夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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この番外編はアンケート結果で1位だったので先に投稿するという形です。
ぶっちゃけると日菜の回が見たいってぶっちぎりのトップでした。
投票してくれた皆さん!ご協力感謝します。今後も番外編アンケートがあるから知れませんがその時にもし良かったらよろしくお願いします!



氷川日菜番外編「アロマオイルは恋のニオイ?」

ひまりside

 

 

氷川家 リビング

 

 

「へぇ〜、こうやってアロマオイルを作るんですね?ありがとうございます日菜さん!」

「これくらい問題ないよひまりちゃん!家に来た時はビックリしたよ?いきなりアロマオイルの作り方教えて欲しいだなんてさ?誰かにプレゼントするの?」

「は、はい…」

「ふふーん?も・し・か・し・て、雄天くんとか?」

「…わかっちゃいました?」

「そんなに顔赤くしてれば分かっちゃうよ〜?あ、あとはこれをこうすれば完成だよ?」

「あ、はい/////…」

 

 

数分後……

 

 

「ぃよし!出来たぁ!」

「お疲れひまりちゃん!」

「ありがとうございます日菜さん!」

「もしかして雄天くんとお部屋で2人きりで使うのかな?ムフフ、ラブラブだねぇ2人ともぉ〜るらるん♪ってくるなぁ〜♫」

「も、もう日菜さんってば!」

 

そんな事を日菜さんと話してるとふと思ったことがある。

 

「日菜さんは好きな人とか居ないんですか?」

「えっ!?あ、あたしはいないよ!?」

「そんなに慌ててるってことは…」

「あーもうこの話終わり!はい!」

「むうぅ」

 

私は作ったアロマオイルをバッグに入れてゆうまの家に向かった。なんでアロマオイルを作ってたかと言うと、ゆうまに褒められたかった!シンプルな答えなのだー!待っててねゆうまぁ!!

 

「うふふっ♡ふふふふ♡」

 

私は自分の家に戻ってからはベランダを伝ってゆうまの部屋に入る。そうだ!今のうちに日菜さんと作ったアロマオイル置いとこっと♪それからそっと階段を降りてくと鼻をくすぐるようなとてもいい匂いがした。見てみるとゆうまがちょうど昼食を作ってたみたい。ちょっと覗いてみよっと♪

 

 

雄天side

 

 

今僕は朝昼夜兼用の仕込みをしている。長持ちしそうなものをさがしていたらいいものが載ってたから作ってる。

 

「こんな感じかな…」

 

僕は小さい取り皿にスープをいれて飲んでみる。

 

「うん。美味しい」

「それってそんなにおいしいの?」

「!?」

 

僕は驚いて後ろを見るとひまりがいた。

 

「い、いや、ゆうま?そんな幽霊が出たみたいなリアクションしなくても…」

「いきなり声をかけられたらびっくりするよそりゃ」

「ご飯作ってたの?」

「まあそんなとこかな。でも今は朝昼夜兼用の下拵えをしてるから昼食はもう少し先だよ?」

 

僕がそう言うとひまりはちょっと涙目になっていた。

 

「ちょ、どうしたのひまり?」

「……お腹空いた…」

「いや、そんなこの世の終わりみたいな顔しないでよ…分かった。ちょっと待ってて?」

 

僕はひまりにそういうとフライパンを取り出して簡単なものを作ってひまりに出した。

 

「ありがと♪あれ?ゆうまの分は?」

「僕は疲れたから部屋で寝てくるよ。食べ終わったら食器入れといて?」

 

僕はそう言い残し部屋にいった。部屋に入った途端とてもいい匂いがして眠気を誘われた。

 

「なんだこの匂い……」

 

僕はテーブルに置かれたものに目がいく。

 

「何故僕の部屋に…アロマオイルが………?」

 

僕は、ばふっと音を立ててベッドに倒れ込んだ。

 

 

ひまりside

 

 

さて、食べ終わったことだし、ゆうまの部屋に行きますか♪今日はゆうまと2人きりで部屋で…いっぱいイチャイチャ…

 

「エヘヘ…」

 

私はゆうまの部屋のドアに手をかけ開けるとそこはアロマオイルにいい匂いがしている。そしてゆうまはというとベッドに上半身だけ突っ伏していた。……こんな無防備なゆうまは近づいてこっそり驚かしちゃおう!こっそり近づいて驚かそうとすると突然ゆうまが起き上がった。そして私に勢いよく抱きついてきた。その衝撃で押し倒されてしまった。

 

「ひ〜ま〜りぃ〜」

「ゆ、ゆうま!?ど、どうしたの?」

「どぉこ行ってたのォ〜?」

 

そういうゆうまの目元を見ると涙腺が溜まっていたのか泣き出しそうになっていた。それだけじゃなくて目が蕩けていてぼーっとしているし呂律もうまく回ってるかどうかだった。

 

「ど、どこって私は下でゆうまが作ってくれたご飯食べてたんだよ?」

 

私がそう言うとゆうまはむうぅっと頬を膨らませる。

 

「……なの〜」

「?」

 

抱きついたままゆうまは話し続ける。

 

「一緒にいなきゃやなのぉ〜離れるのやだぁ〜」

 

遂には泣きながら喋るまでになってしまった。何でこうなったのか必死に考える。ふとテーブルに置いてあるアロマオイルに目を向ける。まさか…アロマオイルの匂いでゆうまがこんな風になっちゃうの!?

 

「どこみてるのぉ〜、僕だけをヒックみてよぉ〜?僕のこと嫌いヒックなの〜?ヒック」

 

頬を両手で掴まれてゆうまに視界が切り替わるとゆうまは泣きそうになってた。いや、寧ろ泣いてる。

 

「大丈夫だよゆうま!私だってゆうまのこと大好きだから!ゆうまだって私の事好きでしょ!?」

 

私がそう言うとゆうまはコクンと頷く。

 

「だったら大丈夫。ゆうまの事は絶対に嫌いにならないから…ね?だからもう泣き止んで?」

 

私が子供をあやすようにゆうまの頭を撫でる。ゆうまはすぅすぅと寝息を立てた。

 

「いや寝るの早い!?」

 

そのままゆうまを離して膝枕する。

 

「……ゆうまがアロマオイルであんな風になるなんて思わなかったよ…意外な一面を見れたかも♪」

 

この後ゆうまが起きるまでずっと膝枕してました。起きてからその事を話すと全く覚えてないとの事だった。

 

 

日菜side

 

「へぇ、上原さんにアロマオイルを?」

「うん!おねーちゃんも作る?」

「私は遠慮しておくわ」

「えーっ!?和都くんへプレゼントしないのー?」

「ひっ、日菜!?いきなり何をっ!?」

「おねーちゃん顔あかーい♪」

「日菜…流石に怒るわよ…?」

「ご、ごめんなさい…でも好きなんでしょ?だったら感謝の気持ちって事で渡せば喜んでくれるんじゃな〜い?」

 

あたしがそう言うとおねーちゃんはそっぽを向いてそのままギター持って部屋に行っちゃった。ん?携帯なってる?誰からだろう?あ、おねーちゃんからL●NEだ。

 

『……今度教えなさい』

 

なーんだ、おねーちゃんも教えて欲しかったんじゃーん♪あたしはいいよーと返信した。

 

「アロマオイルは恋のニオイ…って言うのかな?なんだかるんってきた♪」

 

次に何のアロマオイルを作るか考えとかなきゃ♪

 




いつもより字数が少なくてすいません。
日菜の番外編ってかなり難しいなって思います。
いざ書こうとした時に何度も考えました。

結論:書くのが難しかったです!!
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