若干、今まで書いたやつの訂正もしていましたが……
気をとりなおしていきましょう。
皆さん、そういえばお気付きでしょうか?
若干、この小説にちょこちょこパロディネタがでてきていることに。
多分、ウォーリーを探さないでと同じくらいの難しさでしょうか?
さぁ、とおりゃんせ。GOです!
「僕のせいだと……」
不意にとおりゃんせを行った昨日のことを思い出す。
たしか、とおりゃんせって成功すれば『願いが叶う』ものだった……そこでの僕の願いは……
「銘夢さんと一生関わらなくていいようになること……でしたよね? 願い事」
とおりゃんせが僕の心で浮かび上がった言葉をそのまま告げた。
その言葉が聴覚神経に伝達された時、全身の血の気がひいてしまっていることが分かった。僕の心の中で後悔とぶつけようのないよく分からない感情が渦巻いている。
「え……士郎? それって……ホントなの?……」
驚きと悲しみを同時に表現したかのような複雑な表情でトムが僕に訪ねてくる。
否定なんか出来ない……実際あの時には連日続く不幸の種のトムがうざったくて仕方がなかった。弁解の余地なんてない。ただ、純粋にトムの存在をうっとうしく感じていた自分があの時いたのだから。ここで言えることは一つだった。
「あぁ、そうだよ……トムと合わなくていいように願ったんだ……」
「そう………」
トムが顔を隠し、体を小刻みに震わしていた。
それを見ている僕の心は後悔はほとんど消え失せ、あのときへの自分への怒りに満ち溢れていた。
軽はずみな行動をとってしまった自分への怒りで僕の体温はいつも以上に上昇していた。
「ありがとう……正直に話してくれて……」
「いや……あの……」
言葉が上手く紡げない。許してくれるという意味なのだろうが、今の僕にとってはそれが最も辛いものだった。
トムは顔をあげ静かにいった。
「士郎くんはツンデレなんだね♪」
「…………………」
………今この人はなんといっただろう?
体の体温が一気に冷めていく。
それと同時に何か別のものに対する怒りが込み上げてきた。
「……あれ? そのバット何に使うの?」
「………こう使うの♪」
メキョリ。
まっすぐに降り下ろしたバットはトムの顔面を漫画のように凹ませ、とても不快な嫌な音を立てた。
顔面の様子は見るも無惨な状態になり、赤と若干どす黒い鮮血が部屋に飛び散る。
『ここで事件が起こったのだ』と某推理漫画のような展開になりそうなほどの現状がわずか十秒で完成した。
「がはぁああ!?」
トムは大きく体をのけぞらせながらうごめき、のたうちまわり……
(……ピクピク……)
そして、静かになった……
「もう、あんた人間じゃないですよね? 外道ですよね。人間のゴミですよね?」
とおりゃんせが若干頬をひきつらせながら告げる。
恐らく、今この瞬間を誰かが見れば『いやぁああああっ!? 人殺しぃいい!!』と叫んで逃げていってしまいそうだ。いや、確実に逃げて警察に猟奇殺人犯として僕のことを伝えるだろう。
だが、僕の心に迷いは無かった。
だってこいつ妖怪じゃないか! 人権とかそんなのないしね。
「妖怪には人権ないって……いよいよあんた外道ですね……」
心の声が漏れてたらしい。
そうして、僕は被害者であるトムを還付なきまでに叩きのめし、再起不能にして『外道』という称号をえたのだった………
再びカオス。
外道という称号を勇者は手に入れたらしいです。
次回も読んでくれると嬉しいです。