夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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第2章に入る前に番外編です!
タイトルで誰が出るかもう分かるかと思いますが…
※第10話「蘭の熱意とライブ」にわずかな修正入りました。
※メインヒロインはひまりです!\_(・ω・`)コレ重要!




大和麻弥番外編「機材オタクな先輩」

僕は今、ひまり、つぐみと一緒に江戸川楽器店に来ている。何故かと言うとつぐみの家の倉庫にあるアンプとスピーカーの調子が悪くなっていたからだ。

 

「雄天君もひまりちゃんもゴメンね?機材調達に付き合わせちゃって」

 

つぐみが僕とひまりに謝るけど僕は「気にしてないから大丈夫だよ」と言う。ひまりの方も「つぐと買い物だから全然問題なーい♪ゆうまも居るし♪」って言ってたからな。それにしても相変わらず江戸川楽器店はいい品揃えだなぁ…色々見て回ってるうちにスピーカーやアンプのコーナーに着く。すると

 

「フへへ……いつ見てもここの機材は最高ッスねぇ…」

 

スピーカーとアンプを見ている女の子がいた。白いタンクトップで少し濃いめの緑のズボンにサスペンダーを付けて眼鏡を掛けている。ラフな格好をしているからか、む、胸に目がいきそうになる。ってか「フへへ」って、女の子がそんな笑い声で良いのかなぁ、もう少し女の子らしい笑い方……ん?

 

「……もしかして麻弥さんですか?」

 

僕はフへへと笑っていた女の子に話しかける。すると向こうは声に気づき僕達の方を向く。そして

 

「滝くん!? 滝くんじゃないっスか!?お久しぶりっス!!」

 

「お久しぶりです麻弥さん!4ヶ月ぶりくらいじゃないですかね!?」

 

僕と麻耶さんが盛り上がってると後ろのひまりとつぐみが僕の肩をつつく。

 

「ゆうま、知り合い?」

「雄天君。この人は?」

 

そうだ。ひまりとつぐみに説明しないとな。僕は2人に事情を説明するために1度店を出て4人でカフェに行くことにした。

 

 

〜カフェ〜

 

「ひまり、つぐみ、この人は同じ羽丘学園に通っている2年生の大和麻弥さん。pastel*palettesのドラム担当でもある人なんだ」

 

僕がそう説明すると2人とも納得してくれたようだ。パスパレの事は勿論知っていたのだが麻弥さんが眼鏡を掛けていたからなのか麻弥さんだと分からなかったらしい。そんなに分からないものなんだろうか?僕はすぐに分かったけど。

 

「いや〜眼鏡掛けてないとわからない人はいるもんなんですねぇ〜」

 

「すいません。麻弥さんだとは気付かず…」

「気付きませんでした…」

 

ひまりとつぐみは麻弥さんに謝ってるけど本人は至って気にしてないようみたいだな…カフェのケーキを食べているとつぐみとひまりが麻弥さんに問いかける。

 

『ところで麻弥さんとゆうま(雄天君)ってどうやって知り合ったんですか!?』

 

2人がシンクロしながら麻弥さんに問い詰める。麻弥さんは話し出す。

 

「ジブンと滝くんが知り合ったのは中等部の時で、最近会ったのが4ヶ月前っスね…それじゃ4ヶ月前の話のほうが話しやすいので、その話をしましょうかね…」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

麻弥side

 

4ヶ月前……

 

ふぅ。代理だとはいえ練習はキツかったッス〜

ジブンは今練習を終えてSPACEのカフェテリアで休憩中です。

 

「……アイドルバンドかぁ…ジブンにはそういう華やかなものは無理っスよ…」

 

ケーキを食べながら呟く。すると、

 

「あれ?麻弥さんじゃないですか。こんなとこで何してるんですか?」

 

声のした方を向くと滝くんがいた。滝くんとは中等部で知り合ったんですよ。そのころは楽器店でたまたま会うみたいな感じだったんですが楽器の話で意気投合したんですよ。本名は滝河雄天ってちゃんとあるんですけど、下の名前で彼の名前を呼ぶとしっくりこないんですよねぇジブン。だから滝くんって呼ぶことにしたんです。

 

「あ、滝くん。ここで会うなんて珍しいですね?」

 

