夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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今回は番外編になります。11話以降は時間が掛かりそうです。11話を期待してた方には申し訳ありません。

それでは番外編になります〜

※追記 修正入れました。


羽沢つぐみ番外編①「世紀末な客であれおもてなしの心を忘れずに」

僕達は、今羽沢珈琲店のお手伝い中。後夜祭があってからかお客さんが増えていったとの事。詳しいことをつぐみに聞いたら、

 

「ごめんねいきなり呼び出しちゃって。お父さんが風邪ひいちゃってお母さんと私の2人だけなの。雄天君達が来てくれて良かったよ。」

 

「お役に立てるならなんでもいいよ。つぐみ、僕はどうすればいい?」

 

「雄天君はお母さんと厨房行って料理作って。ひまりちゃんとモカちゃん、蘭ちゃんは着替えてウェイターお願い!」

 

そして現在に至る訳です。

 

「ブラックコーヒーとハニートースト」

 

「こっちにはサンドイッチとコーヒー微糖で」

 

「昼さがりのセットを一つ下さーい」

 

「ありがてぇ!!このアイスコーヒー、キンッキンに冷えてやがるよぉぉ!!」

 

1人場違いな客が居た気がするが気にしたら負けだ。僕はつぐみの親と一緒に厨房で料理、モカとひまりはウエイターをしているのだが、何故にメイド姿!?モカもひまりも似合ってるからいいけどさ。何故かモカはパーカーも来てるし…暑くないのかな?ひまりはというと、メイド服でもでかいのが分かるほどだ。男性客の一部は目をハートにしちゃってるし…つぐみはレジを担当している。蘭の分のメイド服もあったのだが恥ずかしくって私服に店のエプロンというシンプルなスタイルだった。巴も呼ぶ予定だったがバイト先から連絡が入ってそっちに行ってしまったとのこと。

お客が多かったのも今は人がいない。凄かったなさっきまでのお客の多さ。そんなことを思っているとつぐみのお母さんが、

 

「みんなありがとね。あと3時間したら今日は閉店だから頑張ってね」

 

『はーい』

 

さて、あと3時間頑張りますか!

 

 

ひまりside

 

 

「ふぅ、疲れたねーモカ」

 

私はモカに同意を求める。

 

「そ〜だねひーちゃん〜」

 

人が多くてあっちこっち動いてたから疲れちゃっよぉ。オマケにメイド姿だから蒸れて汗かいちゃうし〜、ま、頑張らないとね。

 

「お疲れ様、ひまり、モカ」

 

蘭の労いの言葉がすごくありがたい。身に染みる〜

 

「いよーし、気合い入れて頑張ろー!えいえいおー٩('ω')ﻭ」

 

『…………』

 

「お願いだからスルーしないでぇ〜!」

 

そんなことをしてるとお客さんが入ってきた。

 

「あ、いらっしゃいま……」

 

 

雄天side

 

ドゴォン!!!!!!!

 

『!?』

 

向こうのテーブルから突然音がした。つぐみのお母さんもビックリしている。

 

「つぐみのお母さんはここにいて下さい。僕が行ってきます」

 

僕は急いで向かった。するとそこには怯えてるひまり達と、モヒカンに肩パッドファッションの姿をして、サングラスを掛けてるいかにも世紀末してそうな不良?がいた。僕はすぐひまり達に駆け寄って

 

「お客さん、どうなされましたか?」

 

ひまり達を後ろにやってその世紀末ファッションした奴らに話しかける。

 

「おい、兄ちゃん。ここナポリタンねぇのかよ?あぁん?」

 

「そうだよ!俺たちゃナポリに来た客たぞぉ?!」

 

「そうだそうだ!」

 

………は?え?コイツら何言ってんの?そう思いながら、

 

「申し訳ありませんがお客様?当店ではナポリタンは扱っておりませんのでここから近いレストランをお勧めしま」

 

言い終わる前に不良が、

 

「ッはぁ!? ねぇの?ナポってネェのこの店!?」

 

「ッざっけんなよテメェ!! テメェの頭ナポリタン色に染めてやろうかァ!?」

 

「ひゃっはぁぁぁぁ!!店員血祭りだぜぇ!」

 

