の悲痛な声は誰にも届かなかった。
この度コラボをさせて貰って本当に感謝しています。改めまして小鴉丸さん、ありがとうございます!小説投稿始めて5ヶ月ほど経ちました。ここまで続けてこられたのは皆さんあっての事です!これからもよろしくお願いします!感想や評価は気軽にしてもらえると嬉しい所存です!
次回も頑張ります!
おまけ
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