艦隊これくしょん ~いつかまた、この場所で~   作:哀餓え男

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作者と朝潮

作者「ここまで読んでくださった皆様初めまして。作者の哀飢え男です」

朝潮「相手役の初代朝潮です」

作者「初代朝潮じゃ長いから『初潮(はつしお)』にしとく?」

朝潮「いきなり何を言ってるんですか?ぶっ飛ばしますよ?絶対に最初意外はルビを振るつもりありませんよね」

 

作者「……と、言うわけで最終回を無事迎えられました。最後までモチベーションを保てたのは読んでくださった皆様のおかげです」

朝潮「あ、誤魔化した」

作者「だいたい3か月半くらいですか、今思うと長かったなぁ……」

朝潮「三か月半も妄想を垂れ流した訳ですね、黒歴史確定じゃないですか」

作者「黒歴史とか言わないで……」

 

朝潮「で?妄想を垂れ流そうと思ったきっかけは何だったんですか?」

作者「最初は某SS投稿○報さんでSSを書き始めたのがきっかけと言えばきっかけですね。書くのが面白くなっちゃって」

朝潮「こっちを書き出してあっちはほったらかしですよね?」

作者「まあ……改変コピペの方はこっちに移動させましたし……」

朝潮「もう二つは?中途半端で止まってますよね?」

作者「その内書きます……」

 

作者「で!朝潮が主役のストーリー物が読みたかったんですけど、SSは見つかるけど長編物になかなか巡り合えなくてですね……」

朝潮「だから自分で書いちゃったと?」

作者「基本的に、無いんなら作ればいいじゃないって感じの人生を歩んできたもので……」

朝潮「その結果、二話目で私は殺されたわけですね。まさかゲームの方でも……」

作者「ゲームの方で朝潮型を沈めた事はありません!断じて!」

朝潮「他の子は?」

作者「ごめんよ……黒潮……」

朝潮「最低ですね。そういえば、艦これやり始めの頃は名前だけで黒潮さんを朝潮型と思ってましたね」

作者「だってあの頃は軍艦って言ったら大和くらいしか知らなかったし……」

朝潮「つまりニワカだったと?」

作者「いやいや、提督のほとんどはそんなもんじゃない?」

朝潮「作者さんくらいだと思いますよ?きっと他の提督は全艦種の経歴を最初から暗記してます」

作者「そんな提督は極一部だと思うんですが……」

 

作者「まあ、それはともかく。この作中で出て来た設定とまとめたいと思うんですが」

朝潮「別にまとめなくてよくないですか?まさか次回作を考えてるなんて事はないですよね?」

作者「……じゃあまずは、この作品の年号である『正化』からいきますか」

朝潮「無視ですか、まあいいですけど。設定も何も、平成以外で年号の候補に挙がった物の一つですよね?」

作者「そうですね、他にも『修文』がありましたが『正化』の方を使ったってだけですね」

朝潮「なぜそちらにしたんですか?」

作者「私のPCじゃ修文が一発で出なかったんです……」

朝潮「それだけ?」

作者「それだけ、え?ダメ?」

朝潮「いや、いいんじゃないですか?誰も年号なんて気にしてないでしょうし」

作者「まあ……年号自体に大した意味はないですしね……。単に、転生者的な人たちが歴史を変えた世界と現実を区別したかっただけですし」

 

作者「次は『艤装』についてです」

朝潮「しょっちゅう『偽装』って誤変換して誤字報告されてた奴ですね」

作者「誤字報告してくださった皆様、本当にありがとうございます」

朝潮「で、その艤装はこの作中ではどういう設定なんですか?」

作者「一言で言うと『力場発生装置』です。兵装を通して砲弾や魚雷などに纏わせれば『装甲』に干渉して貫く『弾』に、主機を通せば浮力や推力を発生させる『脚』に、身に纏えば『装甲』になり、艦娘でいる間は成長が抑制されます」

朝潮「作中で二代目が『装甲』を前面に集中とかやってましたが、そういう事も出来るんですか?」

作者「ぶっちゃけると、某H×Hの四体行の応用技『流』をイメージしてました」

朝潮「トビウオとかもですか?」

作者「あれのイメージは某ロボットマンガのファ○トムですね。」

朝潮「そもそも、どうしてトビウオなんて設定を考えたんです?」

作者「最初は『なんで海面に立ってる艦娘に魚雷が当たるんだ?』と言う疑問から『脚』を考えて、次に某動画サイトで、艦娘が海面を走ったり滑走したりしてる動画を見て、どうやったらああいう動きが出来るかなぁと思ったのがきっかけです。それと、動き自体に名称と効果を設定した方が書きやすかったので……例えば『前方にトビウオ』なら、『前方に約10メートル跳躍』的な感じですか?」

