夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
鮫島イツキ
在籍校 羽丘学園
学年 3年生
誕生日 7/7
好きな食べ物 魚介全般、パプリカ、
嫌いな食べ物 レモン
もう少しでお気に入り登録者50人になります。UAも増えていって凄く嬉しいです!これからも頑張りますので何卒よろしくお願いします!!前回に新しくお気に入り登録してくれた人を紹介できなかったので後書きに記します。すいませんでした。
それでは6話になります。どうぞ〜
ぼ、僕が巴の変わりに祭太鼓の演奏!?
確かに僕は祭太鼓経験者だからできない訳では無いが…熱中しすぎて周りが見えなくなっちゃうんだよ。まぁ、一括りにしたら暑苦しくなるのかな?例えるなら松岡●造で
「もっと、熱くなれよおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
的な感じになってしまう。暑苦しいといったら鮫島先輩みたいな感じになっちゃ…
「巴!? 今日の祭太鼓出れなくなってしもうたのはホントなんか!?」
うわっ!?噂してたらホントにいた。
「ってか鮫島先輩!? いつから居たんですか!?」
僕が聞くと先輩は、
「ん? 雄天がお嬢と玄関前で喋ってた時からじゃけどそれがどないしたんか?」
鮫島先輩がそう説明する。
…………え?僕があこと玄関前で喋ってた時から?ってことはずっと後ろにいたってこと!?怖っ!!ステルススキルでも持ってんのかこの先輩!? あ、お嬢ってのはあこのことだ。あこって呼ぶと先輩何故かしっくりこないらしい。
「ってかあこ、気づいてたなら言って欲しかったんだが…」
「いやー実はあこ、鮫島先輩にも声掛けてて雄天先輩に伝えるの忘れてたんですよー」
「うん。僕が来た時に言って欲しかったな」
「ワシは雄天来る事知っとったぞ?」
「よし、ちょっと黙ろうか先輩♪」
きっと今の僕は笑ってるけど怒ってるんだろう…そんなことを話していると巴が、
「鮫島先輩すいません。この通り今日の祭太鼓できなくなっちまったんですよ。」
そう巴が言うと先輩は残念そうだった。
「巴と出来ないのは残念じゃが、代行者はおるんか?」
先輩がそう聞くと巴は、
「だから今ユウの事を呼んで交渉してたんですよ。アタシの代わりに今日出てくれないかって」
そう巴が言うと鮫島は僕の肩を掴んで
「雄天!! 巴の分までワシらで後夜祭の祭太鼓を盛り上げるんじゃ!!ワシら漢が立ち上がらずしてなんぼじゃ!!そうじゃろ!?滝河雄天!!」
泣きながら僕に語ってくる。あぁホント暑苦しい。オマケに泣いてるし…
…ん?あれ?いつの間にか僕がやる事になってる?
「おぉ!ユウ、アタシの代わりに祭太鼓やってくれるのか!?ありがとよユウ!!」
「あ、えーと、僕はまだOKとは言っ」
「先輩!!おねーちゃんの為にありがとうございます!」
うん。これは断れないな。無理だ。絶対断れない雰囲気だもん。
「そうと決まったら練習じゃあァ!!」
『おぉーーーーーーー!』
…はぁ、仕方が無いな。僕も腹を括るしかないな。それはそうと気になる事が。
「巴?その事は蘭達には伝えたの?」
僕がそう聞くと
「まだなんだよ。最初は祭太鼓やった事ある2人に言おうと思ってな。」
巴はそう答えた。
「じゃあ蘭達には僕が伝えとこうか?巴は安静にしててね?」
「あぁ、助かる。ありがとなユウ。でも祭太鼓は見に行くからな?」
「じゃあ僕は今から伝えに行くから、一旦戻るよ。」
そう言って僕は家を後にした。鮫島先輩はと言うとダッシュで祭太鼓の練習に行ってしまった…とりあえずは蘭達に伝えないとな。つぐみにL●NEしてみんなを呼ぶかな。
『つぐみ? 話したいことがあるから。メールじゃあまり伝わらないかも知んないからカフェに蘭達集めて待ってて』
『いいよー。蘭ちゃん達に伝えるねー。』
よし、これでOKだ。僕はつぐみの家に向かって走り出した。
数分後…
「みんな! 遅れてごめん!」
つぐみの家につき扉を開けた。みんな先に席に座って待っていた。
「雄天、突然呼び出すって、何?」
「マー君どうしたの〜?」
「どうしたのゆうま?」
「雄天くん。みんな呼んだけど…何かあったの?」
みんなが僕に質問してくる。その中僕は話始めた。
「今日の後夜祭で巴が祭太鼓やるのは知ってるよね?」
そう僕が言うとみんな口々に、うん。知ってる。と言った。そしたら蘭が質問してきた。
「今回あたしらを呼んだことと巴が出る祭太鼓が関係あるの?」
僕は、
「勿論だ。じつはその祭太鼓、巴が手首を捻挫して今年は出来なくなっちゃったんだ」
言い終わるとみんな驚いていた。そりゃそうだよ。中学の頃からずっとやってたんだからな巴は。その巴が今年祭太鼓に出れなくなったんだからな。
「…それ、マジ?」
「トモちん出れないの?」
「ええっ!?」
「今年は見れないの?」
みんなが口々に僕にいう。
「だから僕が出ることにしたんだ。今朝あこが僕を呼んできて巴と一緒にお願いされたんだ。」
僕がそう言うとみんなが、
「雄天が祭太鼓?明日雨とか降らないよね?」
「マー君が叩くのかぁ〜心配だ〜」
「ゆうまが!?出来るの!?」
「雄天くん、熱は無いよね?」
…応援どころか心配しかしてなかった!! つぐみの熱はともかく、蘭さん!?雨は振らないからね?僕のこと何だと思ってるんですか!?