「釘バット3本入りマース!!」

 

めんどくせぇ…ってかどんだけナポリタンに肩入れしてんだよ、そんなにパスタが食いたいならレストラン行けや。ここはナポリタンないって言ってんのに…そもそもナポるって何? ったく、こうなったら奥の手だ…

僕はポッケにしまってあるハチマキを取り出して巻いた…

 

「ナポリタン出せねぇ店潰せ!潰しちまえぇ!」

 

「アニキ、つぶすついでにここのメイドもらってこうぜぇ?」

 

「お、いいねぇ♪なかなかレベルたけーからなぁ!じゃ早速そこにいるヤツらを…」

 

と言って世紀末ファッションの奴らがひまり達に手を伸ばしてく…

 

「た、助けて……」

 

「おいテメェら、大事な幼馴染に手ぇ出すな…」

 

「ああん?」

 

「何だこの野郎、ナポリタン出せねぇのがワリーんだろ?」

 

「ってかあ、アニキ?このガキ、さっきと気迫が」

 

何言ってるか知んねーが俺はこのバカ共に言い放った。

 

「ナポリタンナポリタンうるセぇんだよ。そんなにナポリタン食いたきゃァ作ってやるからよぉちぃっと黙ってろ!! もし作ってる最中に1回でも大事な幼馴染に手ぇ出したら、分かってんだろーなぁ?」

 

俺は世紀末ファッションどもを脅して厨房にいるつぐみのお母さんに言い放った。

 

「聞いてのとおり、今から即興でナポリタン作る事になったッス!! 材料はありますか?」

 

「あ、え?ま、まぁ1通りありますが?」

俺はあざっすといってナポリタンを作り出した。

 

ものの数分後…そこには世紀末ファッションどものナポリタン3人分を俺がテーブルに並べた。世紀末ファッションどもはうめぇうめぇ、これが食いたかったんだぁぁぁぁぁ!と言い散らしながらナポリタンを食ってた。食い終わると世紀末ファッションどもは俺に土下座してきた。

 

「何の真似だテメーら?」

 

俺がそう聞くと

 

『先程は調子のってすいませんでした!!アニキ!!』

 

と、謝ってきた。しかも土下座で。

 

「まぁ、分かりゃ良いんだよ。2度とこんな事しねぇって誓えるなら…また来ても、いいぜ?ここのコーヒー、うめぇからよ。飲みに来いよ」

 

俺がそう言うと息ぴったりに『ハイ、アニキ!!』と言って満足そうにダッシュで帰ってった。ハチマキをほどいて

 

「みんな、大丈夫だった?」

 

僕が問いかける。

するとひまり、モカ、つぐみ、蘭が抱きついてきた。

 

『怖かったよぉぉぉ!』

 

「……ありがと。雄天…」

 

「ごめんね…怖い思いしちゃったよね?でも大丈夫。あれだけ言っておけばもうひまり達には手も出さないし問題ないy」

 

「あ、アニキ!! 大変です!!」

 

ドタバタしながらさっきの奴らが入ってきた。

 

「?どーしたの?」

 

僕が問いかけると

 

「アニキの料理の事、仲間に話したら…是非とも食べてみたいって言ってたんですよ!?」

 

『はぁぁぁぁぁぁ!?』

 

僕やひまり達、つぐみの親までもが驚いてしまった。

話している途中で、後ろからその仲間が入ってきた。窓の方を見てみるとあらま立派なバイクがいっぱいあります事。

 

「うらぁ!!上質な肉料理が食える噂の珈琲店ってのはここかあぁぁぁぁぁ!?」

 

「生ビール!!キンッキンに冷えたの一つ!!」

 

「オラは坦々麺が食べたいだァ!!」

 

「ひゃっはぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………………………は?』

 

 

 

 

 

このあとみんな滅茶苦茶頑張ったのは言うまでもない…

 




皆さんこんにちは椿姫です。
今回は番外編でしたが如何でしたか?このナポリタンのくだりを知っている人は知っているかも知れません。評価、感想、コメント待ってます!
お気に入り登録してくれた方々ありがとうございます!都合により紹介が出来ませんが申し訳ありません(反省)
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