朝潮「つまり手抜きですね」

作者「そう言われると反論できない……」

 

作者「ではそろそろ、各キャラクターの設定(プロット時)などを語っていきたいと思うんですが……」

朝潮「もしかして私からですか?」

作者「お願いできますでしょうか……」

朝潮「構いませんよ、速攻で戦死させられた私からでいいのなら」

作者「お願いします……」

 

 朝潮(初代)。

 横須賀提督が鎮守府に着任して最初に出会った艦娘で初代秘書艦。

 正化21年着任で当時12歳。

 正化26年に退役し、横須賀提督と入籍予定だったが横須賀事件で命を落とす。

 享年16歳。

 性格は典型的な委員長キャラで融通は利かないが、世情に疎いため出鱈目な事でも信じてしまうほど素直でもある。

 運動音痴でお世辞にも才能があるとは言えないが、持ち前の真面目さと努力で重巡程度なら手玉に取れるほどの実力を手に入れた。

 使用技は、経験して来た戦況を事細かく分析し、マニュアル化した『広辞苑』と『トビウオ』。

 

朝潮「と言った感じです」

作者「ありがとうございます。では二代目朝潮ですが……こんな感じです」

 

 朝潮(二代目)。

 本作のチートキャラその1。

 正化29年着任で当時13歳(作中に誕生日を迎え14歳に)。

 幼少時に命を救ってくれた横須賀提督に恩返しをするために養成所の門を叩いたが、当時は陸軍と海軍の区別がついていなかった。

 養成所時代は、座学の成績は抜群だが、訓練用の内火艇ユニットと同調する事ができないせいで実技の成績は最低、『朝潮』の艤装と出会うまで他の駆逐艦の艤装とも適合できずに3年近く在籍していた。

 そのせいで自分を落ちこぼれの無能と思い込んでおり、大潮との決闘に勝つまでは横須賀で一番弱いと本気で思っていた。

 横須賀提督至上主義で、自分に自信がなかった頃でも提督のためなら味方にすら噛みつくほど凶暴な一面を持ち、『司令官を心身共に守る』という目的のためなら護衛対象を躊躇なく見捨てる事も厭わない。

 戦闘に関する才能は先代と違って抜群で、『目で見て、自分が必要と思った技術を無自覚にコピーする』という特殊な才能を持っているが本人に自覚はない。

 コピーするだけでなく、思い付きで『トビウオ』と『水切り』の合わせ技である『稲妻』を創作し、実行に移すと言う離れ業もやってのける。

 朝潮になったばかりの頃は茶色だった瞳も、初代朝潮を受け入れる事で同じ蒼に変わり、改装しても変化がなかった見た目とステータスも改二丁に変化している。

 使用技は『トビウオ』『水切り』『稲妻』『刀』『波乗り』『戦舞台』名前は設定していないが、砲弾を撃ち落とす技を窮奇との最終戦で使えるようになった。

 

朝潮「けっこうなチートキャラですね。見ただけでコピーできるとかインチキじゃないですか」

作者「実は、才能に関しての設定は、構想の段階では逆でした」

朝潮「なんで今のようにしたんです?」

作者「作中時間の一年で物語を終わらせたかった関係でそうしました。一発で戦艦棲姫を吹っ飛ばすようなトンデモ武器とか技は設定したくなかったので、学習能力をチートレベルにしたんです」

朝潮「なるほど、そのせいで私は真面目なだけの運動音痴にされたんですね」

作者「すみません……。では気を取り直してキャラ設定の続きを」

 

 横須賀提督。

 元陸軍大佐、正化21年に海軍へ移籍と同時に横須賀鎮守府へ着任。

 物語終了時38歳で元既婚者、妻子とは死別。

 陸軍時代の通り名は『周防の狂人』、日本刀で上陸して来た深海棲艦を真っ二つにしたという逸話を持つ。

 寄せ集め部隊である『奇兵隊』を率い、ろくな補給もないまま深海棲艦の上陸を阻み続けた。

 ロリコンであるが無差別ではなく、本人曰く『朝潮に特化したロリコン』。

 