「いや、これでも僕は祭太鼓やった事あるからね?」
「世の中には科学じゃ解明できないことあるんだね〜」
「酷い!! モカ、今のは流石に酷いよ!?」
僕がそう反論するとモカは冗談だよマー君と言いながらパンを笑顔で頬張る。うぐっ。ムカつく…
「ま、まぁまぁモカもゆうまもそのへんで、ね?」
ひまりが仲裁してきた。助かった…それを見てた蘭が話に入ってきた。
「まぁ、話をまとめると巴が出れなくなって雄天が出ることになったって事でしょ?」
「まぁ僕の言いたいことはそういう事だ」
「ま、頑張りなよ。あたしらは巴連れて見に行くからさ」
「お、応援してくれるのか蘭。ありがと」
「はあっ!? お、お、応援なんてしてないし、バカじゃないの!?」
ツンデレだなぁ蘭は。心の中で発言して、
「ハイハイ。そういうことにしておくよ。とにかくありがとね今日は集まってくれて。みんなには今度お礼するよ」
そう言って解散になった。
この言葉が後々に僕が苦しむ種となるとは、この時の僕は知らない…
ーー商店街ーー
時は過ぎて祭太鼓の時間がやってきた。商店街会長に巴の事と僕が代行者として出ることを話したら
「雄天くんがやってくれるのかい!?」
と目を輝かせながら言ってきた。やめてー会長。ハードル上げないでー期待しないでくださいお願いします。太鼓を運んでいると
「雄天」
と僕を呼ぶ声がした。振り向くとそこには蘭達5人が浴衣姿でいた。いつもとは違う感じで思わず魅入ってしまう。
「…そんなマジマジと見ないでよ、恥ずかしい」
蘭が恥ずかしがってた。イイねイイね最っ高だねぇぇぇぇ!!
「よぉユウ。ありがとな」
「巴!大丈夫なのか?」
「明日ぐらいには治るだろうしな。それに浴衣着るのはあこが手伝ってくれたから」
とにかくよかったよ、そしてつぐみとモカも浴衣姿だった。モカが浴衣姿なのは珍しいな。
「2人ともよく似合ってるよ。」
僕が褒めると
「あ、ありがと雄天くん/////」
「へへへ、いえーい/////」
2人とも顔を赤らめて照れていた。そしてひまりはと言うと、
「ねーねーゆうまー?あたしの浴衣姿は?」
すっごく似合ってのはわかっているんだ。うん。それ以上にやっぱり、胸に目がいってしまう。で、デカイ……理性を保たなきゃ。
「ひまりも似合ってるよ?」
「?嬉しいんだけど何で目をそらしてるのかな?」
そんなことを話していると
「オゥ!雄天来おったか!そろそろじゃから準備しぃや…って、とととと巴!?ゆ、浴衣姿じゃとぉ!?」
鮫島先輩が驚きながら巴の浴衣姿を見ている。そしてものの数秒後、鼻血を出しながら気絶した。
「えっ!?ちょ、先輩!?ここで鼻血出して倒れないでください!! この後祭太鼓叩くんでしょ!?」
鼻血を出してる鮫島先輩を引きずって僕は太鼓のとこに向かった…あーもう、鮫島先輩巴に弱すぎ!!!!!!!!!
