夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
※ひまりが活躍するはずです
※ひまりが活躍するはずです(大事なことなので二回言いました)
ひまりside
私はいつも通りゆうまの事を起こしに行く。
「ゆーうまっ!朝だぞ〜?……ってあら?もしもーし?ゆうま?」
いつもならモゾモゾ動きを立てて起きてくるのに今日は返事も動きも一つもない。どうしたのかな?そう思ってると
「ゔうぅ…ひまゲホゲホり、お、おはよぅぅぅ…」
ゆうまがベッドから起きあがったんだけどすんごく顔色が悪かった。夢も希望も無さそうになってるし顔が赤いし足元もフラフラしてる。
「ゆ、ゆうまっ?だ、大丈夫?」
「ご、ゴレがウェッホウェッホ大丈夫ぞゔにみえるが?ゴホゴホ…うぅ」
言い終わるとゆうまは仰向けでベッドに倒れてしまった。
「!?っゆうまっ?ちょっとゆうまぁ!」
もしかしてと思い私はゆうまのおでこに手を当てる。そしたら案の定かなり熱くなっていた。
「ゆうま!体温計ってどこにあるの?」
「……僕の机の引き出しの中…」
私はゆうまの部屋の机の引き出しを漁り体温計を見つけてゆうまの熱を測る。
「38度もあるじゃんゆうま!」
「…そんなに熱…あったの僕?ゴホゴホッ」
「無理しないで今日は学校休んで!ちょっと今から学校に電話するから着替えて寝てて!」
私はゆうまの部屋を出て学校に電話する。
「あ、もしもし上原ひまりです……はい…ゆうまが風邪引いちゃって…あ、はい…わかりました!……え?私は…はい!ありがとうございます!失礼します!」
あたしは電話を切ってゆうまの部屋に戻る。ゆうまはぐったりとしていた。
「ゆうましっかりして!取り敢えず今日ゆうまは学校休みだって先生達に伝えたから!それとさっきゆうまの看病を私が任されたから今日は私が1日ゆうまの看病をします!先生からも許可が出たからね!」
「あ、ありがとひまりぃ…わ、わざわざ学校休んでまで…」
ゆうまが私に笑ってくれる。風邪ひいてるのにその笑った顔は反則だよぅ…
「と、とにかく!ゆうまは着替えて寝ててね!私は冷えたタオルもってくるからさ!」
私はゆうまにそう伝えて部屋を出て1階に向かい頭に置くタオルと冷やすための氷水を用意して部屋に戻る。戻ると案の定ゆうまは着ていた寝巻きをベッドに脱ぎ捨ててあって今着替えている途中だった。私は思わず氷水の入った容器を落としそうになっちゃう所だった。
「ひゃあっ!?ご、ごめんゆうま!」
「ご、ごめんひまり…」
「も、もう!早く着替えちゃって///」
私は恥ずかしくなって慌てて後ろを向く。
(今ゆ、ゆうまの裸体がががが……大丈夫!パンツははいてたから問題ないよね?)
「ゆうま着替えた?」
私はゆうまに聞く。ゆうまは、おっけーと言ってベットに入っていく音がしたので私はゆうまの方を向いた。
「良かった。ちゃんと安静にしててね?ゆうま何か食べたいのある?」
私は氷水で冷えたタオルをゆうまのおでこに置きながら聞く。
「ひまりが作ってくれるものならなんでもいいよ…」
「おっけー♪ちょっと待っててね〜」
そう言って私はゆうまのリビングのキッチンに向かった。さて、
「何作れば良いかな…やっぱりお粥とかだよね?」
私は準備に取り掛かる。そう言えば風邪ひいたら生姜がいいって言ってたよねテレビで。じゃあまずは生姜入お粥を作ろう!
「いよーし、がんばっちゃうぞー!」
雄天side
ああああぁぁぁダルい…頭痛い…寝ててねって言われたのは良いんだけど全然寝れない…ところで今何時だろ?部屋の時計を確認するともうすぐ12時だ。今ひまりがお粥とかでも作ってくれているんだろう。寝れないけど寝て待ってようかな…
ひまりside
よし、出来た!さぁ、ゆうまに持って行ってあげなきゃね!私はおぼんの上にお粥とドリンク、風邪薬を置いて部屋に向かう。部屋の前まで来てドアを開ける。
「お粥作ってきたよーゆうまぁ、食べれる?」
「あ、ありがとひまり…食べる…」
私はテーブルにお粥を置くとゆうまは布団から出てきてお粥に手を伸ばす。が、私はその腕を掴み、
「食べさせてあげるから布団に入っていて良いよ」
と言う。ゆうまは自分で食べれるからと言ってそっぽを向く。
「無理したら風邪悪化しちゃうでしょ?だから、ね?」
私はゆうまの顔を見つめる。ゆうまは分かったよと言って布団に入る。あたしはお粥を持ってゆうまに近づく。そして
「はい、ゆうま、あーんして♪」
私はゆうまの口の中にお粥を入れる。ゆうまはモグモグして飲み込む。
「美味しい?」
私はゆうまを見つめる。ゆうまは
「美味しいよ…ありがと」
と言ってくれた。すごく嬉しくて飛び上がりそうになっちゃった。その後ゆうまはお粥を全部食べて薬を飲んで布団に入った。私はタオルを替えてあげて今は洗い物をしているところ。
「よかったちゃんと食べてくれて。早く治って欲しいな…」
私は洗い物を終えてリビングのソファに寝転がる。
「今日は朝から疲れちゃった……少しだけなら、寝てもイイよね?」
私は目を閉じた。
雄天side
「ん、トイレいきたい…」
僕はベッドから起きて1階のトイレに向かう。僕の家は1階にしかトイレがないからわざわざ降りていかないと行けない。正直なとこ1階まで降りるのが面倒だと思いながら降りていった。
「ふぅ、スッキリした」
トイレから出て部屋に戻ろうとしたその時リビングの方から寝息が聞こえてきた。行ってみると、ひまりがソファで寝ていた。朝から僕の看病を学校休んでまでしてくれていたからきっと疲れて寝てしまったんだろう。僕は寝ているひまりにそっと近づき頭を撫でる。そして耳元で
「ありがとう」
と言ってその場を後にした。翌日ひまりの看病のおかげで僕はすっかり良くなったのだが、僕の風邪がうつってひまりが風邪をひいたのは別の話。
更新ペースがガタッと落ちてしまいました…それでも頑張っていきたいと思います。
※体育祭編はあと2~3話で終わるかと思います。
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