 大潮(三代目)

 正化23年着任、当時10歳。

 初代朝潮が居た頃は明るいお調子者で第八駆逐隊のムードメーカーだったが、初代朝潮の戦死後は代わりを務めようと無理をしていた。

 使用技は、『トビウオ』『水切り』『稲妻』『刀』『戦舞台』、それに加え、頭を使わず反射神経だけで戦う『マリオネット』を使用する。

 

 満潮(二代目)

 正化24年着任、当時10歳。

 初代朝潮が戦死した時に入渠して戦闘に参加できなかったのがトラウマになっており、入渠する事を極端に嫌うようになった。

 使用技は『トビウオ』『水切り』『戦舞台』『刀』。

 

 荒潮(三代目)

 正化24年着任、当時10歳。

 ムツリム信者で定期的に集会に参加している。

 初代朝潮の戦死後、心身ともに消耗の激しい『深海化』が使用できるようになった。

 深海化中は性格と言動がチンピラのようになり、スペックも駆逐棲姫並みに跳ね上がる。

 使用技は『トビウオ』『刀』『深海化』。

 

 神風(初代)

 作中最強キャラ

 横須賀鎮守府への着任は正化21年だが、その一年前に全艦娘のプロトタイプとして完成した始まりの艦娘、当時13歳。

 スペックは全駆逐艦中最低で、他の神風型よりも低い。

 艦娘になる以前から横須賀提督から武術の手解きを受けており、艦娘になりたての頃は海上より陸上で戦う方が多かった。

 『波乗り』以外の全ての技の創始者で、戦艦の装甲すら貫く捨身技『神狩り』を奥の手とする。

 砲と魚雷以外に日本刀を装備しているが艤装ではなく、特殊な機能などないただの日本刀。

 横須賀提督を養父として慕っている。

 

作者「と、言った感じの設定をプロット時はしてました」

朝潮「満潮の設定が出番の割にすくないですね……」

作者「書き始め当初はあそこまで出すつもりはなかったんですが、思っていた以上に動かしやすかったんですよね」

朝潮「昼ドラとロボットアニメとボクシングマンガとゴスロリファッションが好きなのは後付けですか?」

作者「はい……行き当たりばったりの後付け設定です……」 

朝潮「他にもキャラは出てきましたが設定はないんですか?」

作者「ありません!完全にその場のノリで書いてました!」

朝潮「由良さんとか重要キャラっぽく出しといて左門とくっつけましたね」

作者「最初は由良が満潮ポジだったんですけどね……どうしてこうなった感がすごいです」

朝潮「神風さんは予定通りだったんですか?」

作者「実は神風ポジは叢雲にする予定だったんですが、これまた思った以上に動かしやすくて……」

朝潮「キャラ設定すらしてなかったのに?」

作者「はい……」

朝潮「と言うか、プロットとだいぶ展開違いますよね?」

作者「そうですね。プロットが何の役にも立ちませんでした。完全にノリと勢いだけで書いてます」

朝潮「もうちょっとちゃんとプロット練りましょうよ……」

作者「次からはそうします……」

朝潮「え?次とかやるんですか?」

作者「一応、三部作のつもりで書いてまして……。次は神風を主役にした前日譚的な話を書こうかと」

朝潮「もう一つは?」

作者「それはまだ秘密です」

朝潮「つまり、これからも黒歴史を量産し続けると?」

作者「黒歴史とかやめて……。次はある程度書き溜めてから投稿しようと思っているので、年内に始められればいいなと思っています」

 

 最後になってしまいましたが、ここまでお付き合いくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。

 正直な話、読者なんてつかないだろと思いながら書いていたんですが、この話を気にってくれた読者様がいると思うだけでモチベーションを保つことができました。

 綺麗に終わらせることが出来ているのか不安ではありますが、最後まで書き切る事が出来たのは皆様のおかげです。

 

 これからの予定ですが、一話から修正などを加えつつ(大幅に修正した場合は活動報告で報告します)『艦これで〇〇が〇〇を隠し持っていたシリーズ』の続きを書いたり、先に述べた、神風を主役とした前日譚を書いて行こうと思っています。

 

 最後にもう一度。

 

 私の妄想にここまで付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 


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