「僕はSPACEでバイトしてるんですよ。今終わったとこですけども。ってか麻弥さんこそ珍しくないですか?カフェにいるなんて。」

 

「実は…」

 

滝くんに事情を説明する。

 

「……なるほど、アイドルバンドのドラムを代理としてやっていたんだけど本格的に加入しないかって言われたんですね?」

 

「まぁ、そんな感じッスね。……ジブンみたいなのがアイドルもだけどバンドなんて、可笑しい話ですよね……?」

 

それを聞いた滝くんは少し考えてから話を切り出してきた。

 

「楽しくなかったんですか?」

 

「へ?」

 

滝くんはもう一度聞いてきた。

 

「麻弥さんはバンドメンバーの代理とはいえ、他のメンバーと音合わせしたりして楽しくなかったんですか?」

 

「…楽しくないわけではなかったッス。どちらかと言えば楽しかったですよ。一緒に出来たら良いなぁと思ってはいます。ただ、ジブンがアイドルをやるのが可笑しいんじゃないかって思ってるんスよ…」

 

そうジブンが答えると滝くんは

 

「一緒に演奏したいならしたいって言えばいいじゃないですか?僕は何も可笑しくなんてないと思いますよ?麻弥さん可愛いですし。可笑しいか可笑しくないかなんてやってもないのに言うのはもったいない気がしますよ?まずはやってみる。それが解決策だと僕は思いますが?楽しかったなら続けちゃえばいいんですよ。可笑しいか可笑しくないかは話はそれから考えればいいんですよ。もしまた今日みたいな相談事があればいつでも相談に乗りますから、ね?」

 

と言ってくれた。それを言われてジブンは何だか心が軽くなった気がしました…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

雄天side

 

「…と、まぁこんな感じでジブンはpastel*pastelsに正式に加入するに至ったんですよね…懐かしいッス」

 

麻弥さんが話し終わると何だか恥ずかしかった。そう言えば麻弥さんに言ったなぁ〜思い出しただけでもかなり恥ずかしいセリフ言ってるなぁ僕。ひまりとつぐみの方を見ると

 

「ゔゔうぅ…いい話だよぉ〜」

「雄天君は、やっばり、優じいよぉ〜」

 

ものすごく感動して泣いてらっしゃる!?ちょっと待ってちょっと待ってどこに泣く要素あったの!?僕はただ麻弥さんを後押ししただけなのに!?こんな感動エピソードだったっけ!?大袈裟だなぁ…

 

「あらら、2人とも泣いちゃいましたね…」

 

麻弥さんが困った顔で僕の方を見る。いやこれ貴女が感動させたんですよ!?

 

「ケーキ代はジブンが払っておきますので。これから仕事なのでこの辺で失礼させてもらうッス」

 

麻弥さんが会計に行こうとする。

 

「麻弥さんいいですよ。僕が払っておきますから」

 

僕が財布を持って立ち上がるが、

 

「大丈夫ッスよ、話を聞いてくれたお礼ッス。滝くんは2人の傍にいた方がイイっすよ。それじゃあ滝くん、また学校で」

 

そう言って麻弥さんは会計をして行ってしまった。さて、泣いてる2人はどうしようかな?ひまりたちの方を向くと2人とも泣き止んでいた。そして

 

「ゆうまぁ、いい子だから頭なでなでしてあげるぅ〜」

 

えぇ!? 何故そうなる?そう思ったのもつかの間、ひまりに頭を撫でられる。つぐみも

 

「わ、私も撫でる!」

 

と言って僕の頭を2人で撫でてきた。顔を赤くしながら対抗しなくていいのに…ってかこの状況、すっごい恥ずかしい…

(今日僕、もしかして恥ずかしい思いしかしてないんじゃないのか…?)

 

そう思いながら僕はひまりとつぐみに暫く撫でられ続けるのであった。

 あ、この後ちゃんとスピーカーとアンプを買って帰りました(危うく忘れる所だったよ…)




いかがでしたか番外編?
ガルバイベントみなさんどこまでいきましたか?僕は190000くらいですかね…
UA数とお気に入り登録が増えていって思わずフへへと笑ってしまいそうです。
もしよければ感想、評価、コメントよろしくお願いします。いつでも待ってます!!

追記 漢字間違いと、一部文章へ修正いれました。
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