暫くして目を覚ましたバカ…おっと失礼、鮫島先輩は太鼓の準備にいった。まぁ僕もだけど。
「おっと、忘れるとこじゃった!雄天、ホレ」
鮫島先輩が僕に物を投げてきた。ハチマキだ。
「これ巻いて気合い入れるんじゃ!!」
そう言えば巴も巻いてたよな、コレ。さーて巻いて準備するか…
ーーAfterglow sideーー
「そろそろだよね?」
蘭が巴に問いかける。
「あぁ、そうだな」
「マー君の太鼓、どーなるかなぁ」
「雄天くんだったら大丈夫だよ、ね? ひまりちゃん」
「そーそー。ゆうまなら大丈夫。」
そんなことを話しているとセンターの祭太鼓に鮫島先輩と、
いつもとは違う雰囲気を醸し出している滝河雄天が歩いてきた。そして雄天が、
「野郎ども!! 後夜祭も楽しんでるかぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
と馬鹿でかい声で周りの客に言うと歓声が巻き起こる。巴は分かってたとばかりに笑っていたが、後の4人は口を開いたまんまだ。
「「「「アレが雄天(くん)(マー君)(ゆうま)!? 別人じゃん!!」」」」
巴以外の4人が巴に問いかける。巴は笑いを堪えながら説明する。
「そういやみんなには言ってなかったな。ユウはハチマキ巻くと、気合が入り過ぎてあんな感じになるんだよ」
と答えた。
((((殆ど別人じゃん…))))
そんなことを考えてると、
「行くぜぇぇ!!オレとイツキ先輩が叩く太鼓に酔いしれろよぉぉぉぉぉぉ!興味ある奴もねぇ野郎もバカ騒ぎする準備はいいかぁ!!!?? 」
雄天が再びお客に聞くと大歓声だ。鮫島先輩はと言うと、
「お、おい雄天?どうしたんじゃ?」
思わず質問していたが、
「ノリわりーゾォ!?そんなンじゃ盛り上がんねーぞぉ!? イツキ先輩ぃ!」
一人称までオレになっている雄天に一蹴されていた。それが鮫島先輩の心を燃え上がらせた。
「ようわからんが、ワシも燃えてきただぞぉ!いくぞぉ雄天ぁぁぁぁぁ!!」
今年の後夜祭、大盛況だったのは言うまでもなかった…
雄天side
祭の片付けが終わって僕は家に向かった。あー、頭がガンガンする。風呂入って寝よう、うんそうしよう。
「ただいまー」
ん?リビングの電気が付いてる?誰だろう?
「おかえりゆうま。待ってたよ♪」
「ひまり!?どうやって中に?」
「部屋の窓から侵入させていただきました♪」
「浴衣姿でか?」
「そうだよ♪」
まぁいいやとリビングに行き腰を下ろそうとするとひまりが、
「待って!」
と言ってきた。何?と聞き返すとひまりが自分の膝をポンポンを叩いてこちらを向いている。
「疲れたでしょ?膝枕して…あげるから、ここに頭置いて?」
僕はお言葉に甘えて膝枕させて貰った。
「凄かったよゆうまの祭太鼓」
「そ〜なの?」
疲れた声で僕は言う。
「覚えてないの?」
「何か熱中しすぎてあんまり覚えてないんだよ」
「そ〜なんだ。あ、さっきゆうまあたしの浴衣姿ちゃんと見て無かったよね?改めて聞くよ?ゆうま、似合ってる?」
ひまりがマジマジと見つめながら聞いてくる。僕もひまりを見て
「似合ってる。すごく可愛い」
「エヘヘ〜ありがとっ」
そして疲れてしまった僕はぐっすりと寝てしまった……
ーー翌日ーー
朝になったら僕は床で布団をかぶって寝ていた。ひまりの置き手紙があり
『かっこよかったよゆうま♪』と書かれていた。
僕は朝風呂に入って疲れを落とした。
つぐみside
羽沢珈琲店にて、
「そういえば雄天くん。お礼がしたいって言ってたけど、何してもらおうかな……あっ!」
あたしは雄天くんへ●INEを送った。
『あのさぁ、雄天くん。昨日お礼がしたいって言ってたけどさ、話があるから家まで来てくれる?』
まさかの滝河雄天はハチマキ巻くと一人称が俺になるようにしてみました。いかがでしょうか?評価、感想、コメントお待ちしています!
やっと150000ポイントたまりたした!イベントのイヴゲットです。皆さんはゲット出来ましたか?
新たにお気に入り登録してくれた響クレハさん、フユニャンさん、使露さん、獣耳が大好きな新月さん、魔法が使える堕天使さん、srシャリさん、大天使さん、Fubuさん、白露 時雨さん、たらこバターさんありがとうございます!
次回はつぐみ個別エピソードになる予定です。
ではまた次回。